安倍首相が核兵器の先制不使用政策に反対

オバマ米大統領が検討している「核兵器の先制不使用政策」に関して、
安倍首相が、米太平洋軍司令官に対して反対姿勢を示したと
米ワシントン・ポスト紙が報じたそうだ。
なんで米国メディアから伝わってくるんだ。
はっきり日本国内のメディアを通して反対してみろよ!

このオバマ大統領の政策転換には、外務省幹部も、
「もし米政権が核の先制不使用を宣言すれば、日本を守る米国の
拡大抑止は成立しなくなる。あり得ない話だ」
と強く反発している。
核兵器を使わないなんて、『あり得ない話』。
日本は脳髄に至るまでそうはっきりと自覚しているのだ。


日本だけではない。おなじく米国の「核の傘」に入っている韓国、
そして核保有国である英国やフランスも反対している。
結局、現状の人類には、核兵器から離れることも、無視することも
できないのだ。

今年5月のオバマ大統領広島訪問の際、安倍首相はスピーチの
なかでこんなことを言っていた。

 

「米国の大統領が、被爆の実相に触れ、『核兵器のない世界』への
決意を新たにする。『核なき世界』を信じてやまない世界中の人々に、
大きな『希望』を与えてくれました」

 

「『核兵器のない世界』を必ず実現する。その道のりが、いかに長く、
いかに困難なものであろうとも、絶え間なく、努力を積み重ねていく
ことが、今を生きる私たちの責任であります」


ハーッ、「美辞麗句」の教科書みたいな文言だね。
しかし、舌の根も乾かぬうちに、こう言いだしたわけだ。

「米国の核兵器がなくなったら、北朝鮮がなにをするかわからない。
核なき世界なんかありえない、日本は米国の核兵器に守られるべき!
核兵器廃絶反対!」


あれだけオバマ様礼讃報道に終始したメディアも、この明かな異常さ
にはだんまりしているか、ちらっと小さく伝える程度。
結局、美辞麗句に一時的にうっとりして、高揚したい日本国民の感情
にのっかるだけで、報道なんてする気概がないんだな。

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「やりがい」をエサにして搾取する個人請負

クローズアップ現代で「個人請負」として働かされている若者の
実態を見たけど悲惨すぎるよーーー。
アルバイトやパートではなく、「個人事業主との業務委託契約」
という形で会社と契約し、異常な低賃金&長時間労働に陥っていく。

個人請負は、特殊な専門的技術と、実力のみで稼ぐ形態。

 

プロスポーツ選手、芸能人、デザイナー、ゲームクリエイター、
プログラマー、職人、フリーライター、ジャーナリスト、コンサルタント、
写真家、音楽家、漫画家・・・


能力があれば、実力で這い上がって食っていく道が開けるけれど、
そんなのは、ごく一部の人間、ほとんどは掃いて捨てるクズ扱いと
なっていく。

この契約形態が、企業側にとっては都合がよく、マッサージ店や
飲食チェーン、バイク便などの一般サービス業にまで広がっている。

個人請負として契約した人は、あくまでも「自己責任の個人事業主」
であり、「会社の労働者」とはならないから、労働基準法などの法律が
適用外

結果、なんの権利もない状態に置かれ、安い賃金で長時間、ノルマを
かけられて体を壊すまで働かされ、捨てられるケースが相次いでいる。
仕事中に怪我をしても、労災保険法の適用外だと突き放され、
「使い物にならないのは自己責任」として、契約解除されるのだ。


13時間働いて、賃金がたった3000円程度という運送業、
マッサージ店の30代男性は、長時間労働で親指が腱鞘炎を起こし、
労働時間の改善を求めたところ、邪魔者扱いされて契約解除された
という。

大学に通うために480万円の奨学金を背負い、それでも学費が足りず、
「短時間&実力次第で大金が稼げる」というホスト業界に入ったという
男子は、他人なのに見ていて将来が不安になった。
月2万円の寮に入って、布団一枚のプライベートスペースで寝起きし、
結果、月収たったの6万円。
ホストが実力次第の世界というのは、昔からのことで、いまさらだけど、
奨学金を背負ったために、まったくその世界に興味がなく、夜の商売
をやりたくもないのに、足を踏み入れてしまう男子が増えている
、と。

