今年の桜

東京、暑し。
先週は雪が降っていたのに、今日は半袖で窓を開けて仕事。

うちは目黒川が近くにあって、この時期は花見の人々で
駅での電車の乗り降りが超絶困難だったり、
コンビニに鬼のようなトイレ行列ができていたり、
いつもの喫茶店が混雑で打ち合わせ場所に使えなくなったり
けっこうな勢い。
やっぱりみんな、桜が好きなんだなあと思う。私も好き。














急激に暖かくなったからなのか、すでに蚊が発生していて
ズームで見ると、去年と違って花弁のあちこちに蚊が寝てた。
それを避けていったら、このように撮れる部分が減っていった…。







もう「春」というより、日向は「初夏」なんだよね。







太陽を浴びて、力いっぱい伸びる緑のなかで
「まだ春なのよおー!」とがんばる桜。













カモが水浴びしている目黒川の水面には、







すでに散り始めた桜の花弁が流れ、

地上の桜のトンネルがうつりこんでいて

とっても綺麗だった。
カメラをさかさまにすると、






「モネ的、桜吹雪」 Photo by MOKUREN IZUMI

いやー、今年はこの1枚が撮れたのでもう満足です。

 

写真―趣味の撮影 | - | -

憲法21条と、放送法と、首相と会食

政府は、高市早苗「電波停止」発言の際に、国連報告者から

「放送法撤廃」の特別勧告を受けたとき、すぐ跳ねのけたのに、

どうしてそれをいま、急に180度ひっくり返しているのか?
 

タイミング的に、やっぱり、官邸批判を鎮めるための脅迫手段
に使っているのではと思えてしまう。

読売と産経が声高に「民放解体」という言葉を発信していると
なんだか逆にあやしく思えてしまうのは、

私の良くない感覚かな……。

 

安倍首相が特にゴリ押ししていると報じられているし、
これじゃ、放送局トップは、ますます首相と会食したがるのでは?

 

高市前総務相が、放送法第4条「政治的に公平であること」を

根拠にして「電波停止」の可能性について言及したときは、

政府が、放送法よりも上位にある

憲法第21条「表現の自由」を理解していなかった

という大問題が指摘されて物議をかもした。

 

「政府批判ばかりにかまけていたら、権力は憲法なんか

違反して、おまえたち放送局を取り潰すぞ」

 

という意味合いになっていたからだ。

数日前、専門家の方からこの放送法の件について指南を得て、

「法解釈次第で政治的介入が可能にもなるような放送法は

本来は撤廃して、業界自身の倫理規定と、第三者機関の

チェックでバランスを保つべきだ」
という考えがあると聞いたのだけれども、

やっぱり、「憲法」を無視して政治的介入が成り立つ法律が

あり得るのかどうか、疑問が残った。


アメリカでは同様の「フェアネスドクトリン」が撤廃されて
いると言う人もいるけど、
そもそもケーブルテレビ主流で多チャンネル化している国と、
電波方式で数が少なく、なおかつ新聞と連動している日本と
では状況が違うと思う。
急激に自由化を推進した時、権力とカネを持つ者にたちまち
掌握されてしまわないか、価値の順列崩壊もふくめて、
状況を慎重に考えたほうがよいのでは…。
 

放送法は、「法律」だから「恣意的な法解釈」による問題が
起きてしまうのだろうけど、あれを定めた理由は、
《放送は国民文化に多大な影響を与えるものだから、
どんな政党・政府・団体・個人からも支配されることなく
自由独立のものにしなければならない》

という原則からだ。

 

だから本来、放送局の経営陣は、首相から会食に誘われたら、

「政治的公平の原則が崩れていく可能性がありますから」

と言って放送法を盾にしてでも断らなければならなかったと思う。

でもそれが崩れた。
ここは、メディア側の問題だと思う。
メディアトップに、本来あるべき矜持が失われているということだ。
そこに、組織全体の「忖度」という弱点も絡んでいくのだと思う。

