なぜ期限を言わないのか。総理のご意向に沿った再調査では意味がない。

加計学園問題「総理のご意向」文書の存在について、
8日の記者会見で菅官房長官がかなり追い詰められたあと、
「調査する必要はない」とつっぱね続けていた対応が一転し、
「文科省が再調査する」ことになった。

 



少しは改心したんだな……とは、まったく思えない。
松野文科大臣が「国民の声と向き合う」「国民のみなさま」と

やたら「国民、国民」と連呼していたのはイラついた。
私には「昨日まで国民なめてましたが(今もまだなめてますが)」
と言っているようにしか聞こえなかったからだ。

安倍政権のおかげで私はすっかり性格が悪くなってしまったのか、
もともと悪いのかもしれないが、むしろ警戒心のほうが膨らむ。


(1)なにせ、文科省には再調査させるが、
内閣府にはまったく調査させていないし今回も指示していない。

まるで文科省だけの問題であるかのように扱うのはおかしい。

(2)しかも、文科省の担当者が、
「全体の方針を定めてから調査をすすめる」などと言っている。
<調査はするけど、まずは、調査方針を検討する時間がいる>
という後ろ向きな姿勢で時間稼ぎをするのが見え見え。
最初の「文書はなかった」は、たった半日で言い出したのに、
よくもぬけぬけとそんなことが言えるな。

(3)
すでに萩生田官房副長官が、
「文書が実在したとしても、内容が正しいかどうかは次の話」
と発言し、手を打っている。


(4)再調査の期限が示されていない。

(5)まもなく国会会期末。

(6)
官邸は、文科省だけに譲歩させておいて、調査中、調査中
と回答を引き延ばして国民の関心をなだめすかしながら、
その間に共謀罪を成立させてしまうつもりではないか?



官邸には、共謀罪さえ通ればあとは万々歳という腹積もりが、
当然あるだろう。
目的さえ達すれば、後は、文書はあったが、内容が事実かどうかは
証拠がないからわからないと言って「共謀罪おめでとう」と高笑い
しながら閉会だ。

再調査の期限をすみやかに約束するべきだ。
さらに、再調査は文科省自身によるものではなく、
独立した第三者機関が行わなければならない。
そもそも、調査が「総理官邸のご意向」に沿ったものでは意味がないのだ。
 

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官邸の横暴で文科省を潰すな

朝、半分ねぼけながら階段を降りて、一階のポストから朝刊を取り出すの

だけど、毎朝一面トップで加計学園問題を報じる東京新聞は、偉いなあと

つくづく思う。

加計学園問題を追及する野党をバカにする向きがあるけど、これはただの

「首相スキャンダル」ではない。独裁的な権力によって、国家の仕組みが

私物化されている、まるでどこかの中国のような出来事が起きており、

しかもそれが平然と既成事実化されていく…そんな恐ろしい事態の進行を

国民が見せつけられている状態なのだ。

 

今朝の朝日新聞、東京新聞が一面トップで、文科省の複数の現役職員が、

「加計文書」について省内の複数の部署で共有されていたと証言したこと

を報じている。
問題発生当時のトップだった前川元次官だけでなく、現役職員たちが証言

しはじめたのだ。


さらに朝日新聞では、現役の文科省職員が
「自分は(文書の存在を)知っていたから、大丈夫なのだろうかと思った」

「安倍政権の方針に反対ではないが、今回の政府の対応はおかしいと思っ

ている」
などと証言していることも伝えた。

配信中のライジングでも書いているけれど、
前川氏は次官時代も退官後も、国家公務員の鑑と呼ぶにふさわしい働きを

してきた人で、尊敬する人物が大勢いるようだ。
情報では、文科省の現役職員のなかには「自分は前川氏と運命を共にして

もいい」と話している人も現れているという。
首になってもかまわない、と。

このまま、官邸の言う通りに、安倍首相を守るために、
「黒」を「白」と言わされ、あるものを「ない」「確認できない」「同姓

同名の職員ならいる」などとあまりにも見え透いたウソ・ごまかしを言わ
されるだけの機関になってしまったら、
教育行政をあずかる文科省への国民の信頼は完全に失われてしまう。
今後、なにを言っても「嘘つきが教育のなにを論じられるわけ?」
としか思われない。

松野文科大臣は、自分のふるまいが、文科省を潰すことになることが

わかっているのだろうか?
安倍首相を守るためなら、公的機関の存在意義を殺しても構わない、
現閣僚にはそんな人間しかいないのか?

いい加減にしてほしい。

腹立たしいし、もっとブログを書きたいけど、あいにく今週は、
締め切り原稿がつまっていて焦りっぱなしだ。

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今回はこきおろさないの?