ホストなんて、派手に見えるけれども、ほとんどは指名客がつかないし、
指名がなければ、毎晩、一晩中、力いっぱい頑張っても稼ぎにならない。
売れっ子ホストのヘルプのために、体壊すまで酒を飲むのが仕事だし。
指名がとれたら、一日中、何人もの女とメールや電話、デートもして、
とにかく繋がっているのが仕事になる。
店に出るのは短時間でも、その「勤務時間」以外の日常生活すべてを
ホストとしての時間に使わなければならなくなる世界でもあるのよ。
借金を返しながら、勉強しながら、勝ち残れるのだろうか……。


「腕一本で大金を稼げる!」
という言葉に、下積みとしてのやりがいを持ち、その「やりがい」を
杭にして、使い物にならない抜け殻になるまで搾取されていく若者たち。
完全なる個人のレベルで、その世界へ挑戦し、敗れ去るのは仕方がない
けれど、
いま起きているのは、企業・社会全体の利益追求、コスト削減のために
「自己責任」の個人請負が一般的に広がり、多くの貧困の若者がその
搾取の渦のなかへ巻き込まれていく
という状態。
巨悪の問題だと思う。

 

 

急増する個人請負の労働問題―システムエンジニア等は労働者か?

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高級ブランドがユニクロやH&Mとコラボしてしまう件

明治神宮前へ出かけてたんだけど、表参道の高級ブランド店は
静かだったなあ。もっと遅い時間になればにぎわうのかな?
一方で、原宿のファストファッション店は、すごいね。
ちょうどセールの時期なのもあるけど、「H&M」は人だかり。
「H&M」は、スウェーデン発の低価格ファストファッションチェーンで、
日本でいう「ユニクロ」みたいなものなんだけど、
全世界4000店舗展開、2015年の売上は約3兆円というから凄まじい。



先日の小林よしのり先生との生放送で、
「最近の富裕層にはお洒落して、文化を守るという気概がない。
Tシャツと、ハーフパンツと、サンダルで、六本木ヒルズをふらふら
歩いている」
「新自由主義は、文化を縮小させ、平坦化、単一化させてしまう」

という話題になったとき、最近は、ファッションブランドのデザイナーが、
すぐ「ユニクロ」とコラボして、自分のブランドの廉価版をユニクロで
販売してしまうという話を紹介したんだけど、
「H&M」は、まさにそのコラボの先駆け的な存在だ。

カール・ラガーフェルド(シャネル、フェンディのデザイナー)に
ステラ・マッカートニー、コムデギャルソン、ソニア・リキエル、
ランバン、マルタン・マルジェラ、マルニ、アレキサンダーワン etc


みんな超一流のブランドなんだけど、高級服がなかなか売れない時代、
生き残るために、新たな販路の確保や自社名の広告をめざして、
H&Mの広告戦略に乗っかり、名前を提供しちゃうようなんだよね。

チープになって大量生産されても成功するケースもあるけれど、
散々な評価になってしまうデザイナーもいる。
高品質で創造性のある服を評価してきたファンからは
「あんな安っぽいデザインに走って、価値を売り飛ばした」
とがっかりされて敬遠されてしまう場合もあるし、
「あのデザイナーの服なら、粗悪品でもまあ構わないわ」
と考える人が増えてしまったりして、当のデザイナーの店から
ますます服が売れなくなるという弊害にも結び付いてしまう。

新自由主義の法則のもとで、大資本のもとに、創造性も独自性も
価値も才能も飲み込まれて溶けていってしまうのだ。

「H&M」で服を買っている人は大勢いると思うし、私も普段着ている
には良いと思うから、悪口はすごく言いづらいんだけど・・・
それでもやはり、縫製と糸の始末が粗雑だなあという印象がある。
利益率が6割ぐらいあるらしいから、普通の服作りの行程にくらべて、
地球レベルでの相当なコスト削減を行っているんだろう。

