わあ、BUDDHA BRAND「人間発電所」が。

なんとなーくテレビつけたまま遅めの昼食の支度してたら、
ブッダブランドの『人間発電所』が流れてきたから、
思わず興奮して画面をじろじろ見ちゃったよ。
テレ朝「選挙ステーション」のCMだった。

 


わからない人には、まったくわからない話になっちゃうけど、
いま40歳前後から50歳前後ぐらいの層で、昔ヒップホップを
聞いてた若者だった人達は、この曲、イントロのとこだけでも
反応しちゃうでしょ。
だって伝説的な曲だからね。
ZEEBRAも思わず振り返って見てしまうのでは。

 皆に満遍 けんべん
 右も左もねえ from 九次元
 普通がなんだか気づけよ人間


女子なのに口ずさめちゃうもんね。

青臭い話だけど、予備校・大学生の頃、ZEEBRA と、
このブッダブランドの中心人物だったDEV LARGE という人が、
どっちがうまいか勝負しようぜという喧嘩ラップを作りあって、
激しくやりあっていて、注目の的だったんだよね。


私はDEV LARGE派だったけど。
DEV LARGE が好きすぎて、それまで髪の毛丸刈りで赤く染めて、
『スラムダンク』の桜木花道みたいになって、大学のバスケ同好会
に入ってシュート練習をしてた
のに、

 


気がついたら、男物のだぼだぼのスケーターブランドのパーカーに、
野球帽に、ナイキのスニーカーという、非の打ちどころのない完璧な
ヒップホップ系ファッション
になってた
からね。

 

 


ああ、当時、スマホがなくて本当によかった!
写真がSNSなんかに残ってたら、もう悶絶死してしまうよ。
それ考えると、いまの若者は非常に不幸だな。

そんなDEV LARGE、去年、15年ぶりぐらいにの名前が目に飛び
込んできたと思ったら・・・訃報だったんだよね。
あの頃若者だった人が、いまテレ朝のCM制作してるんだな。
なんてこともない話だけど、回想でした。

でも、テレビは小池百合子と石原伸晃が対決してどーのこーのって
ワイドショー的な話ばかりで、肝心の参院選ほうはほとんどやって
ないんだよなあ。

 

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もろもろ日記と明日配信の「泉美木蘭のトンデモ見聞録」

今日はライジングの締め切りでした。
原稿を書いていたら、夕方、とつぜん小林よしのり先生から

「泉美さん、クーラーあるの?」

というメールが。
あとで、先生が近代化と貧困に関する考察ブログ

スマホを持った貧困者はいると「洞察」する感性
を書かれているのを読んで、ああ、ここしばらく、私がライジングで、
クーラーのない部屋で孤独死したとなりのおじさんの話をずっと

書いていたから、この蒸し暑さでクーラーがなかったら、泉美も

死ぬかもと思い出して下さったんだなとわかったのですが、
正直、届いたメールを読んだ瞬間は、反射的に、

「先生、クーラーくれるのかな!?」

と、すごく勝手に期待してしまったことを告白します・・・。
頭のなかで、

「泉美さん、クーラーあるの? なかったらあげるけど

という、個人的要望を勝手に付け足して読んじゃったんだよねー・・・。
引越す人から、いらなくなった冷蔵庫を貰ったり、洗濯機を貰ったり、
プリンターを貰ったり、いろいろ貰ってきた経験がありすぎて、
貰えるなら貰いますよっ? みたいな感覚が染みついてたのね。
あー、やだやだ。富裕層には絶対になさそうだよ、この感覚。
だけどさ、中古品といっても、いまはかなり性能の良い、それも綺麗な
状態のものがそこかしこに安値で溢れ返っているから、
正直、新品で買うなんてバカバカしく感じるという感覚の人は、
かなり多いんじゃないかな?
それを考えるだけでも、現代の日本には、戦後の貧乏時代と比べて
しまうと、決してそれとはわからない下層生活が存在するということが
わかるよね。

クーラーは、あります。(小保方さんになってしまった)
今の時期はほとんど扇風機を使っているけど、締切とかでパソコンを
長時間使う時は、なるべくつけるようにしてます。すぐ消すけど。
室温29度に設定しても肌寒く感じるんだよね。
でも夏場はすぐパソコンに熱がこもって、オーバーヒートして電源が
落ちてしまうから困ったもんだ。

明日のライジングは、連載「泉美木蘭のトンデモ見聞録」第9回、
あーんなに盛り上がってたはずの「『爆買いバブル』終了のおしらせ」
書きました。すでにあっさり終了してますよ。
中国人観光客に乗っかった商売は、大変なことになってます。
あすの配信をお待ちください。