メディアにおける公平・公正は、
「権力を監視する役割を果たす」ということだ。
政権批判と政権擁護をバランス配分して放送することではない。
 

今回の「安倍政権ゴリ押しで放送法撤廃」が聞こえてくると、

ますます首相に媚びを売れ、という方向に進みやしないか、

「首相と会食」が起こす影響の計り知れなさに目を向けている。

 

政治・社会問題 | - | -

「すべて公務員は全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではない」

国家権力はなんでもするんだとよくわかった。
首相夫妻、官邸の関与だけは明確に否定しておきながら、
それ以外のことは一切の証言を拒否する。
虚偽の答弁をして国民を裏切り、
公文書を改ざんして国民を騙し、
それがバレても国民を裏切る証言をする。
国民が大注目している証人喚問という場に出された官僚が、
公の僕としてのふるまいを完全に捨てて、
ほんの一部の権力者の下僕となる。

日本国憲法 第15条
「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、
一部の奉仕者ではない」


しかし堂々と「一部の奉仕者」としてふるまってしまう、
そんな一部の権力者に対して、憲法は無力なのか??
憲法はなんのためにあるのか??

「森友問題なんかより北朝鮮、改憲論議!」
「改憲論議なんかより森友、加計、スパ!」

こんなマスコミ対立も起きている。
国内の権力の暴走も抑えられず、
海外への侵略戦争への加担も抑えられず、
そんな憲法でいいのか?
 

4月8日(日)14時からのゴー宣道場は、
まさにいま日本で起きている現象をテーマにして
議論します。

憲法学者である山元一慶應大学教授と、
立憲的改憲を唯一掲げる国会議員・山尾志桜里氏
ゲストにお招きした議論、
参加応募締め切りは、本日まで。

 

第71回ゴー宣道場

議論のテーマ「権力の腐敗と立憲主義」

平成30年4月8日(日)午後2時〜@東京大崎

https://www.gosen-dojo.com/index.php?key=bbahns1fp-24#_24

日誌 | - | -

午後の証人喚問雑感

午後の証人喚問、一番手の自民党の冗長な尋問…というか
演説が寝不足の私にはつらすぎて、二番手の公明党が
「あなたの性格は?」
ってタレントへのインタビューみたいなことをはじめた
ところで、呆れてしまい、椅子の上で寝落ちしてしまった。
録画で全体見直したけど、午前の喚問でうろたえたところを
お昼食べながら補佐人と調整してきたって感じ。

あの補佐人は、甘利明や小渕優子などの大臣スキャンダルを
引き受けて来た弁護士だそうだ。

逢坂誠二議員が知人としての人情味あふれる言葉で
語りかけたところがハイライトだったけど、ダメだったね。

「私にはあなたが被害者に見える。自分の在任中に起きたこと
ではなく、前任の迫田さんの時代に行われたことなのに、
あなたが証人喚問を受けているのは理不尽だとは思わないか」

「その役職につけば、その職責を果たすのが役人の本分。
起きたことは前任の時代かもしれないが、その時に局長として
私が話を聞き、資料を読んだりして、それに基づいて答弁する
のが私の仕事。その時に問題があれば、それは私の責任」


あくまでも理財局とそのトップという役職にその時に
在任していた自分の責任であり、
連日連夜の質問に忙殺されて丁寧さを欠いた答弁をした、
国会の混乱をまねき、行政の信頼を失墜させ申し訳ない、
でも安倍夫妻からの影響はなかった、
なぜなかったかというと、当時そのような報告がトップの
私のところに上がってきていなかったからだ、
ただし、決裁文書のことについては証言拒否します、と。

午後のエクスキューズは、

「当時、私はそう思っていた」
「当時は、正しかったと思っていた」

という「当時の答弁」との整合性をとる受け答え。
それから、午前中の「私が勉強した中においては」の亜種で、

「局内で聞く中では、影響はなかった」
「去年の答弁にあたって、局内からの報告にそのような話は
なかった」

局内の話、当時の局内の資料では、という限定と、
その話や資料が正しいかどうかはわからない、という

核心は闇の中に沈めたままという証言。

昭恵夫人からの影響がなかったかどうかは、職員全員から
聞いたわけではないのに、なぜ「まったくなかった」と断言
できるのかと問われると、

「職員を信じている」

と答えた。つまり、信じるか信じないかの主観であって、
ファクトにもとづいているわけではない、ということだ。

あと、今回の証人喚問にあたって、政府や与党関係者から
接触はあったかと聞かれると、
「私は補佐人とだけ相談している」
と答えた。
その補佐人は、政府与党関係者と接触していないのかと
聞かれると、補佐人とごそごそと相談したあと、
「ないということです」。

