安倍首相の虚偽答弁を政府が認めた?

さきほど、朝日新聞デジタルで菅官房長官の会見の内容が
配信されたのだけど、それによると、官邸は3月5日の時点で、
改竄前の文書の存在について国交省から報告を受けており、
6日には菅官房長官は把握し、安倍首相も承知していたと
いうことだ。

朝日新聞デジタル 
改ざん前の文書、事前把握認める 菅氏「首相も承知」

https://www.asahi.com/articles/ASL3H410LL3HULFA00P.html

安倍首相は国会で虚偽答弁したことになる。
14日の予算委員会では、安倍首相は、文書について
「11日に報告を受けた」と答弁していた。
田崎史郎なんかも、つい1時間ほど前まで、TBSで
「11日か、まだ10日の深夜だったかはわからないけど、
そのぐらいになってはじめて知った」
と一生懸命に擁護していたけど、やっぱり嘘だったんじゃないか。
まさか官邸が、首相だけに一週間近くも事実を黙ってたわけが
あるまいに。
政府が安倍首相の虚偽答弁を認めたことになると思うけど。

政治・社会問題 | - | -

オウム死刑囚の移送

オウム真理教の死刑囚たちが全国に分散移送されて、
死刑執行の準備に入っているということだけど、
どうしても「いまこのタイミングで?」と思ってしまう。

刑が執行されたら、報道は途端にオウム一色になるだろうし、
衝撃と刺激を追うワイドショーとしては、どうしても
死刑囚たちの紹介と、地下鉄サリン事件をふりかえるような

番組内容になるのでは。
そうなると森友公文書改竄に向けられていた追及の目線や、
メディアの取材の手が緩むことになるし、
このタイミングでの死刑に疑義を呈すると、
「オウムをかばう気か?」と言い出すような人が現れて、
また物を言いづらい、変な空気が作られそうだ。
 

政治・社会問題 | - | -

こんな壮大な改竄、官僚が自主的にやるかよ



森友決裁文書、全78ページすべて読み終えたけど、
籠池氏のあの手この手の交渉はさることながら、
担当職員の味わい続けたジレンマの過程があまりに
事細かに綴られていて驚いた。

昨年、自分の作った森友疑獄年表と照らし合わせると、
「だからあの時、まだ国有地なのにボーリングできたのか」
「そのボーリングの結果がここで効力を発揮したのか」
などよくわかった。
 

大阪の私学審から認可妥当の答申が出る過程も、あわせて
もう一度検証しなければならないし、
さらなるゴミが出て弁護士が値引き買い取り交渉に来たあと、
近畿財務局と大阪航空局の中で、対応を検討したと書いてある
が、その詳細も明らかにしてほしい。


また、膨大なゴミの処理に、土地の値段を上回るような予算が

つけられないとなって、建設業者に「場内処分の方向で」と

伝えた会議の記録もあるはずだ。それも出してほしい。
その話を毎日新聞に証言した業者は、翌日に変死している。
死者は1人ではないのだ。

しかし、これだけの量の「ヤバい部分」を削除させられて、
文書の前後のつじつまが合うように文章の書き換えを
させられた職員は、さぞ苦しい思いをしただろう・・・。

そして、よくもまあこれを「書き換え」なんて生易しい表現で
出して来たもんだね。
完全なる改竄、隠蔽だよ。
こんな壮大な公文書改竄、官僚が自主的にやるわけないよ。
そして、「佐川元理財局長の答弁にあわせて」ではなく、
籠池氏の証言にあわせて削ったのではないのかな?

これ読むと「籠池さん、やっぱりちゃんと証言してたんだ」
とも思えてくる。

いろんな人物の名前が登場するけど、
やはり、その影響力の強さをきっちりと書き込まれているのは、
安倍昭恵だった。だめだよ、これは昭恵さんから話を聞かなきゃ。

 

 



政治・社会問題 | - | -

「幻冬舎plus」で連載開始

明日、号外で配信されるライジングには、
目下爆発中の森友文書改竄問題について書いています。
改竄した決裁文書を国会に提出して、それをもとに
1年間も審議してきたなんて、とてつもない話だけど、
この期に及んで、平然と政権擁護する人々が出現して
いますので、暴いておきたいと思います。

