不思議な東京の風景

昨日はお手伝いをしている写真スタジオの講座で、皇居から東京駅までの
撮影会があり、引率スタッフとして歩いた。
風は強かったけれど天気に恵まれて、皇居東御苑は散歩の家族連れや、
外国人観光客がとても多かった。
はじめて来たらしい人が、思わず立ち止まって驚いていたのは、
大手門から東京駅方面を見上げたこの光景。





古い伝統の瓦屋根と、超近代的で巨大なビルのコントラストは、
外国人観光客にも物珍しく映るようでスマホで写真を撮る人がたくさんいた。
50年後、ここからの視界はどうなっているんだろうなあ。

東京駅そばの、日本郵便が経営する商業施設「KITTE」へ移動。
屋上に芝生の植えられた展望ガーデンが造られていて、東京駅の線路を
上から眺めることができるようになっていた。





模型みたいだ。
いろんな系統の新幹線から、山手線やら京浜東北線やら在来線も同時に
乗り入れる様子が見えるので、鉄ちゃんにはたまらないポイントらしい。
鉄道好きのおじさまたちから、あの車両は何系で、線路の幅が何センチで、
手前のパンダグラフはどうのと息巻いて説明されたけど、
すべて右から左に流れて2月の寒空へ消えていった。

しかし、新幹線だけでもこれだけの車列で複数の車両が時々刻々やってきて、
よく分刻みピッタリカンカンで発着できるよなあ。日本人ってすごいな。

夕方5時をまわると、とたんに風が冷たくなってきた。
5時すぎから10分間ほどの時間帯は、夕暮れから夜景へ、光が移り変わる、
写真のマジックアワーだったので、寒いなか我慢してみんな撮影していた。





東京駅って、昼間見ると、クリスマスのチョコレートケーキみたいで美味しそう。
夜は夜で、背後にそびえ立つ高層ビルのなかにポッと浮かんで見えて、
不思議な風景だ。
手前のロータリーが工事でフェンス張られているんだよね。
これが開放されたら、車の往来ができて、とくに夕暮れはヘッドライトの光が
あるから、もっと面白い写真が撮れそう。





まだまだ建つよ高層ビル 三菱地所が建てちゃうよ。
ひとまず2027年には、東京駅前に高さ390mの超高層複合ビルほか4棟を
建てる計画があるそうだ。
一生、風景が変わり続けるんだね。
日誌 | - | -

高層タワーが売れる理由。富裕層のタワマン節税

朝焼けの空とタワーマンション。





36階建てらしいけど、手前の森がうまくかぶさって低く見せてくれるので、
そんなに嫌味に感じないという。
以前、知人が15階Overの部屋へ引越すので作業を手伝ったことがある
んだけど、一息ついて、みんなでベランダから街を見下ろし騒いでいたら、
知人が、暗ーい顔して手すりに体を寄せて真下を見ながら
「・・・こんな、いつでも自殺できる部屋に引越して、大丈夫かな・・・」
とつぶやいたのを、いまでもよく覚えています。
同棲解消して独り暮らしをはじめるタイミングだったのでした。
でもそんな高級な部屋に暮らせる人は、モテます。
全然大丈夫のようで、いまはパートナーの方と、もっと高層のタワーへ
引越されたのでした。


きのうのつづき。
鉄筋コンクリートの建物を作るのに必要な、鉄筋工や型枠職人が
不動産不況のあおりを受けて転職してしまい、人材不足となって
低層マンションの建築費が高騰、それなら広い土地を確保して、
超高層のタワーマンションを建てるほうがよい、という都心の状況。

新宿区、渋谷区、目黒区、港区、あと品川区も新幹線フィーバーで
高層タワーマンションがぼこぼこ建っている。
木造2階建てアパートで日々の地鳴りにドキドキしてる程度の私は、
よくこんなに値段の高いマンション売れるよなあ、都心ってそんなに
金持ちが終結していたのかあ、と圧倒されてしまうんですけど。