日本には、せっかく高い品質を生み出していく国民性があるのに、
こういった粗雑なグローバル・チープファッションにすべてが溶けて
消えてゆくと、今後の世代には、「きちんとした品質のもの」すら

一切理解できなくなってしまうのでは?
創造性の死にもつながるのではないかと、不安だ。

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利益優先で大勢の人生を搾取していく社会

今回のトンデモ見聞録『格差の先進国アメリカ~貧困だから太る子供たち』
好評のようで、たくさん感想をいただいているので少しご紹介します。


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最近肥満のお子さんを見る確率が上がっている気がしてますが、
貧困化からの当然の流れなんですね。

アメリカでは勝ち組しか野菜買えない話は聞いた事ありましたが、
ピザが野菜話は都市伝説だと思ってました。

ジャンクフード漬けと麻薬漬けのどちらが悪どいか際どいレベルですね。

食生活が精神不安の原因の一つというのは間違いないと思うので、
不安定な人が今後も増え続けるのでしょう。

(mashiroさん)


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泉美木蘭さんの話、大変面白かったです。自分と重なる部分がありました。
自分は太ってはいませんが、美味しいものを食べるより、価格が安くて
量が多い物ばかり食べていて、食生活が偏ってしまい、顔に変なものが
よく出来たりしてしまいます。「日本に貧困なんてない!」とかいうやつに
教えてやりたいですよ。
普段の日は、朝食はチョコで空腹を紛らわし、休みの日は、朝と昼は
食事を取らず、動くとお腹が空くので家でじっとし過ごして、晩御飯だけ
ご飯を食べたりして、節約して生活しているのに…自分は20代なのですが、
これから先いずれは結婚をするなんて想像もできませんよ。
どこの世界の話やねん!って思ってしまいます。

(晶明さん)

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今回の「トンデモ見聞録」もショッキングな内容でした。
朝から晩までジャンクフード漬けにされている、アメリカの子供たちがまるで
家畜ならぬ「子蓄」じゃないかと思いました。

特に学校給食まで、お菓子やジャンクフードに侵されていたのには絶句しました。

給食を提供している企業の子供の栄養バランスを全く考えず、自分たちの
利益しか追求しない姿勢。子供たちが肥満になろうが、糖尿病になろうが
自己責任というような姿勢に怒りを覚えます。

貧困が原因で、給食でしか栄養補給できない日本の子供たち。
貧困が原因で、ジャンクフード漬けにされているアメリカの子供たち。
どちらも気の毒です。
スマホを持ってるから、肥満だから貧困じゃないと言う人は、子供並みの感性
だなと思いました。

(monmonさん)



ひどい格差社会になっても知らんぷり、肥大化した大企業が政府と
ともに「利益優先」で突き進む社会では、多くの弱者が社会の底辺に
突き落とされても、今度は、その貧困層をマーケットとして利用する
ビジネスが生みだされ、食生活や、住環境、ローンなど、子供のうち
から人生そのものが搾取されていきます。
サブプライム問題も、貧困層に「家が持てますよ」と夢を見せて、
ローンを組ませた末に起きた金融事件でしたよね。

日本よりも、さらにアメリカ追従度の進んでいる韓国は、悲惨です。
超高級住宅街の端っこに、ブルーシートやトタン、段ボールなどで
作った小屋が連なる糞尿にまみれたスラム街が出来上がっており、

学校帰りの小学生やお年寄りが肩を寄せ合って暮らしている状況。

立ち退きを迫られて、もめ事も絶えないと言います。

アメリカは「親は親、子は子」の個人主義の強い親子関係ですが、
韓国は、日本のように、親が子供に尽くす社会。
子供を大学へ行かせるために多額の学費をつぎ込みますし、
結婚すれば結婚式や新居の準備にもお金を出します。
しかし、格差社会が進み、若者の失業率が上がり、
20代の労働者のうち半分以上は非正規雇用で、年金未加入、
入社1年目の新入社員すらリストラの対象となり、何年も同居する
貧困親子が激増。

