シールズのペットになったネット民たち

どこに投票したらよいのかわからない人は、
いま、フェイスブックかツイッターでシールズの奥田くんに
自分の選挙区を伝えると、奥田くんがオススメの候補者を
答えてくれるらしい。
それで奥田くんのツイッターを見てみたら、

「東京都です。比例代表についても教えてください」
「愛知のオススメを教えてください!」
「広島の推薦教えてください」
「兵庫です。誰に投票すべき?」
「神奈川です。自分の思いは社民党ですが、今回は票を
活かしたいので共産党か民進党か教えてください」
「東京と神奈川を教えてください。あと比例も教えてください」
「北陸はどうですか?」
「京都です。まったく無知なので教えてください」
「神奈川ですが、どんな状況ですか?」


こういう問い合わせがいっぱい、いっぱい、奥田くんに届いてて、
頭がくらくらした。

無知な人々を釣り上げて、投票権を取り上げてるんですけど…。
いいのか、これ。シールズのペットだよ、これ。

 

『自分で決められない愚民が、投票しないままで生きてきたから、

社会がおかしなことになっている』というのがシールズの主張だと

思ってたのに。

結局、自分で決められない奴には俺が決めてやる、ってことなら、

愚民は愚民と断じているようなもので、本末転倒もいいところ…

というか、あまりにも酷いんだけど。

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自分のレベルでしか、他人を判断できない

あいつはおかしい、自分は正しく客観視できている!
誰もわかっていないことを自分は指摘しているのだ!
・・・と思ったら、実はあとあと、それって単に、
他人を見くびっていただけだったとわかる、ということが
若いうちから何度も繰り返されるのが、
人間の成長の過程だったりするよね。

これは私自身にも跳ね返ってくることだけど、人ってやっぱり、
そのときの自分のレベルの範囲でしか、他人や物事を判断できない
ところがある。
自分ではわかっていないけど、色眼鏡ごしにしか人を見ることが
できていなかったり。
いや、色眼鏡というより、レンズの内側に鏡のついた眼鏡をかけて
しまっていて、ヘンテコなあいつの目を見ていたつもりなのに、
実はそれは、自分自身の瞳でしかなかった、みたいな。

以前、門弟のMさんが指摘された、
自分の体験や見聞がこびりついてしまうと、社会を見極める目から
客観性が失われてしまう、という現象と似ているかもしれない。

この鏡のレンズを割るには、勇気がいる。痛いから。
他者や物事の背景への想像力を磨く鍛錬もいると思う。

でも、そういった想像力の鍛錬を怠ったままで、
自分の言いたいことを聞いてほしい
自分の背景を知ってほしい
自分の存在を尊重してほしい
という要求だけを他人につきつけて憚らない、
そんな自分のレベルでしか他人を判断できなくて、
他人の足を引っ張る人でいっぱいなのが、
いまの日本の現実なんだよね。


あ。
関係ないようで関係ありそうなんだけど、
私には心の標語があるんだ。

恥をかき、頭をかいて、
汗をかき、文章をかく。

恥をかくのがいやで、単にマスかいてるだけになったら終わり。
汗もかかずに文章なんて書けない。

まとまりのない独り言みたいになっちゃった。ちょっと寝不足で。



 

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EUが人類の夢の最高峰だと思ってる人

昨夜、雨のなか荷物を抱えて大変だったので、たまらず、
滅多に乗らないタクシーを拾った。
すると、運転手さんが、サービストークで、
「EU、離脱ですねえ」
と。そうですねえ、と相槌だけ打ったら、

「本当にバカな人間たちですよねえ。
人類はみんなもともと一組の祖先から生まれた兄弟なんですよ。
やっと人類はね、あのEUを作り出して、人種をまぜこぜにして、
どんどん混血させて、みんな一緒の、みんなひとつの兄弟に
進化していくところだったのに」


ほええ!?

「それがまた、枠を作って、白人は白人だけの枠、黒人は黒人だけの枠
イスラムは中東へ、メキシコ人はメキシコへ、っていう時代に
逆戻りですよ。
本当に残念だ。イギリス人はまるでトランプですよ。
とんでもない差別主義者ばかり。本当にバカだと思いますよ」


ふええ!?