でも、あの補佐人には偽証罪の縛りがないからね。
補佐人が「ない」と言うから「ない」と答えたのであって、
佐川氏は、補佐人を信じていて、それが正しいと思ったと
いう逃げ道が成立するもの。

あとはメディアの伝え方だな。
「まったくない」「一切ない」「関与はない」「影響ない」
という部分だけバシバシ流すところと、
エクスキューズを解説するところと。

日誌 | - | -

証言拒否とかみ合わなさ

午前中の佐川宣寿氏の証人喚問、
改ざんが起きた時期や、誰が誰にどう指示して行われたか、
いつ改ざん前の決裁文書を見たのかなどはすべて証言拒否
するのに、安倍夫妻と官邸の関与だけはビシッと否定。

ただ、この否定は、
「私が勉強した中においては」
とエクスキューズがついてたな。
実際に値引き交渉が行われた際の理財局長は前任の迫田氏で、
佐川氏は、問題が発覚してから文書や資料を読んで把握し、
部下から上がってきた答弁書を読み込んで答弁に立つという
役割なわけだから、「勉強した」ということになるわけだけど、
その、自分のもとに上げられた資料や答弁書が本当に正しいか
どうかには答えていないし、
当時は月曜から金曜まで国会対応のため、
「連日連夜、朝まで休むことのできない中、余裕がなく」、
《勉強しきれていない部分》があったんじゃないか?
という逃げ道あり。


あと、「昭恵夫人の関与がなかったとなぜ断言できるのか」
と聞かれたときも、
「自分の在任中は個別案件に関わることがなかったから…」
みたいなことを言って逃げようとして、完全に破綻してた。
昭恵夫人の関与があったかもしれない時期は、
佐川氏の在任中ではなく、迫田氏の在任中のことだというのは
人事の時系列で明らかになっているのだから、
この答え方だと、
「自分の在任中は関わってないから、
昭恵夫人の関与がなかったと断言することはできない」
という意味になる。

明確に昭恵夫人を守りながら、理財局の責任にして尻尾として
切られる方針のようだから、
質問の中にこまかいカラクリを仕掛けて、証言の齟齬を引き出す
しかないって感じ。仕掛けが細かすぎて、普通に聞いていたら
意味がわからないよな。
午後も見てみよう。

って、昨夜寝そびれて、もうショボショボして限界だけど、、、

日誌 | - | -

連載と出演

幻冬舎plusでの連載「オオカミ少女に気をつけろ!」

第3回"AIが暴走した"ってニュースは本当?

が本日配信になりました。

http://www.gentosha.jp/articles/-/9959

 

「Facebookの開発していたAI同士をしゃべらせたら、

人間に理解できない独自言語を開発してしまい、

研究者が慌ててシャットダウンし、処分した」

というニュースにびっくらこいてわくわくした私。

 

…しかし、行き着いたのはロシアのフェイクニュースサイト。

その結末の回です。

どなたでも無料で読めますので、ぜひお楽しみください。

 

幻冬舎plus 泉美木蘭

「オオカミ少女に気をつけろ!〜欲望と世論とフェイクニュース」

http://www.gentosha.jp/articles/-/9959

 

 

明日27日は、朝7時よりMX「モーニングCROSS」

コメンテーターとして出演します。

オピニオンコーナーでは、「フェイクニュースと広告代理店」

というテーマで話します。

 

 

 

 

 

泉美木蘭からのおしらせ | - | -

フジ産経のフェイクがひどすぎます

フジテレビと産経新聞の安倍夫妻擁護があまりにひどすぎる。
トッキーが書いている通り、今朝の産経新聞は、完全にフェイク。

 

トッキーブログ

産経に騙されるな!森友問題の本質は「8億円値引き」だ!

https://www.gosen-dojo.com/index.php?key=jok5iw5hn-736#_736

 

「昭恵氏言及前に売却方針」って、

そら、売地なんだから、
ずっと売却方針の土地ですけど?