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離婚と世間とコバンザメ

昨夜は、ゴー宣道場の打ち合わせ。

快調な時間帯の切通さんが話していた「離婚と世間」についての意見が、

ああ、そう考えるのかあと、自分との意見の違いがおもしろかった。
乙武夫妻、高島・高知夫妻を例題に、世間が夫婦を「離婚させる」まで
騒ぎ立てる現象には問題があるだろう、というお話だったんだけど、
私は、切通さんとは感覚が違っていて、舛添を公職から追放した話とは
また違って、人と人の別れについては、世間の言い分なんてまったく
関係していないと思っているのです。

なぜなら、別れを切り出す側の人間は、主体性の塊になっている、
という感覚があるからです。
ちょっと遊んでポイと捨てるのとは違って、情を通わせた人間を、
自分の人生から切り離すという作業には、めちゃくちゃにパワーがいる
ものだと思うんですよ。
情とか事情って、自分のものと相手のものが混ざりあって、トリモチ状に

生活の隅々に絡みついているもので、単純にスッパリとはいかないんですよね。
なにより、他人を大きく傷つけるのは、とても怖いことです。
強くないと冷徹には振る舞えないと思うんです。
そして、その離別のパワーの根源は、カネの量でも、権力の大きさでも、
周囲からの圧力の強さでもないんですよね。
その人の、純粋な決断だからこそ、迷うことなく最後まで行えるのが、
離別。決別。という感覚です。

「別れない」と「別れられない」も違いますよね。
どれだけ周りが意見しても、「別れない」という決断を主体的にする人も
いれば、自分では決断できなくて「別れられない」という依存を繰り返す
はめになる人もいるし。

ここまで書いて、ふと思いましたが、
自分に主体性がない人は、他人の主体性も理解できない。
だから簡単にストーカーになるんだろうなと思います。
こびへつらって振る舞うんだけど、相手を尊重することができていない。
尊重できないから、相手を忖度できず、勝手な思い込みを押しつける。
もしくは、粘着隊として、強力な主体のコバンザメと化してしまったり。

数日前のニュースで知りましたが、大阪の水族館で「コバンザメが独立した」
と話題になっているそうです。
宿主のジンベイザメに嫌われて振り払われてしまい、それでも吸い付こうと
するので、ジンベイザメが暴れて傷だらけになってしまった、と。
それで水槽を分けたら、最初はおどおど地底を這っていたコバンザメが、
徐々に悠々と振る舞うようになり、いまでは独立してエサを食べにくるのだ
そうです。
環境は否応なしにコバンザメを変える・・・

でも、コバンザメは、コバンザメ。

またジンベイザメが現れたら、吸い付く生活にもどるだろう、と。

そういうわけで、「自然界ではありえない姿」と言われているそうです。

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エマニュエル・トッド『ドイツ帝国が世界を破滅させる』

湿気が私を布団のうえで回転させるの・・・。寝苦しい。
やはり夏場は頭の沸いてる奴がてきめんに増えるもので、
昨夜は、店の開店準備をしていたら、
丸坊主のふっくらした見知らぬゲイが近づいてきて、突然、
「ぼくにもチャンスはありますか!?」
と聞いてきた。なんだかよくわからないから、
「ありそうにないよね」
と答えたら、しょんぼりして去って行った。


エマニュエル・トッドの『ドイツ帝国が世界を破滅させる』という本を
読んだ。難しすぎて私には正誤の判断ができない部分も多いし、
ずいぶん自国(フランス)に対して悲観的な人だなあとも感じたけど、
ドイツの経済政策と、EU、ドイツ、フランスの力関係について、
とても勉強になった。

EUでは、多くの国がドイツの独壇場にやられっぱなしのあまり、
「この道以外は不可能だ!」としか言えない腰抜けになっている、
という話は、やたらとわかりやすかった。
それ、わかりますぅ、日本もアメリカに威圧されるあまり、
自分で目隠ししてひざまずいて「この道以外は不可能だ!」って、
みんなが口を揃えて言ってるんですよお。・・・みたいな、変な共感?