なぜそうも建てるかというと、売れるからで。
都心の高層タワーマンションは、お金持ちにとってはいま、注目の
アイテムなのだそう。
ステイタスとか、街を見下ろしながら暮らす優越感とか、いろいろ
聞くけれども、マンションを売る側が特に押しているのは、『節税』
相続税を大幅に節約することができるのだそう。

たとえば、相続税率が50%の方の場合、
2億5000万円を現金を持っていると、1億2500万円が相続税に。
そこで、2億5000万円の高層タワーマンションを買っておく。
すると、マンションは、買った値段よりも土地の専有面積で相続税の
評価額が決まるため、敷地面積だけを単純計算することになり、
評価額は5000万円程度に激減するらしい。
そうなると相続税は、5000万円の50%で=2500万円
これで、1億円も節税できるということに。

高層タワーマンションの場合、眺望の良さや日当たりなどが価値を
高めるので、高層階ほど値段が高くなるのだけれど、相続となると、
専有面積のみが評価対象になるので、1階でも50階でも同じ。
だから、なるべく高層階のマンションを買っておいたほうが、
評価額の落差が大きく、節税になるのだそうだ。
私からすれば、なんのこっちゃら、まったく関係ねーわ、という話だけど。

さらに、買ったマンションを賃貸しておくと、路線価格やらいろいろな
評価基準が加わってお得になるそうで、高層階のタワーマンションを、
自分の子供に賃貸する、というのが「富裕層あるある」になりつつあるとか。

ある高層タワーマンションのコマーシャル記事を読んでいたら、
2億のマンションを買って、36歳の息子夫婦に賃貸しているお父さんが、
「タワーマンションに住みたいという息子の夢もかなえてやれたし、
相続税もかなり節税することができるので、大満足です」
と語っていた。
富裕層の子は、富裕層・・・かあ。




 
日誌 | - | -

皇居の白鳥と、超高層ビルのこと。


夕刻、皇居のお堀。





夕日に照らされた白鳥が二羽、仲良く泳いでいました。
暖かさに比較的強いコブハクチョウという種類だそうです。
もうそろそろ北へ飛んでいく時期だとか。





逆光で撮れば、きっとキラキラした影絵になって綺麗だろうなあと、
白鳥より前に行こうとしたのですが、身体が大きい分、水かきも立派で、
かなり泳ぐのが速い・・・走っても追い抜かれてしまいました。





なんでそんなに急ぐのか、と思ったら、大手門の橋のそばから、
餌をまきはじめたおじさんがいたのです。
二羽のコブハクチョウは、羽をふくらませて、周りのカモや水鳥を
超威嚇しながら、餌を独占。
イメージとちがったー。意外な一面を見せられました・・・。


それにしても、皇居から東京駅周辺にかけてのエリア、ずいぶんと
超高層ビルが建ったんだなあ。
三菱地所には、100年単位で一生涯建て替え続ける計画があると
聞いたことがあるけど・・・・どこまで巨大化していくんだろう。
大きくすれば、1スペースあたりの坪単価の負担が下がる、というのも
あるそうだけど、そんなに需要が続くのかなあ。

都内近郊では、5階建て以下の低層マンションが絶滅しつつあるそうだ。
リーマンショックで不動産の買い控えが起き、鉄筋コンクリートの建物を
建てるのに必要な専門の職人たちが転職してしまって、人材不足、
これが低層マンション建築費の高騰につながってしまった、と。
これで、3階、4階、5階という圧迫感のない小ぶりなマンションを建てると、
1戸あたりの負担額が異常に高くなり、売れないのだそうだ。
そうなると、どどーんと広い土地を確保して、ババーンと高層タワーの
マンションを建てるほうへ金をまわせ、ということになるらしい。

