イバラレ


世の中には、なぜだか、毎度毎度、暴力をふるうような男性を選んで、
つきあってしまう女性というのがいて。
最初は「男運が悪い」とか「気の毒な運勢の人」という風に見るんだけど、
よくよく観察したら、結局は、本人が、粗暴な所有欲に巻かれることに
安堵するような深層心理を持っていたり、
もともと暴力をふるうようなタイプではなかった男性であるにも関わらず、
その女性の応対に、暴力性を誘因するものがあって、状況を作り出して
しまっていたり……。
実は、「なんだ、やられる本人が原因だったんじゃないか」というケースも
あったりするんだよね。

ふう。

なんの話かと言うと、

私、めっちゃ人に威張られるんです…。
男も女も、なんでそんなにみなさん私を見て威張りますかね…。

まあ男はね。
威張ってマウントポジションとろうとしてしまう生物のようだし、
それがサガなら、お威張り下されって感じなんですけど…。

仲良くもないのに、のっけから威張ってる男もいれば…。
まだ自己紹介もしてないうちから、ものすごい威張り顔の女もいて…。

初老の男は、全然自己紹介してないし、相槌しか打ってないのに、
生き方を指南してきて、「俺の時代は大変だったぜ」と威張りながら、
「早く結婚して子供産みなさい」と言い出すし。

年上の女は、「なぁに、やだぁ、まだ全然若いじゃなぁーい」って
威張りながら、スッパーーーってタバコの煙を顔にふきかけてくるし。

年下の女は、「何年生まれぇ? 若いんでしょぉ?」ってタメ口で
威張りながら、化粧ポーチぱかっと開いて真っ赤な口紅塗りだすし。

基本的に人間関係はコンパクトにしておきたいと思うタイプなので、
面倒臭くならないように、特にトークを求められていない場合は、
初対面では極力、聞き役に徹するようにしているのだけど
『イバラレ』というか、人の「威張り」を誘因する面があるのかな…?

「理不尽な振る舞いをしてもいいような雰囲気がある」とは言われた
ことあるんだけど…。
そうかもね。
軽々しいし。
リアクションいいしねー。
いいんですけどね。
ただ威張られるだけで、実害ないし。
『イバラレ』で一冊書けるよ?
ぶつぶつ。
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コピーライターに憧れる…

先日、売れっ子コピーライターのプレゼンに同席したのだけど、
目に入るなりすぐに意味が脳に浸透して、かつ印象と記憶に残る短文を
ポンポコ生み出せる才能って、ほんと羨ましいなあ。

自分は、もうとにかく土石流、火砕流並みの言葉数で押しに押し切って、
場外乱闘に持ち込んでパイプ椅子で会議テーブル叩き割って、指切って
縫って痛かったという過程を全部書きたいタイプなので、
『広告コピー』という、夜空のど真ん中にドーンと炸裂して輝く4尺玉のような
一文にはつくづく憧れちゃう。

もちろん、一文と言っても一発で「それいいね!」と満場一致に至るわけでは
なくて、まずは広告したい内容、ターゲット層の言語感覚のレベルなどを確認して、
その後、いろんな角度から一案ずつ、合計15案ほどプレゼンするのだけど、
そもそもが広告のプロによる発表だから、プレゼンそのものが面白くて、
最後のコピー案が出終わった時には、完全にその人のファンになっていた。
言語感覚だけではだめで、『今』を的確に拾い上げる能力が、仕上がりを左右
する仕事でもあるんだな、と感じた。

広告コピーと言えば、ファッションビルLUMINEが季節ごとに掲出する広告が
けっこう好きだ。
コピーライターの尾形真理子さんと、写真家の蜷川実花さんのコンビなんだけど
毎回、微妙な女心を、絶妙に表現していて、うまいなあと思う。


『運命を狂わすほどの恋を、女は忘れられる』 (LUMINE 2014秋)


これ、あまりにも絶妙でしょ!
女はみんな、この一文にぶんぶん頷いちゃう。
次の広告も楽しみ。


 
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交通事故は個人間、原発事故は国家の危機でしょ?

『朝まで生テレビ』途中で寝てしまって最後まで見ていないんだけど、
アゴラの池田信夫氏の「リスク」の感覚は完全に間違っていると思った。

池田氏は、リスク=確率の問題であり、原発事故の起きる確率と、
交通事故の起きる確率を比較すれば、原発はずっと安全……
みたいなことを言っていたけど、
そもそも交通事故は一国民が個人間で引き起こす危機・過失であって、
その個人間でなんらかの解決や和解に向けて対処する問題でしょ。
しかし、原発は、そういうレベルの事故ではない。
一発の事故が、国民個人の対処をはるかに超えて、国家の危機に
至る事態になるから、リスクが甚大なんですよ!