結果、韓国は、なんと65歳以上の高齢者の50%が貧困、

高齢者貧困率と自殺率が世界ワースト1位の国になっています。
貧しさのために過去1年間医療が受けられなかった高齢者は、
推計だけでも26%にのぼると言います。

 

自由と平等のバランスを失い、自由だけを突き進めた先にあるもの、
その答えがこうしてハッキリ見えているのです。
なのに日本は、この波にただただ飲まれていくだけのつもりでしょうか。

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誰が独裁してるかが見えない独裁

「改憲反対」「平和憲法維持」のために安倍政権批判をする人たちが、
よく安倍首相をヒトラーになぞらえて、ちょび髭を描き込んだ似顔絵を
作って、ネット上にばらまいていたりするんだけど。
そういうイラストをぼんやりと眺めながら、そりゃ、政治としては非常に
困った独裁状態だと思うんだけど、
『新自由主義』というもの全体をよくよく眺めたら、
本当の独裁者は、もう政治家より、1%の超富裕層だよと言ったほうが
いいんじゃないかと思えてきた。
こう言ってしまうと、疲弊している人は、ますます「上を見ても仕方ない」
の心理に入ってしまうかもしれないけど・・・。

「会社は株主のもの」になってしまったところから、
肥え太り続けるスーパー投資家や、グローバル企業のタガがはずれて、
政治家はそこにどんどん飲み込まれていって、
「国家は富裕層のもの、グローバル企業のもの」になりつつあるぞ、と。
株式会社アメリカ、株式会社EU、株式会社日本になってるぞ、と。

この形が出来上がっていくと、すごく危ないのが、中東や北朝鮮などの
独裁国家のように、「この人が独裁者!」というわかりやすいアイコンが
なくなるところではないか。


「あのグローバル企業が、あの投資家が動かす会社が、ひたすら私腹を
肥え太らせて租税回避し、おかげで貧困層がどんどん増えてるんだぞ!」


と言ったところで、そういった企業の提供するサービスを、大勢の人が


「…へ? 日常的に利用してますけど? なくなると困るんだよなあ」
 

という状態になってしまうわけだし。
ひとり政治家を引きずり下ろしたところで、どんどん似たようなのが出て
くるだけで、たどるのは劣化の一途だし。

こんな社会の形はおかしいじゃないかと指摘し、反対票を投じる段階へ
向かうには、学問や国語の力を通して、思想を蓄えたり正常な思考力を
保つことが必要になると思うけれども、
新自由主義のもとでは、「効率が悪い、金にならない」ものは淘汰されて
いくことになるから、その学問の機会もいつの間にか失われてゆき、
持つべき正常な反骨精神も同時に失われて、
あとには、独裁者=超富裕層に都合のよい家畜羊と化した烏合の衆

右往左往したり崖から飛び降りたりしているだけ・・・。

家畜羊に堕さないようにいるには、

「あー、もうなにも考えたくない」
「あー、もう目先のスマホの画面だけ指でつついていたい」
「あー、もう快楽だけに生きて、どんづまりになったら死ぬしかない」


という、投げやりで堕落した終わりのない快楽への欲望に飲み込まれ
ないようにしてなきゃならないから大変かもしれないけど。
思考のたのしさ、発見の快感って、そういう投げやりな快楽を凌駕する
すがすがしさがあるもんね。
それを伝えるための活動をしていくしかないよね。
そういう、すがすがしい快感が伝わるような文章が書けるように、

もっと腕を磨こっと。

新自由主義なんて、ほんと、さっさとやめたらいいと思うのになあ。

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NHKスペシャルの介護殺人特集を見た

先日の、介護殺人特集のNHKスペシャル、録画していたのを
いまやっと見た。

 

http://www.nhk.or.jp/d-navi/link/kaigosatsujin/


実際に家族を殺めてしまった人々の語る言葉に愕然としてしまう。
母親を殺害した受刑中の息子は、刑務官の監視を受けながらの
取材だけに、やはりいろいろな制約があるのか、
事前に用意した作文を読み上げるような口調で証言していたけれど、
ディレクターに、どうしてあなたが介護をしなければならなかったのか、
と質問されて、ぼとぼと涙を落としながら、
「家族、だから」
と答えた。この一言はひどく重かった。