森友学園問題を、
「朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」と言って、
トンデモフェイク本を書いた小川榮太郎氏は、
今日の麻生財務相の改竄認める記者会見を、
どのように見ていたのでしょうか。


・・・というわけで、フェイクニュースに関する連載を
幻冬舎plus」にてはじめましたので、お知らせです。

泉美木蘭「オオカミ少女に気をつけろ! 
 〜欲望と世論とフェイクニュース」



http://www.gentosha.jp/category/ookamisyojyo

ライジングの連載をご覧になっている方には、
序盤は、その復習になっていますが、
この先、フェイクニュース、ポストトゥルースに関する
いろんなインタビューや取材も登場する予定です。
無料で読めるので、どうぞお楽しみください。


しかし、ライジングの文章量にすっかり慣れて、
毎週、原稿用紙10枚、15枚、20枚と平気で
書いていたので、
「幻冬舎plus」では初回の記事を2分割することになり、
世の中って、このぐらいのライトさが必要なんだなと
実感した次第です。

「オオカミ少女に気をつけろ!
 欲望と世論とフェイクニュース」

http://www.gentosha.jp/category/ookamisyojyo

第1回は…「"AIが暴走した"ってニュースは本当?」
http://www.gentosha.jp/articles/-/9758

泉美木蘭からのおしらせ | - | -

関西ゴー宣道場

昨日は大阪にてゴー宣道場。

打ち上げなど終わってホテルにチェックインしたのは23時すぎ。

で、朝4時ごろまで原稿をやっていたのでありました。

締め切りに間に合っていなかった私が悪いのだけど、

編集者の方から面と向かって2回も急かされちゃったから必死。

原稿は、帰りの新幹線のなかでようやく仕上げて送信。

東京に帰宅して、すぐライジングの原稿。

お題は、森友文書改竄問題。明日の配信です。

オリ、がんばってる。


 

京都大学の曽我部真裕教授と山尾志桜里議員をゲストに

お招きしての関西ゴー宣道場は、
憲法学という専門的な話がつづくなかでも、
参加者が一心に集中している様子が伝わってきました。

「改憲か護憲か」というイデオロギー的な憲法論から、
もっと実用的、実践的で、実際の制度設計に目を向ける
プラクティカルな憲法論へ、
「理念」だけにとらわれているのでなく、
「仕組み」について考えるべし。
曽我部教授の新世代の憲法論は、深くうなづくとと同時に、
憲法改正に取り組むには、本当に膨大で多角的な思考と議論が
必要なんだと想像します。

フランスでは、政権交代という緊張感があるために、
どちらか一方に都合の良い環境に甘んじる状態にはなりづらく、
大統領の人徳に関わらず、必要ならば憲法改正の議論が行われる・・・
いまの日本人に突き刺さらなきゃならない話だと思います。
ただ変えたい条文だけに目を向けている状態ではなく、
そのための土壌を育てなければいけません。

山尾議員による、憲法裁判所の方式とメリット・デメリット、
国民投票法のお話は、もっとくわしく知りたいですし、
知っておくべきものだと思いました。
テレビコマーシャルの規制問題、
メディアのスタンス、
意見広告の取り扱い方、
芸能人の利用、広告代理店の存在、首相との会食。

わからないまま、
「わからないし、あやしさは感じているけど
誰かが決めて、なんだか決まっていくんだろ。
自分に害がなきゃいいや」
では嫌だ。
つま先立ちだけど、知的誠実さを失わずにこれからも議論を
深めていきたいと思います。


 

日誌 | - | -

森友学園、疑惑の3日間も説明したほうがよいのでは?

明日の朝、新幹線に乗るまでに上げなきゃならない原稿があり、
かなり切羽詰まっていて、報道にじっくり目を通すことが
できなくて悔しいのですが、

森友学園問題、2015年9月3日から5日までの「疑惑の3日間」も、
国はもうしっかり説明したほうがよろしいのではないですか。

詳しく書いたのはもう一年前の記事だったかと驚愕していますが、

1)安倍首相が、迫田元理財局長と岡本財務省官房長を官邸に呼び、
2)翌朝、近畿財務局9会会議室にて、近畿財務局池田統括管理官と、
大阪航空局、森友学園の建設工事を請け負った建設事務所らが、
土地の埋蔵物の撤去内容について会合を行い、
3)安倍首相が安保法制の審議で紛糾しているさなかに大阪入り、
4)同日、森友学園に国土交通省から6200万円の補助金が決定し、
5)翌日、安倍昭恵夫人が森友学園にて名誉校長就任演説をした