南相馬市長の桜井勝延氏が、事故当時の避難の現実を話していて、
行く当てもなく国の指示で入院先の病院を出されてしまい、結果、
死んでいった多くの入院患者は「殺されたも同然だ」と言っていたけど、
まったくその通りだと思った。

なんで東大まで出た頭脳明晰な人が、原発と交通事故とはまるで
比較する対象ではない話だということが、わからないんだろ…。
そんなに交通事故と同レベルだと思うなら、毎日毎日交通事故が
起きるたびに朝まで論じてたらどうですか?
不思議すぎる。不思議ちゃんでしゅよ?
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25年前の堀辺正史師範の映像を見た!

YouTubeに、テレビのトーク番組に出演されている40代後半の
堀辺正史師範の映像がアップされているのをたまたま見つけた。
『喧嘩の天才』として出演されているのだけど、第一印象でいきなり
「うわあ、かっこいい…」と思って見はじめたら、
その発言の数々に完全に魅了されてしまった。

パート1からパート5まで分割された映像だったのだけど、
あわせて1時間、すっかり時間を忘れた。
特に、「暴力」というものの本質について熱弁を奮われる「パート2」は、
2回くりかえして見てしまった。



「自分が命を張って、物事にかかわる精神というものを喧嘩という」

「自分より明らかに強いと思う者にぶつかっていくことによって、
生きるということの糧にしてきた。喧嘩は勝てばいいというものではない」


「先日、暴走族に注意をして殺された人がいた。
これはね、暴走族は明らかに『暴力』ですよ。なぜなら、そこに人間としての
誇りがまったくないからです。
しかし、もしその注意をした人が、なんらかの力を持っていて、相手の暴力を
取り押さえたとして…しかし、人間として許される範囲に自分が強くても、
とどめ置くだけの優しさというものを持っていたならば、(とどめを刺さずに
暴走族を許してやったならば)、これは『人間としての腕力の行使』なんです。
だから、『暴力』というものだけを見てはいけないんです。
その暴力というものを使うときに、その人間がどういう内面の心を持っていたか
ということなんです」


そこから、フランス革命や明治維新にまで話が及び、人間の持つ暴力性と
正義の定義について熱弁をふるわれていた。
「それでもやはり、暴力は悪なのでは?」という素朴な問いにも、よどみなく、
大きなやさしさに裏打ちされた強さと、ご自分の身体で体験して培われた
強さでもって、「喧嘩する心」や「武士道」について説かれていた。
堀辺師範の「体当たり」から悟った人生哲学の凄み、というものを感じ、
目が離せなくなる。
保存しておいて、また思い出したい時に見たいぐらいだ。


後半では、お弟子さんとの骨法の実演があったのだけど、
「懐にピストルを隠し持った相手が近づいてきた時の対処」とか
「手拭いで首を絞められそうになった時の対処」とか、
なかなかニッチな殺害シーンへの対処法をたくさん紹介されていて、
これがかなり面白かった。
仰向けのお弟子さんに馬乗りになって、手拭いで首を絞めながら、
「これで殺された人が一番多いんですよー!」
と笑顔で言いながら、首の締まらない方法、逃れる方法を伝授。
爆笑してしまった。

今は亡き堀辺正史師範の魅力に、すっかりはまってしまっている。
もっとお話をお伺いしたかったと、本当に思う。
来月は、ゴー宣道場で堀辺師範の追悼を行う。

 
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平成28年3月11日。


昨夜はやけに寒く、新宿2丁目は人通りもいつもより少なかった。
店を閉め帰宅の途についた深夜2時、2丁目最高齢のゲイバーのママ、
『洋ちゃん』に会った。もう81歳になるはずだ。
小雨のなか、店の外に、ぽつっと立っていた。
店じまいしようか、もう少し客足を待ってみようか、迷っていたのだろう。
洋ちゃんはいつも和服を着て、笑顔でいる。化粧も女装もしていない。

「洋ちゃん、おつかれさまです。今夜は寒くてだめですね」
「そうね。うちも閉めようかしら…でも、早いもんだね。もう5年よ、震災」

そう言って、店の看板をぼんやり見上げながら――「おつかれさん」。
洋ちゃんは、優しい笑顔をこちらに向け、見送ってくれた。
深夜のこの町の片隅にも、今日を想う人はいる。何気ない会話だった。


あっという間に月日が過ぎてゆく。
昨年は、たまたま原発被災地での仕事があり、福島の漁師町で
慰霊祭に参加したが、今日はいつも通りの日常だ。

震災後、福島県、宮城県、岩手県内で知り合った多くの友人も、
この5年でずいぶん生活が変化したようだ。
余震のなか、避難所で出会ったというあるカップルは、夫婦になった。
お互いひとりぼっちの状態で、不安な夜にたまたま隣り合ったのがきっかけ。
猫一匹が家族に加わり、楽しく暮らしているらしい。