認知症の母親の介護を妻に任せていたものの、離婚されてしまい、
会社を辞め、82歳の母親の年金をたよりに11年間に渡って
介護しているという51歳男性は、
「手足をつながれて監獄にいるよう」
「自分は介護ロボットのようなもの」
「きつい、というか、もう、たまらない」

と自由のない生活を表現していた。
この男性は、殺人を犯した人達に、なんと声をかけるかと聞かれて、

刑に服さねばならないとか、いろいろあるけれども、


「まずは、『介護が終わりましたね』と言いたい」


と答えていた。
綺麗ごとなど言っていられない現実を知る人の言葉がズシンとくる。

介護に関する現状の福祉制度では、こういった問題を支援するには
到底間に合わないという問題定義もあった。


もう1、2回くらい再放送があるはずなので、未見の人は、
チェックしてみるといいですよ。

 

 

介護殺人―司法福祉の視点から

 

 

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貧困も見えづらいけど、戦争も見えづらい時代

日米地位協定に関して、日米両政府が合意文書を作成する
というのでなんなのかと思ったら、「米軍属の範囲を縮小する」と。
ばかにしてんの? 子供騙しにしても酷過ぎるよね。
こんなの評価する人いるわけ?
お年玉の入ったポチ袋を開けたら、こども銀行券が4枚入ってて、
うわーい! って喜ぶようなもんでしょ。
きょうび、子供でも「なにこれ。使えないじゃん」って舌打ちするよ。

しかし、「また子供騙しかよ」と落胆してる場合でもない。
海外でテロが起きて犠牲者が出るたび、「テロとの戦い」「各国と連携」
という言葉が連呼されるけれども、
たとえば、最近、ドイツの南西部にあるラムシュタイン米空軍基地は、
中東やアフリカへのドローン攻撃の拠点になっていることが判明した。

 


米国の作った『ドローン・オブ・ウォー』という映画のなかでは、
軍事ドローンの米軍パイロットたちは、ラスベガス近郊に暮らしていて、
朝、奥さんとキスして自宅から出勤し、基地で昼休憩をとりながら、
遠く離れた中東諸国の上空3000メートルを飛ぶドローンを操作し、
爆撃し、そして夕方になると帰宅して子供を抱きしめているという話だった。
これだけでも相当に背筋の凍る話なんだけど、
現実には、地球の曲率を考えると、米国から直接中東上空のドローンを
操作するデータを送信することは難しいそうで、
パイロットたちは、まず、ドイツのラムシュタイン基地のコンピュータに
ログインし、そのコンピュータから、ドローンにデータが送信されて、
攻撃が行われている
のだという。

殺戮の拠点は、ドイツ国内の米軍基地にあるのだ。
もしも沖縄がこんな場所に使われたらどうする?
実際に血肉が飛び散る現場にならなければ、それでよいのか?
死体が視界に入らなければ、それでよいのか?
貧困も見えづらい現代だが、戦争なんかもっと見えづらい時代なのだ。
「平和、平和、ヘイワ、ヘーワ!」と連呼し、米軍の存在を無視する人達の
怖いところは、この、『見えなければよい、心乱されなければそれでよい』
につながってしまう「世界ヘーワ」という幻想を信奉できる精神状態だ。

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汚染土を公共事業に再利用

最終処分場だ、中間貯蔵施設だと右往左往したまま、
呆然と福島県内のそこかしこに仮置きされている汚染土が、
公共事業の基礎工事に再利用される方針なのだという。

道路や鉄道の盛り土や、海岸の防砂林、防潮堤、埋め立て地
などなど、全国のあらゆる場所に汚染土を放り込んで、
上から固めるそうだけど、そんな中国みたいなこと、平気な顔で
やっていいのかなあ?