この一連の3日間のことです。
自殺した担当職員は、2日目の近畿財務局での会合に出席している
近畿財務局の池田統括管理官の部下だという情報がありますし、
この会合では、問題の土地から出てきた産廃残土の処理費用について
国から予算がつけられない、「場内処分の方向で協力お願いします」
など話し合われていました。
そして、業者側にはこの時の打ち合わせ記録があるというのに、




国側は、たしか当日9階会議室で会議があったということは認めて
いましたが、「記録は廃棄された」と言ってその内容は明かさない
という方向のままでした。
でももう、「記録はない」「適切に廃棄された」は通用しないと

思います。


<疑惑の3日間>


●2015年9月3日

(14時17分)官邸にて、安倍首相、迫田英明元財務省理財局長
岡本薫明財務省官房長と面会。

※迫田英明氏は現在国税庁長官だが、森友学園が土地を取得した
この時期は、財務省理財局長だった。


●2015年9月4日

(10時ー12時)近畿財務局9階会議室にて、
近畿財務局・池田統括管理官、大阪航空局・高見調整係、
森友学園の小学校建設工事を請け負ったキアラ設計所長、
中道組所長が会合。

問題の土地の埋設物の処理内容や費用について議論し、業者側が
高額な処理費用を提示。


(11時58分)安倍首相、安保法制に関する審議が紛糾している
参院特別委員会を欠席して、羽田空港発全日空21便に搭乗し、
大阪入り。
この件に関して、鴻池議員が「一国の首相としてどういったものか」
と不快感示す。


(12時39分)安倍首相、大阪市中央区の読売テレビ着。
「そこまで言って委員会」の収録に出演。
その後、「情報ライブ ミヤネ屋」に生放送出演。

7c2fbfb03e5312e4dda3d96dbf8583a617aa9e77

 


(16時7分)安倍首相、今井尚哉筆頭秘書官、実業家の冬柴大氏らと、
大阪市北区の海鮮料理店『かき鐡』にて食事。

 

82a3d6af0416f7beaf2054b3487d4cdf82244dbb87a6f8b708456dec63348748f17a5d43f053e0a3 

 

●同日

国土交通省「平成27年度サステナブル建築物等先導事業の
採択プロジェクトの決定について」にて、森友学園の小学校
校舎及び体育館が選出され、6200万円の補助金交付が決定。


●2015年9月5日

(午前)安倍昭恵夫人、塚本幼稚園にて名誉校長就任の演説を行う。

9405a3fa790b38e69047efaee4981ec1563259dd


※安倍昭恵氏は、「当日、籠池理事長からむりやり名誉校長として
紹介されて拍手された」などと言っているにも拘わらず、実際には、
この写真のほか、園児との握手風景や、幼稚園バスの前での自身の
記念写真など、合計4枚もの写真をFacebookに投稿し、積極的に
森友学園を宣伝している。

政治・社会問題 | - | -

遠慮のお弁当

今日は一日、出版社の会議室でブレストしながら本の台割を
作っていて、しまいに編集キャップがボールペン投げ出して
「こんなに勉強して、僕たちどんだけ真面目なんですかね!」
と言い出すほど根を詰めていた。

しかし、大きな会社は大変だ。
お昼に、外から来てる私に気を使って、デパートでちょっと
いいお弁当を買ってきてくれたんだけど、
お弁当を目の前に起きながら、なかなかみんな手をつけない。
私には食べろ食べろと勧めてくれるので、
遠慮なく箸を割ったんだけど、
SキャップもT編集も、一向にお弁当に手をふれない。
この編集会議に参加する予定のK部長がまだ来ていないので、
先に食べたら悪いかもと、二人とも遠慮しているのだった。

K部長は、「どうしたの? 早く食べなよ」ってあっさり
言いそうなキャラで、決してパワハラするような人ではないけど、
社内的な空気があるんだろう。
Sキャップは、誰かにちょっとコーヒーを頼むだけでも、土下座
しそうな勢いで「ごめんね、ごめんね、本当にごめんね」と謝る。