国会中継を見ていたら、加計学園問題の追及に対する反論で、
安倍首相が「加計学園がいかに素晴らしい学校か」を語って
宣伝しまくっているからうんざりしてきた。

安倍首相は、森友学園の籠池理事長に対して、一度は
「考え方に非常に共鳴している」と発言しておきながら、
窮地に陥ったら、たちまち手のひらを返して「非常にしつこい」
なんてこき下ろしにかかったけど、
疑惑の加計学園理事長との癒着は、もっと巨悪で規模も大きくて
とっくに内閣総辞職ものの“マジでヤバい話”だと思う。

宣伝してると余計に国民の疑念が大きくなるだけだから、
思い切って、加計氏もこき下ろしたらどうですかね?

 

「非常にしつこく、ゴルフ場において何度も何度も何度も一緒に
ホール
を回ってくる人だ」


とか。


「私は許諾していないにも関わらず、千葉科学大学の記念式典に
おいて、父兄の前で、突然『理事長の腹心の友』として紹介され、
盛大に拍手をされてしまった」


とか。


「私自身はずっと断っていたが、加計さん…でしたか? 彼が
勝手に仲がいいと言っていた」


とかも言っておいたほうがいいんじゃないの。
加計学園グループ英数学館のチラシに安倍昭恵夫人と、

下村元文科大臣夫人の写真と激励文が掲載されていることも、

「勝手に載せられた!」って言ったらどうですかね。



これまでの安倍戦法に適切に則るとそのほうがずっと自然ですよ。

明日配信のライジングで、加計学園問題について重要な点をまとめ、
前川喜平氏がいかに信頼に値する人物なのかを書きました。

官邸は読売新聞を使って、前川氏の人格を貶める作戦をとったのに、
前川氏が本当に立派な人だったから、逆にかばうための証言者が
あちこちから現れて、隠されていた徳に光を当てることになったわけ。
もしかすると、今度は、買春してたとか、でっち上げ報道を出させる
可能性すらあるんじゃないかと、私はにらんでるよ。
安倍首相が大嫌いな「印象操作」にだまされないようにしたいね。
 

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「規制」=「悪」だけじゃない

安倍首相は、加計学園問題について追及されて、
「民主党政権時にもご苦労があった」などとわざとらしく言って
ブーメラン効果を狙ったのかもしれないが、民主党政権時には
首相のお友達を優遇させるためになにかを無理矢理押し通すような
ことがあったわけではないし、国家戦略特区法を作ってまで、
首相の私的な思惑の通りに公的機関や公共物件をコントロールする
ようなことも起きていない。

また、安倍首相は、
「岩盤規制に挑戦する」「あらゆる抵抗勢力に屈しない」
などと言って、さも「規制=悪」と印象付けるような答弁をして
いたけど、規制は意味があってされているものだろう。

ただただ獣医を量産して、本当に需要はあるのか?
50年間学部が新設されていない状況で、質の高さを維持した教育環境

が整備できるのか? 教員は足りるのか?
そもそも巨額の補助金を流し込んでまで開設してしまって、当の学生

たちは、卒業後、自治体の財政を潤すほど、その自治体に根付くのか?
実際「夕張市のようになったら大変だ」という憂慮が出ていたわけだ。


現実的な課題がたくさんあると思う。
それらの課題をデータをもとにして考察し、規制すべきと判断すれば、

その結論を頑なに守ってきたのが役人だったのではないの?
規制=悪と断定できるものではないし、
役人は、政治家に対抗して「反対のための反対」をする存在でもない

だろう。

「抵抗勢力に屈しない」なんて被害妄想が過ぎるし、だいたい、
<自分が絶対的に正しい>と思いこみ過ぎだ。

あるものをないと言わせ、記憶はないと言わせ、黒を白と言わせ、
問題視して批判すれば自分が多数派であることに高をくくって、
「抵抗勢力!」「屈しないぞ!」と言いはじめる。
「自分は絶対に正しいんだ!」と。

こんな政権が共謀罪を通そうとするなんて危険すぎる。
 

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前川喜平氏の個人攻撃はやめるべき

加計学園問題で名乗り出て証言した、文科省の前事務次官、

前川喜平氏が退任時に全職員に当てて送ったメールが朝日新聞に

掲載されている。

 

http://digital.asahi.com/articles/ASK1N563DK1NUTIL031.html


人柄のうかがえる本当に立派な文章だった。
個人攻撃に終始する官邸の態度に問題を感じ、前川氏をかばう
気持ちを持つ人はたくさんいるのだろうと思う。

前川氏は、退任後、貧困の子供たちに教育支援する団体に参加
して熱心にボランティア活動していたそうだ。
自分の素性は明かさずに、普通の一般人と同じようにその団体
のホームページから説明会に応募し、今年度は全20回もの活動
すべてに参加表明していたという。
スタッフが「もしかしたら、前文科事務次官ではないか?」と
気づいたようだが、本人は特別扱いは望まなかった様子もあり、
団体の代表者も挨拶に行ったことはなかったという。