渋谷区の住宅街で3階建ての大家をしているある知人も、
周辺より家賃を高く設定しないと釣り合いがとれないし、とはいえ、
高くしすぎると入らないし・・・と悩んでいると言っていた。
「大家さん」って不労所得でいいなあというイメージがあったけど、
聞いていると、さほどうらやましくないな、と思ってしまった。

いまは全国的に『空き家問題』が取りざたされているけれど、
そのうちに、3階、4階の、朽ち果てたあばら屋マンションが
ごろごろ出現して問題になるかもしれないね。


 
日誌 | - | -

地鳴りがすごい。

もしかしたら高層階に住んでいる人には
聞こえていないのかもしれないけど、
ここしばらく、地鳴りがすごい。

木造二階建ての二階に寝ているんだけど、
朝方の静かな時間帯だと「ゴゴゴゴゴ…」
真下に地下鉄が走るような轟音が何度も響いて、
あっ揺れ出すかな…と身構えたり。
音の振動でガラスがびりびり言ったりもするし。

最初は、近所で工事の騒音問題が起きてるのかと
思ってたけど、どうやら東京都全域で頻繁に地鳴りが
観測されているそうで。
不気味でいやだなあ。
勝手に地球に生息しちゃったからしょうがないんだけど、
いつなにが起きるかわからないと、ひしひし感じてしまう。
よく原発つづけようなんて考えるよね。
ほんと、今の自分さえ良ければいいんだなあ。
日誌 | - | -

「不屈の人」小澤征爾さん、グラミー賞受賞

グラミー賞受賞、はじめてだったのか。
小澤征爾さんって、『不屈の人』というイメージがぴったりで、
テレビに登場すると自然と注目している自分がいます。
がん摘出しても、腰を骨折しても、肺炎になっても、
何度でも復帰して、物凄い気迫でタクトを振るう。
オーケストラの背後から、小澤征爾さんの表情をとらえる映像を
見ていたら、ただ視聴してるだけなのに、なんだか魂に点火されて
めらめらぼーぼー燃やされてるような気分になりました。

私の母は、若いころから小澤征爾さんの大ファンで、
あるコンサートホールでは、演奏後にステージ下から花束を渡そうと、
自分で花束を作って準備していたのだけど、あいにく、席が遠くて
タイミングを逃してしまった、と。
で、仕方なく、帰り際に受付の方に託そうとしたところ、
たくさんの花束がぞんざいに積み上げられているのを見てしまい、
せっかくの気持ちをあんな風に扱われるのは嫌だ、と思ったそうで・・・


「直接お渡ししたいので、楽屋に通してください」

「どちらさまでしょう? 一般の方をお通しすることは・・・」


「オザワです!」


・・・大昔の話とはいえ、娘として恥ずかしい・・・。
小澤でも小沢でも尾沢でもない泉美の母は、「オザワ」と名乗り切り、
そして、あまりにも堂々と「オザワ」と名乗ってしまったので、
受付の方はびっくりしてしまい、そのまま楽屋に案内されて入っちゃった、と。
『寄り切りの人』、うちの母・・・・。

楽屋では、リラックスして着流し姿になった小澤征爾さんがおられ、
花束を持って笑顔で入ってきた母を見るなり、
誰だっけ、忘れちゃったよ参ったなあ、と思われたのでしょう、
いきなり、

「やあ、久しぶりだねえ! 元気だったかい!?」

と、笑顔で母を抱きしめてくださり、母の作った花束をべた褒めしながら
受け取ってくださったのだそうです。
これが、神対応。
申し訳ありません&有り難いことでございます。
日誌 | - | -

MX『モーニングCROSS』でした


今朝はTOKYO MX「モーニングCROSS」でした。
 


終わってMXを出ると、車寄せのタクシーの前にずいぶん人が
並んでいるので最後尾はどこかしらと探していたら、
列の人たちに妙にジ
ロジロ見られ。
(な、なんだろ…)と不安になっていたら、