まあ私はさっさと食べて、さっさと作業にもどりたかったので、
台割見ながらぱくぱくやっていたら、そこへK部長が登場。
ああ、これでみんなそろって食べられるね。

すると、お弁当を見たK部長、なんと、

「あ、僕はいいよ」
「え!? 食べましょうよ」
「僕、このあとまたすぐ別の会議に出なきゃならないから、
『あいつ弁当だけ食べに来た』っていう形になるのは悪いからさ」

こうして、K部長がお弁当を遠慮したため、
Sキャップは、目の前のお弁当に添えていた手を引き、
そして、それを横目で見たT編集の手も引いてしまった。

「いやいやいや、Sくん、食べなよ」
「じゃあKさんもどうぞどうぞ」
「いやいやいや、僕は食い逃げになっちゃうから」
「いやいやいや、でも買ってきちゃいましたし」
「いやいやいや、じゃあこれ、Tさん、おやつにしなよ。
いいじゃない、今日は高級弁当だし。美味しそうじゃないか。
お腹がすいたら食べたらいいし、持って帰って夜食にでも。ね」

K部長は良かれと思って「高級弁当だし」「美味しそう」と言い、
すこしユーモラスに遠慮がちな姿勢を演出しながらお弁当を
押し戻したのだけど、
SキャップとT編集は逆に手を出しづらくなって迷っている。

弁当ひとつでこんなに空気の読み合いをしなきゃならないなんて、
なんて気の毒なんだ…。
空気を壊してあげたほうが良さそうだと思い、
エビをくわえたまま、

「とりあえず、食べながら、迷ったらいいんじゃなーーい?」

と言ったら、全員が笑ってくれて、ようやくSキャップは
「じゃ、迷いながら食べます」
と律儀に答えて、お弁当の蓋を開けた。
ふうううう。


そして、遠慮なく一番最初に食べ始めた私が、
一番食べ終わるのが遅かったのだった。
 

日誌 | - | -

中韓ヘイト本が売れるのは・・・

昨年、新書・ノンフィクション部門で最多発行部数になったのは、

ケント・ギルバート氏の中韓ヘイト本

「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」(講談社)で、
47万部だそうだ。

 

「儒教に呪われた中韓の人間」

「儒教の呪いにかかったコウモリ国家」

「『禽獣以下』の社会道徳や公共心しか持たない」

「嫉妬心や執着心は誰にでも多少はあるものです。しかしその病的な

レベルについていえば、韓国人が世界一だと思います」

 

こんなヘイトスピーチが平気で何度も登場する同氏の本、

講談社社内では、出版について疑念の声が上がっていたという。

しかし、売った。そして実際に売れた。なぜか。

担当編集者によると、

 

「本に差別意識はない。読者の知りたい欲望に応えた」

「中韓から日本への観光客が増える中、中韓は日本と『違う』
という実感が強いのではないか」

 

本に差別意識はないって、なんだかものすごく真っ黒な言葉にしか
聞こえないのだが、47万部も売れたのなら、読者は、もともと
差別意識がある人だけではないのだろう。

例えば、
生活する上で、嫌韓嫌中なんてリアルに感じたことはないのに、

ネット上に嫌韓嫌中の言葉が溢れ返っているのを見て、

昨今の報道も見ながら、そもそもどうしてこんなに中韓を嫌う人が
多いのかを知りたい、と思うようになった人や、
 

以前クローズアップされた「爆買い観光客」などのふるまいを見て、

「こんなこと日本人はしないよなあ」と思い、迷惑に感じたけれど、
それを素直に「迷惑だ」と言ったら、差別になってしまうんだろうか、
「OMOTENASHI」の心との折り合いをどうつけたらいいんだろう…
というような、整理がつけられないままどこかに鬱屈している気持ち
に理屈をつけたい、
という人なんかが増えているのかもしれない。

 

そして、もう一つ、担当編集者いわく、

 

「日本人は白人から言われるのに弱い。同じことを日本人が言うより、

白人のギルバートさんが言う方が説得力が増すと考えた」

 

ほんっとにイヤだね。
こういう風に本を作るのもイヤだし、実際に売れるのもイヤだよ…。

日誌 | - | -