あっけにとられて「はー」「そーですか」と相槌を打っていたら、
どうも、この人は、

EU=人種の垣根をなくし地球市民を目指す人類最先端=夢の最高峰♥

だと思ってるみたいだった。
間違った方向の最高峰だってあろうよ。
投票率72.2%。ちょっと考えりゃ、差別主義者の台頭などではなく、
現実のイギリス国民が、どれだけ生活のなかでうんざりしてきて、
この問題に関心が高かったかが感じ取れるとおもうんだけど。

街角インタビューを受けていたイギリス婦人が

「外国人が多すぎて、病院で何時間も待たされ、私たちは治療を
受けられないのよ。おかしいわよ。もううんざりです!」


と激怒するのを見て、私は、そりゃイヤだよなあ、うんざりだよな、

とうなづいたんだけど、EU信仰、グローバリズム信仰の人は、

こういう生活者のまともな怒りの声を、
「地球みな兄弟だぞ、バカなレイシストめ」と一蹴するのだろうか。

 

一人間の分際で、そんなに人種をまぜこぜに混血させたいっていう

考え方も、なんだかよくわからん。
日本にお住まいになって、周りが日本人ばかりで、自分も日本人で、
日本人相手にサービスする仕事をして、
それがもう苦痛なんですかね??


普通の生活のなかから生まれる、実感のある声を聞けなくて、
「兄弟」なんて白々しいこと言わないでほしいと思っちゃうよ。

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動画収録と、パンダ天国

今日は動画収録でした。
ジャーナリスト・笹幸恵さんとの『ゆきりん♥もくれん 淑女我報』

神道学者・高森明勅先生との『古事記ワンダーランド』
それから今日は、高森先生から急遽ご提案をいただき、
『日本の貧困』をテーマにした15分程度の特別番組も。

今売りの週刊SPA!「若者の貧困 衝撃ルポ」が載ってるけど、
私がライターをやっていた12~3年前は、今よりもっと貧乏を

笑う感覚があって、貧乏社会人=ワケアリの特殊な人たち、

だった。編集者から、


「30代で年収300万円以下、っていう人達がいるらしくてですね、
その生活っぷりが、一体どんなことになってるのか、取材して、
生態解剖してみよう、という特集なんですが・・・」

 

なんていう電話があったもん。
読者もそういう特集を《自分とは関係ないけど、親戚にこういう
困った奴がいるんだよなあ》
ぐらいの距離感で楽しんでいた。
でも、いまや、笑えないもんね。

それから。
今日は笹幸恵さんの
パンダっぷりに改めて驚愕!
パンダのバッグから、パンダが出てきて、そのパンダのなかから、
パンダのノートにパンダのペンに、パンダの、パンダの、パンダーー!


お願いして並べていただいた笹さんのパンダグッズ

右下のパンダの迷彩柄めちゃくちゃかわいいよね。
これ、笹さんが使われているスケッチブックなんですけど、
ご自分で表紙に布張りされたのだそうです。すごい!

ちいさなUSBメモリーにも、よく見るとパンダのシールが。
これなら、たまたま床に落ちていても、笹さんのだとわかります。



パンダ柄のノートを開くと、またそこでパンダが資料を挟んでる!



おすそ分けの野菜を持ってきてくださった笹さん、
「みなさん、お好きな分だけお取りになってお持ち帰り下さい」
と、出してくださった小分け用のビニール袋まで!
なんもかんもパンダーーーーっ!

実は最近、笹さんのパンダ熱が感染して、街中でパンダ柄を見ると、
(これ、笹さんに教えなくていいのかな・・・)
と考えてしまいます。
新宿二丁目にもあるんですよ。
大きなパンダの模様の看板で、『笹カフェ』というお店が。
でも、なんの店だかわからないから、まだお知らせできていません。
パンダみたいな体型のおかまちゃん専門店だったら、
笹さん入れないしさ。

いやいや、ネタでなくて、あるんだよ、相撲barみたいな看板があって、
のぞいたら、店員全員がふんどしだったりとか、ごく普通にあるから。
きょう偵察してこようかな。

 

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汚染土を公共事業に再利用

最終処分場だ、中間貯蔵施設だと右往左往したまま、
呆然と福島県内のそこかしこに仮置きされている汚染土が、
公共事業の基礎工事に再利用される方針なのだという。

道路や鉄道の盛り土や、海岸の防砂林、防潮堤、埋め立て地
などなど、全国のあらゆる場所に汚染土を放り込んで、
上から固めるそうだけど、そんな中国みたいなこと、平気な顔で
やっていいのかなあ?