タクシーの列じゃなくて出演者の出待ちの方々でした…。
東国原さんのファンかな?
祝日でお天気も良いからかな〜、生放送中もガラス窓の外には
スタジオをのぞいていらっしゃる方がたくさん見えていました。

どさくさで見送られて恥ずかしかった…。
ありがとうございました。
日誌 | - | -

組体操てっぺん物語


今もさほど変わりませんが、子供のころは虚弱児で、
体温が36度を越えると、プールは見学させられるほどでございました。
5年生のころにはサラリーマン並みに胃痛に悩む毎日を凄し、
ランドセルを背負って歩くのは苦痛。
友達から夏祭りに誘われ、りんご飴をなめながら歩いておりますと
たちまち膨満感に襲われはじめ、まったく楽しむことができず、
「祭りなんか見学するぐらいなら自宅で芥川龍之介を読んでいたい・・・」
と真剣に思い詰めているありさまでございました。

痩せっぽちのひょろひょろで、徒競走はほとんど「置いてきぼり」のビリ。
障害物リレーに出ると、はるか先に行く子たちが倒したハードルの上を
ひょこひょこまたいで通過するようなノロマヌケ。
ですから、現在、大阪市教委が禁止したとして話題になっている
『運動会の組体操』では、「ピラミッド」も「タワー」も、
常に一番上に乗る役目でした。
一度、タワーの上から2番目の役をしたことがあるのですが、
上の子が肩に乗った瞬間、耐え切れず崩落。
やっと肩に乗せても、私ひとりぶるぶる震えて、まったく立ち上がることが
できず、失敗。
結局、先生の指示で、てっぺんの子と交代させられることになるのでした。

かくして、組体操の練習がはじまるわけでございますが・・・
この「てっぺん役」が、私の胃痛をさらに酷くさせる原因になるのでございます。
ピラミッドもタワーも、てっぺん役は、何人もの友達を踏んでのぼらねばなりません。
すると、踏まれた友達から文句を言われたり、恨まれたりするのです。


忘れもいたしません・・・あれは5年生の運動会。
6年生との合同チームによる3段タワーの練習でございました・・・。
2段目ができあがり、さあいよいよ私が登頂する段となりまして、
私は、1段目を支えていた、チームのなかでもっとも体格の良い6年生の女子の
背中に足をかけ、ぐんと踏みしめてのぼってゆきました。
このときタワーは成功し、「よし、これで本番も大丈夫」となりました。

ところが練習後、この踏まれた女子が、同じく1段目を支えている6年生女子4名
を従えて、ものすごい形相で詰め寄ってきたのでございます。

「ちょっと、わたしを踏んでのぼるのやめてくれる!?」

「わたし見たわよ。2回も3回もこの子を踏んだでしょ」

「そうよ、この子に、なにか恨みでもあるわけ?」

「あたしにも足かけないでよねっ!」

ろ、ろくねん、こわいいーーーーーー・・・
そこで、次の練習からは、この6年生女子たちを避けて、同級生の友達を
踏んでのぼることにしました。
ところが、この友達は身体の線が細く、肩の上に2段目の子を乗せた状態で、
すでにいっぱいいっぱい。私が足をかけて体重を乗せたとたん、耐えられず、
タワーは崩壊してしまったのでございます。

そして悲劇が起こります。
先生がやってきて、あろうことか、例の体格の良い6年生女子様を指さし、
私に言うのです。

「彼女に足をかけてのぼりなさい」

オーマイガーッ!
しかし、ほかに方法がありません。仕方なく6年生女子の背中に足をかけると、
彼女は、「チッ!」と舌打ち。うーっ、胃が、ちくちくしてきた・・・。

ああ、このジレンマ。
私にとっての組体操は、このジレンマとの闘いでした。

運動会当日。
タワー3段目でよろよろ立ち上がった私は、こんなことを考えておりました。

(やっとこれで終われる…けど、終わったあとも怖い…うう、胃がちくちくするーっ!)