団体代表者のブログより

このボランティア団体のホームページを見ると、
「相対的貧困とはなにか」「ひとり親家庭の貧困の実態」
などについて非常にわかりやすく解説されていた。

前川氏は本当に立派な人じゃないか。
いまの政権を握る政治家のなかに、そんな活動に興味を持って
いる人間はいるのか?
自分の身内の金持ちや、支持基盤の大企業ばかり優遇させて、
弱者、生活保護受給者は切り捨てるばかり、貧困、生活困難者の

何を知っているのか?

パンツ泥棒や、政務調査費でSMバーに通うような政治家を大臣に

揃えていた政権は、責める立場にない!
与党は加計学園問題について誠実に回答するべきだ!

 

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加計学園:前文科次官が圧力を証言!

次の「安倍首相を侮辱した人への証人喚問」は前川喜平氏か?

今日5月25日の「朝日新聞」朝刊、今日発売の「週刊文春」「週刊新潮」6月1日号を3点セットで読むとかなりおもしろい。

朝日新聞は
1面と35面で「加計文書」について、当時の文科次官だった前川氏から「担当の専門教育課から文書を示された」という証言を掲載している。





「総理のご意向」「官邸の最高レベル」の文言について、「誰だって気にする。圧力を感じなかったと言えばウソになる」と。

さらに、今日発売の「週刊文春」では、前川氏の独占インタビューが掲載されており、どのような経緯で、いつ、誰から文書を示されて、それがどういう意味をともなって省内で理解されてゆき、どういう結果に結びついていったのかがかなり詳しく語られている。




やはり、獣医師は供給不足ではなく、獣医学部の新設は認めない方針だった。
石破茂地方創生大臣の時代には、政府は、獣医学部新設について、実質的に認めない方向の高い条件を掲げて閣議決定し、わざわざハードルを上げてもいた。

ところが、地方創生大臣が、自称「アベノミクスの仕掛け人」で、「安倍首相のイエスマン」でもある山本幸三氏に変わった途端、内閣府は文科省に開設を迫るよう
強引な圧力をかけるようになる。

閣議決定はたちまちひっくり返され、「官邸の最高レベル」からの圧力がかかり、「加計学園ありき」の方向性で、それまでのルールも、データの整合もすっ飛ばすように押し切られ、文科省内で筋が通せないまま決まっていった。

驚いたのは、反対派の日本獣医師会が、松野文科大臣のもとへ陳情に訪れており、その際に、昭恵夫人がFacebookに投稿した、あのクリスマスイブの「男たちの悪巧み」写真を、資料として提出していたこと。写真は前川元次官のもとにも届けられ、前川氏は、安倍首相と加計氏が「大変親しい関係なんだな」と認識したという。
 


嗚呼、獣医師会。
写真を見せて「首相の独断で押し切られていくぞ!」と訴えたかったんだろうけど、むしろ逆効果になってしまったのでは…。



そして「週刊新潮」には、一連の証言をしている前川氏について、安倍官邸が読売新聞に「風俗通い」をリークして、信用を失墜させ、報道の信頼性を撃破する工作をしていることが報じられている。



朝日新聞の関係者は、記事を書いたあと、官邸スタッフからこんなことを言われたという。

「安倍総理周辺は、どこかのメディアと組んで前川さんに人格攻撃を仕掛けようとしている。その結果、前川さんの出した文書の信憑性が問われ、丸々報じた朝日も恥をかくことになるから」

実は、すでにNHKが前川氏のインタビューを収録しているらしいが、この「風俗通い」の報道を受けて、いまだに放送できずにいるらしい。

だめだNHK、恐れるな、報じてほしい!