もちろん地下水は汚染されるだろうし、防砂林、防潮堤なら、
海岸が汚染されないわけないだろうし、
そもそも、そこかしこで災害が起きる国だよ。
埋め立て地に使う・・・って、地震のたびに起きる液状化現象の
映像を見れば、おいおいちょっとちょっとと思うんだけど。

環境省の人間は、埋めた汚染土が、災害で流出した場合は、
「回収するから大丈夫」と言っていた。
土砂災害、水害で流出した現場で、どうやって回収するの?
できるわけないでしょ。万が一すべて回収できたとして、
今度はそれ、どうするの?
いまの段階で処分にこれだけ困っているのに?

こんなすっとぼけた寝言をまき散らしながら、よく再稼働するよ。

こういうの、「きちがい」って言うんだよ。

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政治的公平をロックに求める日本の子羊たち

毎年7月末に開催されている新潟県苗場の「フジロックフェスティバル」、
国内外200組以上のバンドが集まる一大ロックフェスということで、
私の周りにも、毎年すごいキャンプ道具を準備して、がっちり3日間、
楽しんでくる友達が大勢いるんだけど・・・

今年はそのフジロックに、シールズのメンバーが参加することが発表
されたらしく、ネット上で批判が噴出しているらしい。
ほうほう、シールズのあの酷すぎるお子ちゃまっぷりと、「選挙行こうぜ!」
みたいな《体制派ソングっぷり》に対して、ロック魂を持つ人々からの
ブーイングが起きたのか!
・・・と思ったら、こんな書き込みばかりで、超絶びっくりした。


「体制批判、政治色の強いバンドが多すぎ。絶対行かない」

「アーティストはすぐに体制批判を持ち出す」

「音楽に政治持ち込むやつ嫌いやからフジロックも嫌いになる」

「ミュージシャンってなんで反体制思想な人達が多いんだろうな。
それがカッコいいって思ってんの、カッコ悪いから」

「音楽に政治を持ち込むと、持ち込まれたものに賛成でない側
の人々をバッサリ切ることになると思うのだ……」

「まあ音楽に政治を持ち込むのは自由だとは思うんだが、いい曲
だって感じて買った作品があってそれが反権力を歌ったソングだと
後で知ったら嫌な気持ちにはなるかな。そんな気持ちで買ったわけ
ではありません的なね」



この人たち、ロックのなにを聞いてたの???
「いい曲だと思って買ったのに、それが反権力ソングだと知ったら
嫌な気持ちになる」
って、まったく酷い。酷過ぎる。

反骨精神、反体制精神こそが、ロックの魂なんですけど。

大体、フジロックが好きな人は、ボブ・ディランを大好きだと思うけど、
じゃあ、ボブ・ディランがどういう姿勢で歌を作ってたかを知ったら、
嫌な気持ちになるってぇの?

アウトドアが大好きで、自然のなかで音楽を満喫したい人の多くは、
ボブ・マーリーのレゲエが大好きだと思うけど、
どんな思想が背景にあるかを知ったら、嫌な気持ちになるわけ?

ゴスペルもブルースも、奴隷時代の黒人たちから生まれた音楽なん

ですけど。ソウルもそこから生まれたんですけど。
黒人ラップなんかも、反体制、社会批判以外の何者でもなかったわけだけど。

音楽と格闘技が合わさったカポエラも、武術の鍛錬を禁じられていた
黒人奴隷が、武闘を舞踊に置き換えて、音楽にあわせてダンスの
ように蹴り技を訓練したところから生まれたんですけど。

サンバだって、めっちゃ陽気に聞こえるけど、ただサッカー見ながら
踊り狂うためだけの発散系サンバや、アメリカのレーベルから発売された

ノリのいい酒池肉林ソングばかりではないです。

(そもそも踊り狂うための音楽が生まれること自体、民衆の不満や、ストレスが

底にあるからだと思うけど)
ブラジルのサンバの名曲の多くは、哀愁漂う美しいメロディーのなかに、
貧困格差を嘆き悲しみ、未来の暗さを喘ぐ、反体制、現社会を憂うための
歌詞のほうが多いんです。