ニュースを聞いて、ふと思い出した5年生の運動会でした。

日誌 | - | -

R.スコット監督『オデッセイ』、心に優しい映画だった。

リドリー・スコット監督の『オデッセイ』、心に優しい映画だったなあ。
主役のマット・デイモンが、火星探査中にいろいろあって、たったひとり
火星上に取り残され、死んだのかと思いきや、植物学博士の知識を
フル活用して芋の発芽などに成功し、なんとかかんとか自給自足ライフを
はじめることになって・・・というストーリーなんだけど、

あ、まだ観てない人は、この先は読まないほうがいいですね!
続きを読む
日誌 | - | -

ココ・シャネルという女性の生き方

ファッションデザイナー、ココ・シャネルの人生を描いた本を読んだ。
シャネルの洋服なんてわたしには着る機会も資格もないし、
ココ・シャネルと言えば、ピカソ、ジャン・コクトー、ストラヴィンスキーなど、
とにかく世界の才能ある男たちと浮名を流した一流の女性、
というイメージのほかはあまり知らなかった。
でも、知るとあまりにかっこよくて、憧れずにいられない女性だな。


小さいころ母親が死んで、父親に捨てられ、孤児院と修道院で針子を
しながら育ったシャネルは、なんとか自立しようとキャバレーの踊り子に。
当時は、女性が稼ぐには、踊り子か歌手ぐらいしか道がなかった。
店の常連でもあった大金持ちに見初められ、愛人のひとりとなり、
その彼に出資してもらって開いた帽子店が、『シャネル』の創業。

しかし、シャネルを囲っていた大金持ちは、店が軌道に乗って、
シャネルが「このチャンスに立地条件の良い場所で展開したい」と言っても、
「趣味の範囲でいいじゃないか。女が働くことには応援できない」と否定的…。

いくら生活の安定があっても、自分の才能に水を差す男とは過ごせない!

こう考えたシャネルは、大金持ちと別れて、彼女の才能の虜になっていた
青年将校カペルから出資を得て、店を大きくしていく。

・・・で、好感を持つのが、ここからガンガン才能を開花させたシャネルが、
最初の愛人にも、青年将校カペルにも、数年で出資金を全額返済したことだ。
ある時、カペルが「僕のことを本当に愛してる?」と尋ねたとき、
シャネルはこんな風に言ったそうだ。

「それは、私があなたからの援助を必要としなくなった時にわかるわ」

こんなセリフ、スッと言ってのけられる女の人、なかなかいないよ?
「もちろん愛してるわ♪」なんて言って、愛と欲をごちゃ混ぜにして、
相手も自分も騙して、甘い空間で楽に生きる方法もあっただろうに。

シャネルが出資金を完済したとき、カペルはこうつぶやいたという。

「おもちゃを与えたつもりだったのに、自由を与えてしまったようだね」


この青年将校カペルは独身だったけれど、体裁や、一族への見栄を
重んじて、孤児院育ちのシャネルではなく、上流階級の娘と結婚した。
結婚後も、シャネルとは愛人としてつながっていたが、あるとき、
カペルが自動車事故で急逝。
葬儀にも埋葬にも出られなかったシャネルは、ひとり事故現場を訪れ、
何時間も号泣していたそうだ。本当に愛していたんだね…。



シャネルと言えば、マリリン・モンローで有名になった香水「No.5」
商品としての代表だけど、ほかにも、
女性用の小さなサイズの帽子、ツイード素材、ジャージー素材、
セーラー服、プリーツスカート、モノトーンカラーのワンピース
なども、
シャネルが編み出したスタイルだ。
ほかにも、当時は、小さくてただの飾りでしかなかったハンドバッグに
革のベルトをつけ、実用的なショルダーバッグを考え出す。
働く女性のために、口紅を、持ち歩けるリップスティック型にしたのも、
歩きづらいピンヒールよりも、かかとの低い靴を提唱したのもシャネル。
つまり、いま世界に存在している多くのファッションスタイルの生みの親は、
ココ・シャネルなのだ。