「国家は、一般意思の体現者にもなれば、支配階級の表現にもなる」
という言葉は妙に印象強く残った。
「支配階級」というのは、1%の富裕層の中の、さらに富裕層のことを
指すんだけど。

あと、ロシアからのガスのパイプラインが、ウクライナを経由して、
到達点がすべてドイツに引き込まれており、「ドイツ vs 南欧」という

エネルギー問題ができているというのは、はじめて知った。
パイプラインの地図を見ると、たしかにドイツの牛耳りっぷりは凄い。


『民主主義という病い』でも学んだけど、EUひとつ勉強してみても、
やっぱりグローバリズムは平和なんか生み出さない、むしろ、
すべての国が、すべての国に向かって、宣戦布告するようなものだと
改めて思った。

 

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子ども食堂に税金投入してほしい

今朝の朝日新聞一面は「子ども食堂300か所超す」

 


6人に1人の子どもが貧困、というデータが公表され、
今年に入ってから全国で支援が急増したのだそうだ。
活動している人達には本当に頭が下がる。
ほとんどは民間からの寄付に頼って運営されているから、
資金が潰えたら、活動している人が負担してなんとか続けるか、
閉鎖するか、運営日数を減らすしかなくなると想像できる。
国は、一刻も早く貧困の子供に税金を投入するべきだと思う。

しかし2面に、この記事の驚愕のつづきがあって、
ある町では、民間のボランティア団体が、公民館で子ども食堂を
開きたいと区長のもとへ依頼にいったところ、
「なぜ、うちでやるのか。困窮者が集まる地域と思われる。どんな
趣旨で開くのか」

と問い詰められたのだという。ほかの自治体でも、首長から
「貧困の子どもはいない」と拒まれたケースがあったらしい。

ひどい差別心だ。
食事がとれないような貧困の子どもなんてみっともない、
そんな子どもがうちの地区にいるなんて思われたくない、
だから、子ども食堂なんか開かせない、と言いたいのだ。
「絶対的貧困率」という単語を持ち出して、子どもの貧困に関する
議論を鼻で笑った安倍首相も、同じ考え方があるのではないか?

仕方なく「誰でも利用できる食堂」という趣旨に変更することで承諾を
得たり、「子ども食堂」という名称を使わないようにして運営している
ところもあるという。
利用する人にとっては、むしろそのほうが足を運びやすくなるという
面も生まれているかもしれないと思うが、
こびりついた差別心から、貧困の実態を握りつぶそうとする人間が
自治体や国政の長として居座っていることには怒りを覚える。

今年はじめ、政府は、「子供の貧困対策基金」の立ち上げのために、
広告代理店への支払いやインターネット広告の製作費で2億円もの
カネを使った。
この出費によって集まった寄付金は、たったの2千万円。
2億円使って「政府は子供のことを考えていますよ♪」という偽善を
アピールをしただけ。自分たちの宣伝のための2億円なのだ。
しかも、肝心な実際の支援は、民間の寄付頼み!
こんなインチキあるかよ!


貧困で満足に食事がとれない自国の子どもたちに税金投入できないで、
よく議員なんてやってられるよ。
その薄情さ、恥ずかしいと思わないのか?

 

女性と子どもの貧困~社会から孤立した人たちを追った~

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昭和というジャンル。

♪ああ〜〜〜みずいろの雨〜〜〜の肩を抱いてつつんで降り続くの〜〜〜

どうも。築39年、木造二階建て、床の間つきの和室に暮らすわたしです。
引越してきたときは、天井から裸電球がぶら下がってました。

♪ああ〜〜〜くずれてしまえ〜〜〜跡形もなく流されてゆく愛のかたち〜〜〜

八神純子「みずいろの雨」の7インチ盤は、中古ショップで見かけたら
迷わず買っておく、という友人がいます。

 


DJは、よくかけるレコードは何枚でもスペアを買うのです。
この曲の八神純子、20歳だもんね、すごい。

昭和歌謡曲の名曲って、確実に盛り上がるんだよね。
楽曲も歌も抜群にいいから。
歌手としてのトレーニングの分厚さみたいなものが歌声に出てるし、
音も生バンドの躍動があって響きますね。
どんなお店も、有無を言わさずスナックに変えてしまう強さも好きです。


新宿三丁目のディスクユニオン(レコードショップ)には、3年くらい前に
『昭和歌謡館』ができて、昭和歌謡のレコードを専門的に買い取っては
大量に販売しているんだよね。
昭和歌謡曲専門の音楽バーも、この2、3年でぽつぽつとできた。
「アラサー、アラフォー集まれ!」って看板に書いてあったりして。
「昭和歌謡曲」というものが、今の日本の歌謡曲とは別物として、
根強い人気のあるひとつの音楽ジャンルになった、ということかもしれません。


でも去年ぐらいからかな? テレビに出て来る女性タレントや、
渋谷原宿を歩く女の子のメイクが、昭和歌謡曲の頃に戻ってるね。
山のない、太い眉毛で、濃いめで。リップの色も濃くて。