《14歳の時、ボロの服と、ボロの靴で
楽器屋のショーウインドーに
おでこをつけていた僕に、父は言ったんだ
「やめておけ。この国で夢は見られない」
だけど僕はいま、サンバを歌っている
こうして僕はいま、サンバを歌っている…》


そして、こういった憂いのラインのサンバが、ボサノヴァや、
ブラジリアンジャズへと繋がっていきます。


政治的公正を音楽に求める日本人の子羊っぷり。
体制派ロックを求めてしまうという酷い家畜っぷり。
だったら、「選挙行こうぜ」のシールズなんて、まったく
おあつらえ向きで、いいじゃないですか。
どーなんですか!? 大丈夫ですか!?

 

 

地下鉄のミュージシャン ニューヨークにおける音楽と政治

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子供の小遣いどころか、貯金ゼロ世帯が3割やで・・・

昼ごはん食べながら『新報道2001』、録画で見た。
でゃあ、びっくりするなあ。私が3日間かけてコンコンと

「日本国内の子供の貧困を語るときは、絶対的貧困率ではなく、
日本国内の相対的貧困率を見なければまったく意味がありませんよ。
絶対的貧困率なんか持ち出す奴は、ちゃんちゃらおかしいですよ」

って説明してたら、その端から、安倍首相が

子供の小遣いの使い道に「貯金」が急増していると問われて

「貧困と言うが、絶対的貧困と相対的貧困がある。
これは相対的貧困の話。絶対的貧困なら、貯金はできない」


なんて言ってるし。
6人に1人の子供が貧困であるということと絡めて、子供のお小遣いの
使い道「貯金」について議論されてたんだけど。

そもそも、子供の小遣いどころか、大人でも貯金ゼロの世帯が30.9%
存在するんですよ。それを格差と言わずしてなんと言うわけ?
貯金ゼロの理由のぶっちぎりトップは「賃金が減って貯蓄を崩した」=59.6%
なんですよ。これを見ても「我が政権になって、給料は上がっている!」
とドヤ顔で豪語してしまう首相って、なんじゃいな。

番組で示されていた「子供のお小遣いの使い道アンケート」は、
1位/お菓子 2位/漫画 3位/文房具 4位/貯金
この「4位/貯金」の急増をネタに、子供の貧困に話をつなげたくて
使ったのだろうけど、誰かが、
「子供が将来不安を感じて学費を貯金している」と言っていて、
思わず、はむはむしていたご飯を、ボハッと噴き飛ばしてしまった。

そりゃ、好き放題お金を使える浮かれた空気じゃないことは、
子供も感じ取っているに違いないけれど、
そもそもは、子供に小遣いが渡せるレベルの家庭でも、
将来不安のために買い控えており、少しでも貯蓄にまわさねばと
考えているから、親だって、子供に小遣いを渡しながら
「お金は大事に貯金しなさいよ」と教育しているんじゃないのかなあ?

さらに言えば、そのアンケートの出所は、大手おもちゃ会社だよ。
900人の親子にネットで2日間調査したもので、内容を見ていくと、
「親からもらうお小遣いの平均額」「祖父母からの平均額」とか、
「両親よりも祖父母のくれるお小遣いの金額のほうが大きい」とか、
「月額いくらもらっていて、どんなおもちゃ金を使っているのか」とか、
はっきり言って、目的は、商売のための市場調査なんです。
私が企業の企画者だったら、

『なるほど。それならば、金を出しやすい祖父母をターゲットに、
現在のお小遣い価格1848円よりもやや上乗せした金額で、
子供が欲しがりそうなものを買い与えたくなるCMプランを練ろう』

と考えますよ。
だってそのための資料だもん。
そのなかに、貧困問題に関わる設問なんて微塵も存在してません。

はあ・・・びっくりするなあ。

小林先生から、この3日間のブログをライジングでまとめて、

と言っていただいたので、加筆して、週明け火曜日の配信にしたい

と思います。

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