もちろん地下水は汚染されるだろうし、防砂林、防潮堤なら、
海岸が汚染されないわけないだろうし、
そもそも、そこかしこで災害が起きる国だよ。
埋め立て地に使う・・・って、地震のたびに起きる液状化現象の
映像を見れば、おいおいちょっとちょっとと思うんだけど。

環境省の人間は、埋めた汚染土が、災害で流出した場合は、
「回収するから大丈夫」と言っていた。
土砂災害、水害で流出した現場で、どうやって回収するの?
できるわけないでしょ。万が一すべて回収できたとして、
今度はそれ、どうするの?
いまの段階で処分にこれだけ困っているのに?

こんなすっとぼけた寝言をまき散らしながら、よく再稼働するよ。

こういうの、「きちがい」って言うんだよ。

政治・社会問題 | - | -

ハリウッドが謝罪・・・民主主義の先進国・自由の国アメリカのひどい惨状

日本では8月に公開される映画『X-MEN:アポカリプス』について、
アメリカ本国で、その広告や予告編のなかに、
「女のミュータントキャラが、男の悪役キャラに首を絞められる

シーンが使用されている」

として、主にネット上で批判が殺到し、
映画を手掛けた20世紀フォックスが謝罪してしまったという事件が
あったらしい。
その広告の写真が、これだ。



なにがだめなの?
ヒーローものの映画広告に、眺めて安心するシーン使ってどうするの?
それとも、このシーン、男女が逆ならいいわけ?

苦言を呈したローズ・マッゴーワンというテレビ女優によると、

「フォックスが、女性への平然とした暴力を、映画を売るための手段だと
思っていることが一番の問題。広告では何の脈絡もなく、ただ女性が
首を絞められている」


「これに携わった人たちは鏡をよく見て、どれだけ社会に影響を与える
ことなのか考えてみて。もしこれが、黒人男性が白人男性に首を絞め
られている画だったら? もしゲイ男性とヘテロ(異性愛者)だったら?
もっと大問題になっていたはず。だからこの過ちを正しましょう」


だって。しゃしゃり出てきた女性団体も、

「観る人にどれだけの影響を与えるものか考えてほしい」

ひどいね。
アメリカでは「女性の権利」問題が、人種差別問題、同性愛者問題と
一緒の扱いになって、創作物の表現を弾圧しているのだ。
そして、扇動されたネット民は、映画会社を謝罪させるんだから。


そりゃ、「アメリカ様についていけ」の日本も、同じ状態になるよね。
最近は、ニュース番組も、バラエティのロケ番組も、写り込んでしまった
一般の通行人には、問題になるのを避けてモザイクをかけるから、
画面を見ているだけで閉塞感でいっぱいだ。
窮屈さを感じて、疲れてしまう。

このごろ、世界の僻地へロケに出たり、日本に来た外国人に密着する
番組が多いのも、背景には
「外国人なら、日本で放送すると言えば、モザイクかけずに済みやすい」
という理由があるそうだ。

うざい潔癖王国の学級委員が、うざい金切り声を上げて、うざいバッシング
をしてるのに、流されて、「それおかしいよ」と引き留める勇気が失われ、
どんどんうざい優等生になっていく。

このあいだ、アメリカで異様に大ヒットしまくってるというR指定映画
『デッドプール』を見たんだよね。
スパイダーマンのような恰好の、《クソ無責任ヒーロー》が暴れるという、
冒頭からエンドロール後のラストシーンまで徹底的にふざけまくって
下ネタ連発しまくる、とことんゲスい、たしかにR指定のヒーロー映画
なんだけど。

 

 

この作品で、主人公デッドプールは、次々と悪党を凄い残忍さで
ぶっ殺すんだけど、そのなかに女の悪党がいて。
床に叩きつけて、さあトドメを刺せる状態になった、という時に、
デッドプールが観客に向かってコミカルに叫ぶんだよね。

 

「ここで女を殴ったら性差別!? 殴らないのが性差別!?」

 

そうなのよ。
性差別と平等を叫ぶなら、論理的には、他の男の悪党同様、

女の悪党も容赦なくぶん殴られて、ぶっ殺されなきゃならないのよ。

 

R指定じゃなかったら、そもそもこのシーンごっそりカットだったかも。
自由の国・アメリカの民が、ハリウッドの作品をゆがめているんだもんなあ。

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映画『帰ってきたヒトラー』が凄い!