わたしの勝手なイメージだけど、男も女も、
細い昆虫の触覚みたいな眉毛より、太い眉毛の人のほうが、
つきあいやすそうに感じる・・・。
なんでかな。眉が細いと神経質に感じるからかな。

 

♪ああ〜〜〜みずいろの雨〜〜〜〜〜〜

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ガリガリ君を購入したことによる辞任だけは恥ずかしいからやめて

日刊ゲンダイが、安倍首相が政治資金で「ガリガリ君」
「なっちゃん」(オレンジジュース)を買っていると激怒していた。
もとは、数日前TBSで報道された党首討論での安倍首相と
山本太郎のやりとりらしい。
NEWS23のスタジオで、各党首が車座になり、「政治とカネ」

について議論する場で、山本太郎が安倍首相に向かって、

「ガリガリ君というアイスクリームを政治資金で支出している」
「(舛添が買った)子供の漫画本は責められて、ガリガリ君は
責められないのか」
「フェイスブックで(安倍の)秘書さんが、今日一緒にコンビニへ
行ってこれを買ってもらったと書いている」


と。
1万円以内の少額の場合は、収支報告書への記載が必要ない
という仕組みがあり、その1万円以下の買い物のレシートを、
情報開示請求してみたところ、

「コ・・・コンビニでガリガリ君を買っているじゃないか!
ジュースもウーロン茶も買っている! Wクリームのエクレアも!
レッドブルも、トローチも風邪薬も、ビタミン剤も買っているぞ!
こ、これは、
政治とカネの問題! 汚職の動かぬ証拠だ!」

・・・と、なったらしい。

やめてよぉ。
アホすぎて脱力するよぉ。
中学生の部活の部費の会議じゃないんだよ!?

政治資金によるガリガリ君の購入が理由で、首相が辞任したら、
日本は、世界中に大笑いされる恥ずかしい国になっちゃうでしょ!
得するのは「ガリガリ君」の製造元の赤城乳業だけでしょおっ!
ほんとやめてほしいよ。

山本太郎も、いちいち「ガリガリ君」ってワードを連発して、
こんなことやってたら、お茶の間のウケ狙いで首相にイタズラしてる
タレントにしか見られないよ。
最悪です。子供が先生にイタズラするようなものです。
権力者あってのイタズラ、という構図だからね。
政治家でしょう、もっとほかに批判すべき大きな問題があるじゃない。
こんなんじゃ、ますます権力者に侮られるばかりだよ。

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モスラって国会議事堂で羽化するんだっけ?

このごろ朝5時に起きてDVD1本見るのが日課なんだけど、
『ゴジラVSビオランテ』ってこんな深い大人向けの映画だったのかあ。
日本、アメリカ、中東が新兵器開発のためにG細胞を奪い合う話が
続いて、なかなかゴジラが出てこなくて最初はじりじりするんだけど、
気がつくとその人間ドラマのほうに没頭・・・。
そこへ突如出現するビオランテ! 復活し、破壊しまくるゴジラ!
おもしろかった・・・。けど、小学生には難しいかな。

あと、『ゴジラVSモスラ』
・・・あ、あれっ、こんな話だっけ??
私が子供のころに食卓のテレビで見たモスラは、東京タワーに繭を
作ってたような記憶があるんだけど・・・。
でも、一昨日に見たDVDでは、国会議事堂で羽化してた。
しかも、モスラソングを歌う双子の小美人が、記憶と別人だ。
私が知ってる双子の小美人は、もっとトレーニングされたハリのある
プロの歌声だった。っていうか、ザ・ピーナッツだった。
あ、あれえ?

それにしても、モスラってこんなかわいらしかったんだな。
バトラとおでこくっつけてキュピキュピ鳴いてるシーンなんて、
もし子供のころ劇場で見て、帰りにぬいぐるみでも見かけたら、
欲しくてたまらなくなってそう。

♪モスラーやっ、モスラー、どんなかさーくやっ、いんのむーっ

いまの私はぬいぐるみより、レコードのほうが欲しくなってるけど。

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貧乏に孤立を強いて殺す日本

貧乏ではそう死なないけど、孤立には殺されるんだよね。
現代の日本の貧困問題は、貧乏に孤立を強いるものだと思う。

ライジング生活保護費に潔癖を求めるせちがらい世の中を読んで、
パターン化、ポジション化してしまった人間って本当に不寛容で、
社会を生きづらいものにしていくんだなと、改めて思った。
生活保護を受けている人が、どんな住居で、どんな日々を送っているかを
知らないから、テレビやネットで『情報』として流される、ごく一部の詐欺を
槍玉に挙げて、セコい、ズルい、税金ドロボーめ、と叩きまくる。