あたしは朝5時半から新聞開いてコンビニへ駆け込んで週刊誌買ってきてブログ書いてるのであるぅ。もっと知りたいぜ。

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加計学園疑獄年表つくったから。

加計学園問題。

獣医学部の新設について、国は、国家資格の管理や、教育の質を保つ
ために「抑制的であるべき」という立場を過去50年間とってきた。

日本獣医師会もそう。
畜産の獣医はたしかに不足しているが、ペット医療は飽和状態。
ただ定員を増やすことよりも、畜産への道を引くことのほうが重要、
レベルの底上げは、いまある国公私立大学の獣医学科を再編して、

質を保ちながら伸ばそうというのが現場の意見だった。
ほかの分野では、規制緩和した結果、技術が十分に身につかないまま
の学生が生まれて、費用をかけて学んでも就職できないという現象が
起きているのが実態だという。

ただ既得権益を守るために「岩盤」になっていたわけではないのだ。

獣医師問題議員連盟のトップを務めるのは、麻生太郎。
懸念を示し、強固な反対派だった。

下の画像は、日本獣医師会の理事会の会議概要の一部。
平成27年12月11日に日本獣医師会会議室で行われたもの。
冒頭の「北村政治連盟委員長」は、文科省から流出した「加計文書」
に実名が記されている北村直人元議員・日本獣医師会顧問のこと。
北村氏は「自分が登場する文書の内容はほぼ事実」と証言した人物だ。

今治市に獣医学部新設の動きがあると知り、また、それがどうやら
総理単独の動きで、各省庁の担当大臣にもちゃんと説明されていない
ことなど、非常に危惧していた様子が記されている。




加計学園問題を追えていない人には、なんの話だかよくわからないと
思うけれど、明日配信のライジングで、
「よくわかる!加計学園疑獄年表」
と題してかなりすごくやたら細かく念入りに解説したので、
合わせて読んでみて下さい。もちろん昭恵夫人も登場するよ。

加計学園問題の全体像が見えてきて、決して矮小化すべきでない、
流すべきでない問題であることがわかりますから。

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加計学園は「アベノミクス」の「教育ビジネス」です

産経新聞「産経妙」で加計学園問題についてこんなことが書かれている。

 

▼文科省を説得して規制を突破したかった内閣府による名前利用なのか、

文科省による忖度なのか、そもそも「怪文書」(菅義偉官房長官)なのか

は判然としない。仮に蓮舫氏の指摘通り忖度だったとして、忖度されたら

責任を取れという理屈は理解できない。

 

頭にはてなマーク「?」がいっぱいついたんだけど…

「内閣府による名前利用」って、内閣府の長は内閣総理大臣なんだから、

内閣府が内閣総理大臣の名前を利用したら、それは明確な「総理の意向」

なんじゃないの?

全然意味がわからないんだけど…それとも、内閣府ってそんなに統制とれ
てない勝手な奴らで、内閣総理大臣は神輿に担がれてるだけって言ってるの?
 

文科省は、文書の存在を確認できないと言い、これ以上の調査は必要ない

といきなりシャットダウンしているけど、これこそが「総理のご意向」の

存在を示す「忖度」でしょ。
 

<総理のご意向を示す文書が漏れてしまった、ヤバい。

そんな文書は見つからないと言い切らなければならない…>


・・・つまり、
「総理のご意向があったことは隠せよ?」という総理のご意向への忖度
でしょ?

むろん、あの文書が報じられてから、裏では「総理のご怒号」が飛んで

いるかもしれず、忖度などではなく、明確な「命令」の可能性も高いの
だけど。

 

菅官房長官も、調査前から「怪文書」と断定したこと自体がおかしい。

都合の悪い文書はもみ消す気満々だという体質を露呈したに過ぎないの

だから。


 

だいたい、獣医学部の新設には、日本獣医師会とともに、

自由民主党獣医師問題議員連盟が反対していた。その会長は麻生太郎だ。

競争原理、市場原理、経済原理に終始して規制緩和し、安易に獣医師を

増やすのは良くないと言ってきたのだ。

それが、安倍首相の名を冠した「アベノミクス」の「成長戦略」で全て

押し切られてなし崩しにされているのが、加計学園問題なのである。

 

獣医学部の新設に向けて非常に熱心に準備をしていた京都産業大学には、

鳥インフルエンザ研究の世界的な権威が在籍し、専門の研究センターも

開設している。

にもかかわらず、関西にはすでに獣医学部があるからという理由で認可が

下りなかった。

 

「鳥インフルエンザ、パンデミックの危機」を煽って獣医学部を新設する

のならば、加計学園とは雲泥の差の、京都産業大学に任せるほうがはるか
に有益なのだ。


それなのに、安倍首相のお友達が理事長をつとめる加計学園だけが新設
できるように、安倍首相が主導権を握って振り切っていった。
ペットブーム、鳥インフルエンザブームにのって獣医学部入学者が増える
と儲かるから??

加計学園問題は、安倍晋三が、自分の友人の展開する「教育ビジネス」を、
「アベノミクス」でサポートしているという極めて私的な、公権力の濫用
なんだからね!

 

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