映画『帰ってきたヒトラー』を観てきた。
これは凄い映画だよ。
序盤、笑えていたものが、後半、どんどん笑えなくなるという。



1945年から、現代のドイツにタイムスリップしてしまったヒトラーが、
虎視眈々と再度の世界制覇を企てながら、芸人としてテレビ出演して
ゆき、その「芸風」と、ハッキリと物を言う巧みな弁舌がバカウケして、
トランプ現象のように、たちまち時代の寵児になってしまうという
ストーリーなんだけど。

主役のヒトラー役は、姿かたち、立ち振る舞い、演説の仕方まで、
あまりにも本物そっくり。
街中で、ドイツ市民と絡むシーンが多くあるのだけど、
仕込みや脚本はあるが、ほとんどはゲリラ撮影したそうだ。
結果、ドイツの人々は、このヒトラーをアイドルのように扱って群がり、
一緒に写メを撮りたがり、ツイッターにアップしたりして、
ズバズバした物言いに魅せられてゆき、笑顔で「ハイル・ヒトラー!」
とナチス式の敬礼までしてしまうという。

ヒトラーがカフェなどで町の人々にインタビューすると、
移民への不満などをぶちまけたあと、「カメラで撮るな」と前置きして、
「大きな声では言えないが、実は自分は右翼的な人間だ」
と打ち明けたり。

 

ネオナチの事務所へ押し掛けて、ヒトラーになりきった総統と、
党員がアドリブで対面したりもする。
現代ドイツ人の「ヤワさ」が露わになっていく。


こういった街の声や社会の様子をつぶさに観察し、
「民衆は1933年と同じだ」と気づいたヒトラーが、テレビ番組で

ある演説をするのだけど、この内容があまりにも日本に当てはまり、

的を得ているのと、空気の制圧の仕方がうまいことから、劇場の私まで、

思わず「そのとーり……そうだ、そうだ」と支持してしまう気持ちに。
しかし、ヒトラーはヒトラー。
やはり劇中には、純血主義そのまんまのセリフがちらちら現れるのだ。


『民主主義という病い』を読んだあとだったから、なおさら深く、
この映画の怖さを体感したように思う。

……と同時に、今の日本に、もしこんな奴が現れたら……‼‼


劇中、ヒトラーが何度か「民主主義」という言葉を出すのだけど、
ネトウヨみたいなアンポンタンの街の青年が、ヒトラーのインタビューに、

「誰か強い指導者に、バシッと……なんとかうまくやってほしい……」

と答えた瞬間、すかさずヒトラーはこう言った。


「これが私の求める民主主義だ」
 

背中がぞくっとした。
超おすすめの映画です。

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民主主義があさっての方向へ止まらない。

辞めてもなお、「舛添最後の日」で盛り上がれるなんて、
ほんとすごいっすね。
テレビつけても、5分も経てば舛添の話になるから、
一瞬でうんざりして疲れて消してしまう。
舛添の初恋の女性まで出てきて、当時、舛添が書いたという
ラブレターまで晒してるし。

ここまでの情熱と執念があるなら、沖縄の米軍基地や、
原子力規制委員会に向けたらいいじゃない。
40年越えして老朽化している高浜原発、60年まで稼働させる
そうですよ。安倍政権の目標とする稼働率に間に合わせなきゃ
ならないから、「40年ルール」なんて守ってられなくなった、と。
とんでもねえ悪魔だよね。むっちゃ怒ったほうがいいですよ。
震災後のあのすごい脱原発デモはどこへいっちゃったんだよ。

今朝、SEALDsの本の広告が目に入ったけど、
『民主主義は止まらない』
って、ほんとだな。
編集者が70年代生まれとかで、C-C-Bの「ロマンティックが止まらない」
を文字って青春感出したのかなあーぐらいにしか思っていなかったけど、
期せずしてすごい皮肉のタイトルに見えてきちゃったよ。
民主主義はあさっての方向へ止まらない。

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