ライジング配信!
今週連載は「泉美木蘭のトンデモ見聞録」
第20回「“ポリティカル・コレクトネス”が、ポリティカル・コレクトネスに反するらしい!?」
勉強しても勉強しても、知らないことがどんどん現れては、私の前に立ちはだかる……。
思想や考え方、仕組みについては、「へえ」と興味を持ってまた勉強するのだけど、毎度、出くわすたびに怯んでしまうのが、論客方の使うカタカナ用語だ。
「いわゆる反エスタブリッシュメント現象だと思うんですけれども」
「アジェンダとしてのグローバルタックスマネジメントが……」
「米国は、サプライチェーン・リスク・マネジメントを、ペンパイナッポーアッポーペンするわけで」
『朝まで生テレビ!』の画面には、おなじみの論客の顔が並んでいるのに、突如としてアメリカ人のような会話がはじまって、知識のない私は弾き飛ばされ、なにをどう考えたらいいのかまったくついていけなくなる。こんな難しい言葉を知っていなきゃ議論できないのかと思うと、「みんな、頭よくて凄いわあ……」と、ただただ圧倒されるばかり。
特に、最近出くわして狼狽したカタカナ用語は、「ポリティカル・コレクトネス」だ……
⇒配信記事はこちらから!
http://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar1151005
小林よしのりライジングVol.203
ゴーマニズム宣言は豪華2本立て!
1本目は、天皇陛下の生前退位(譲位)について、
最もシンプルにして究極の
論点整理を提示する!
政府お抱えの「有識者会議(?)」による
「学識経験者(?????)」への
ヒアリングでは、それぞれが口々に
様々な論点を提示し、あたかも
生前退位の実現には論じるべきことが
山ほどあって、ちょっとやそっとじゃ
結論が出ないかのようなことを
言っていたが、そんなことは全部ウソ!
この問題の論点はたった一つ!
そしてそれに対する回答は、
二者択一しかない!
2本目は、「TPP協定の正体(2)」
前号で大反響を巻き起こした
「危うかったTPP協定の正体」
だが、TPP交渉のとんでもなさは、
まだまだ枚挙に暇がない!
安倍政権がやろうとした、
そして今なお諦めていない、
日本売国プロジェクトの
正体を徹底的に暴く!!
【今週のお知らせ】
※豪華2本立て!「ゴーマニズム宣言」
…◆天皇陛下の生前退位(譲位)について、
政府の「有識者会議」による、
16人の「学識経験者」に対するヒアリングが終わった。
このヒアリングに登場した安倍晋三お抱えの言論人を
はじめとする、自称保守派の者たちは口を揃えて、
天皇陛下の譲位には論じるべき問題が非常に多く、
大変な時間がかかると言っている。
だがそれは、完全なウソである。
複雑な議論など必要ない。論点はたった一つ。
そしてその答えは、二つに一つである!
◆前回も書いたとおりTPPの恐ろしさは農業に留まらず、
我々の生活のあらゆる分野に及ぶ。
医療分野でも日本政府は全面譲歩しており、
日本が誇る「国民皆保険制度」が崩壊する恐れがある。
現在進められている「混合診療」の解禁も、
実はTPPに向けた地ならしだった!
※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」
…人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない、
中立的な表現や用語を用いること=“ポリティカル・コレクトネス”
が日本でも拡がりつつある。
しかしポリコレの発祥地・アメリカは、もっと凄まじい
トンデモな状態になっていた!!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!
どうしても禁煙できない自分に何かお言葉を!
自分より下の世代に国防の役割を押しつけるのは不公平では?
最近よく聴いている音楽は?
SMAP解散阻止の署名はメンバーのためになるの?
どんな時にジェネレーションギャップを感じる?
カジノ法案は何のため?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第200回
「我々は天皇陛下に従うのみである」
2. しゃべらせてクリ!・第161回
「至福のひととき!
ひざまくらぽみみかきぶぁ?い!の巻〈前編〉」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第20回
「“ポリティカル・コレクトネス”が、
ポリティカル・コレクトネスに反するらしい!?」
4. ゴーマニズム宣言・第201回「TPP協定の正体(2)」
5. Q&Aコーナー
6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
7. 読者から寄せられた感想・ご要望など
8. 編集後記