ずっと書いてきたとなりのおじさん孤独死事件は、今回の配信が
最終回になったけど、ここに登場する「アヅマさん」は、
どうしてそうなったかは知られていないが、生活保護受給者専用の
物件に住んでいる人、だ。
生前のアヅマさんには、たびたび迷惑こうむって右往左往したけど、
だからって、
「生活保護のくせに昼間から酒を飲んでいるとはどういうことだ!」
とは思わなかったなあ。たとえ友人がそう言ったとしても、とても同調
する気持ちにはなれなかっただろうな・・・。


生活保護費は、冬場は燃料費として地域ごとの気温に応じた加算が
あるそうだけど、昨年はその冬の燃料費が20%前後削減されたそうだ。
幸いにも東京都は、暖房を削っても、布団にくるまって耐えうる気温では
あるけれど、
アヅマさんが暮らしていたのは、エアコンも風呂もない築50年近い物件。
気密性のあるマンションとは違うから、体の冷えがおさまる程度に部屋を
あたためるには時間がかかったろうし、雪降る日にぶるぶる震えて帰宅
しても、湯船につかって体を温めることもできないのだ。

以前、秋田の友人の家に泊まったとき、大雪のなか歩いてやっと到着して、
居間に通されたとたん、部屋のあたたかさですぐに生き返ったような気分
になったことを思い出す。
生活保護費が削られると、冷えた体をあたためる温度にすることが難しく
なる世帯も出るという。
そもそもが暖房設備だって老朽化している、安い賃料の物件に暮らすしか
ない人々なのだ。
世間が「税金ドロボーめ!」とバッシングしている様子を見れば、
生きるのに最低限の要望も言えなくなる、孤立した人がどんどん増える。
その孤立が人を殺している。
これ以上いじめてどうするのだ。

 

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ペルー映画『囚われの女たち』

DVDで、ペルー映画『囚われの女たち』を見た。
ペルー軍の“いわゆる従軍慰安婦”を描いた作品です。

パッケージもタイトルも、完全にエロビデオ仕様になってるから、
あまりにも借りづらくて、ネット通販で中古のDVDを買ったんだけど、
いざ届いてみると、南米ガールのお尻の写真が迫力ありすぎて、
堂々と部屋に置けなくて、パッケージの上から「徒然草」のカバーをかぶせ、
本棚の隅に置くという中学生みたいなことをやってしまった。
しかも、そのまま二か月くらい忘れちゃって…今日やっと見た。

いい映画だった。
もう、ほんとにパッチンパッチンの、ぷっりんぷりんのコロンビアーナの
すぅーんごい女体に、はわわわわわーっ! って感じ。
原作は、ノーベル文学賞受賞者のラテン文学作家マリオ・バルガス・リョサの
『パンタレオン大尉と女たち』というタイトルの小説で、
お話は、むりやり連行されたかわいそうな性奴隷ではなく、
経営難だった町の売春宿と、今後の職場探しに困っていた娼婦たち、
そして、レイプ事件を起こしてしまう若い兵士たちの性欲処理に頭を
悩ませていた軍との合意によって、衛生的に管理され、規則を重んじた
慰安所が作られてゆき、その慰安所をめぐる、ヒロインと大尉の物語を
描いたもの。

何十人でもかかってきなさい、最後の1人までたっぷりサービスするわ!
っていう逞しく明るいノリの女ばかりが出てきて、
猛り狂った若い兵士たちは、次々と片づけられてゆく。
「持ち時間は1人20分」と決められているのに、5分でたちまち終わったり、
2分22秒の新記録で終わったり。
こういった、男の性欲のマヌケさみたいなものがきっちり描かれていて、
また、この慰安所の様子を、クソまじめに報告書にまとめる軍人の様子が
かなりユーモラスに表現されているので、笑える。

女のめんどくささも、男の独占欲や言い訳も、端的に表現されてるし。
売春婦を仕切るやり手ババアが、娼婦としてしか生きられない女たちを
あたたかい目線で世話してやっている、という底辺社会の一面もちゃんと
拾われている。
軍への批判、メディアへの批判も含まれていた。

『囚われの女たち』という邦題については、かなり問題があると思うけど、
日本の配給は、エロ映画として手にとらせたい狙いがあったようだから、
仕方ないか。
この映画は、日本語吹き替えで見るほうが、ユーモアのテンポがわかり
やすくていいかもしれない。

それにしても、見終わったこのDVD、またどうしよう。

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