私の勝手な見方では、シャネルのスーツって、着る女性の持つ品位を
そのまま押し出すような怖いところがある。
服に釣り合う品位を身に着けた人が着ると、活動的かつ、エレガンスで、
ますます素敵に見えるんだけど、
そうでない人が着ると、とことん下衆な姿を前面に出してしまって、
まったく下品で見てられない……。
ほら、浪速のエリカ様・上西小百合議員なんか、よくシャネルのスーツを
着てるけど、どーも、ね……。

どうしてこうも下品な人をとことん下品に見せるのか??
不思議なデザインだと思っていたけど、それは、創業者ココ・シャネルの
精神性がそのまま服に現れているからではないか。そう思った。
どう生きるか、そのために選んで着る服。

ココ・シャネルの紹介、チャンスがあれば笹幸恵さんとの番組『淑女我報』
で取り上げて話してみたいなあ。
日誌 | - | -

インドと中国の経済を比較した本が面白かった

やっとにおいが消えた・・・。
月曜から裏のビルの塗装工事がはじまって、強烈なシンナー臭に
朝から晩まで悩まされつづけていたのだ。
うちは昭和感あふれる古い木造アパートなもので、外気をシャットアウト
したくてもどうしても隙間から入り込んできてしまう。
部屋にいるだけで頭痛がひどく、エアコンも使えないので、用がなくとも
外出して、喫茶店で過ごしていた。

近所の喫茶店に、たまたまインドと中国の経済を比較した本があり、
10年前の古い本だが、特にインドは知らないことが多かったので、
おもしろく読んだ。
インドと中国の産業別の今後の見通しが比較されているんだけど、
ざっくり言うと、短期的な経済発展は、中国のほうが目立っているが、
長期的・将来的に見れば、いずれインドが中国を逆転する
という見方。
とくに、両国の人口ピラミッドの比較は、はじめて見たので面白かった。

インドの年齢別の人口ピラミッドは、美しいほど先の尖った三角形で、
20年後も、若くて良質の働き手が社会を支えていることがよくわかる。
一方で、中国は、一人っ子政策のおかげで、無理やり出生率が下げられ、
突然ピラミッドがいびつになり、日本の少子高齢化型に近い。

インドも過去に産児制限をしていたとは知らなかった。
貧困を撲滅するという名目で、貧困地域では男性のパイプカットまで
行われていたらしいが、イスラム教やヒンズー教では多産が常識なのと、
中国共産党一党独裁の国とは違って、国民が怒って与党を転覆させた
ことで、国家による産児制限はタブーとなったのだそうだ。
……なんだか、シールズが好んで引用しそうな話だな。
カースト制度に根差したインド人の国民性の話もおもしろかった。


中国の一人っ子政策は昨年撤廃されたけれど、
日本の核家族とは違って、子供一人を両親と祖父母の大所帯で育てる
時代になったため、甘やかされて、大人になってもわがまま放題の若者が
異常に増えたと聞いた。
《一人っ子政策の困ったちゃんたち》という紹介で、中国人の20代若者が、
デパートで化粧品や洋服を買ってもらえなくて寝そべってギャーギャー
わめいている話や、動画をいくつか見たことがある。
去年も、20歳の女が、父親に高価なスマホを買ってもらえなかったとして、
車道に寝そべってわめきちらし、警察が出動して、結果、困った携帯店が
機種代を値引いて収まったというニュースがネットで話題になっていた。


後半に、インドと中国の軍事面の比較が載っていたんだけど、
読み切らずに帰ってきたので、また時間見つけて読みにいこうっと。
日誌 | - | -