「安倍昭恵首相夫人について言及する7カ月前から、
近畿財務局が、売却を前提に森友側に土地を貸し付ける方針を
固めていたことが25日、決裁文書の記載から分かった」って、


そら、国が売却先を公募して、そこに申し込んだ

のが森友学園ですから、「売却を前提」に交渉が

はじまってますよ。
不自然な値引きに至っていくのは、その後、

昭恵夫人の存在があからさまになってから!
 

まずは賃借後の購入でOKか、というライトな交渉があり、
しかし、だんだんと経営方針に問題があるんじゃないかとか、
大阪府からの認可が下りるのかとか、籠池氏とのやりとりの
経過に不信が生まれたりするわけですよね。

で、急に神風が吹いたのが、昭恵夫人との関わりですよ。
そこから苦悶の値引きストーリーが編み出されてゆき、
事実がスクープされると、今度は公文書改ざんへと発展し、
そのしわ寄せの結果が、職員を追い詰めて自殺させるところ
に至っているんじゃないですか!



フジテレビはフジテレビで、昨夜の「Mr.サンデー」、
橋下徹氏がずいぶん持ち上げられて登場し、
「官僚が政治家に忖度するのは民主主義」なんてむちゃくちゃ
なことを言って、官僚を「公僕」でなく「政治家の下僕」と
見るような暴論
を展開。

「巨大な組織を動かすのには、人事権で動かすしかない」
北朝鮮だったら『言うこと聞かなきゃ殺すぞ』で終わりますよ?
それ日本でできないんですから。人事権で動かす、予算で動かす
のは当たり前ですよ」


なんて、独裁者側に立って安倍夫妻の弁護士として振る舞って
いました。
この件については、ライジングの原稿に書いたので明日配信の
予定です。

政治・社会問題 | - | -

産経新聞、きょうの詭弁

今日の産経新聞に、ジャーナリストの門田隆将氏が
《「クレーマー国会」のなれの果て》と題して、
マスコミと野党の森友追及に対してクレームを入れまくり、
そんなことより北朝鮮じゃい! と怒っておられます。
門田氏いわく、

「あの土地は、大阪空港騒音訴訟の現場であり、
どうしても国が手放したかった物件」
「国は、やっと現れた“買い主”を逃がしたくなかった」


とのことだけど、
森友学園が現れる2年前、2011年3月に土地取得を申し出た
大阪音大の件はどうなるわけ?
国は、現れた買い主、逃がすどころか断わってるじゃない。
そして、森友学園の隣接地について、

「野田中央公園になっている隣地は、国が補助金をぶちこんで
実質98.5%もの値下げになっていることでも、この土地の特殊性
がわかる」


とのことだけど、
野田中央公園は「防災公園」です。
国から地方自治体に、災害時の「広域避難地」としての目的、
火事の延焼を防ぐために整備するという目的で、正当な補助制度を
受けたものですし、実際に避難時設備が公園内に充実しています。
条件をクリアして国交省の正当な補助制度を受けて、購入費用に
充てたわけです。


また、当時の金融ショックの影響で、2009年、地方自治体には、
公共投資のための
経済危機対策臨時交付金という制度が創設され
ていて、防災用の公園用地を購入するにあたって、正当な理由で
補助を受けています。


それに野田中央公園は売却額が約14億円。
14億円の価値として購入し、その支払いに国からの補助金が
充てられて処理されるという手順ですけど、
森友学園の場合は、もともとの売却額そのものが1億3000万円に
値引きされてるというのがおかしいって話なんですよ。



森友学園とは、全然話が違います。
《となりの公園も安い! もともとタダ同然の土地なんだ!》
というのは詭弁というかフェイクです。
だめ、そういうフェイクは。

 

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