一緒に福島の応急仮設団地、仙台、閖上、気仙沼と慰問イベントを開いて
回ったチームの団長は、今年も、消防士として殉職した親友の死に場所に、
タバコと酒を供えたそうだ。
「でも、もくれんさん、まあよく仮設団地であんなエッチな古事記を朗読
したもんだよねえ。おまぐわり、おまぐわりって響き渡って爆笑だったな」
お、おうよ……。
現在も、休日を利用して慰問イベント活動は継続中。

被災地へ本を寄付する活動でご一緒した仙台の喫茶店マスターは、
めでたく奥様との赤ちゃんが誕生し、すくすく成長。
当初は『店内写メ禁止』という割と硬派な喫茶店だったけれども、
今では子連れママが集まってサロンを開く店となり、その楽しい様子を、
写真で送って下さったりする。私まで笑顔になる。
奥様のご実家は、ご家族もろとも流されてしまったけれども、
生存された義父様と、新しく誕生した赤ちゃんとの並ぶお写真を見せて
下さり、「感慨深いものがある」と語っておられた。
写真のなかには、『ひとまず瓦礫撤去して、地均しした状態』という
「復興」とは程遠い景色も映りこんでいた。


現在も仮設住宅に暮らす被災者は、5万8000人。
特に、原発による被災者には苦しい日々がずっと続いている。
昨年末まで取材した双葉町、楢葉町も、「除染はされた」と言うものの、
町を往来するのはやはり原発関連の作業員ばかり…。
そう簡単に「家族で町に戻る」という気持ちにはなれないだろう。
朝日新聞が行った原発事故で避難した住民へのアンケートによると、
震災前にいた地域には「もう帰れないと思う」と回答した人が40%近くに
のぼっていた。
また、「避難先の地域の人たちと話をするようになったか」という問いには、
31%が「ほとんど話をしない」という。

ふるさとでない地方に溶け込むことは難しい。
東電からの賠償金を元手に、家を購入し、仮設暮らしを脱出した被災者は
多いが、この賠償を得たことで、津波被災地区の住民から、『不公平』との
理由で、心無い中傷を受けるケースが後を絶たないという。
壁に、スプレーで「被災者帰れ」と落書きされた光景には愕然とする。

避難民であることを隠し、肩身の狭い思いをしなければならない人々。
故郷を奪われ、孤立し、また新たな理不尽が降りかかる。
「ちょうど5年」「早5年」、そう表現はできる。
けれども、決して区切りは来ていない。
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わ、脇坂英理子って、あのときの病院のかっ!

診療報酬詐欺の脇坂英理子って、連行されていく映像では
全然気づかなかったけど、うちの近所のあの病院の院長ぢゃん!!
びっくりしたー。
1年半ほどまえ、帯状疱疹後の神経痛がひどくなり、聞きまわった結果、
「ペインクリニックというところに通って、麻酔系で痛みを緩和する
のが早い」と知り、近くのペインクリニックを検索したの。
出てきた病院のホームページアドレスをクリックしたら、女性向けの
ピンクのかわいいデザインで、『RICOクリニック』と。
中身を見ると、あらまあ、ずいぶん美人の女医だなあ…と。
それが脇坂英理子だったんだけど、本人によるメッセージが、

「Ricoクリニックのことはキライでもりこにゃんのことは
キライにならないでください (*・ω・)ノ」


これを見て、なんか変な医者やな……。
名前を調べたら、『毎晩ホストクラブに金を使いまくってまーす♥♥』
みたいな酔っぱらった映像がわんさか出てきて、別にホスト好きなのは
構わないし、自分で稼いだ金なら好きに使ったらいいと思うけど、
やっぱり見てしまうとね……正直、こんな人に頭下げて診察受けるのは
イヤやな、という気持ちになり、ブラウザを閉じたのだった。
受診してたら、私の保険証も詐欺行為に使われていたかもしれないな。
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きのうはMXTV『モーニングCROSS』でした。

きのうはMXTV『モーニングCROSS』でした。
オピニオンのコーナーは、待機児童問題について話しました。
本当は、先週までブログに書いた、「子供の遊び場が排除
されてしまった町づくりの問題」も原因ではないかと言いた
かったけれども時間が足りなかった。
それだけ指摘すべき箇所が多い問題なのだと思います。
でも、本当は、現在、子育てしていらっしゃる方が話される
のが一番適していると思います。
私は、2歳、3歳、確かに保育園に預けながらシングルで
働いた時期があったけれども、
現在はいろいろな事情で元夫に託しており、
あまり保育の問題を堂々と語るにはふさわしくない立場で、
憚られる気持ちが大きいです。
なんとか問題が解消されてほしいという気持ちでいっぱいです。

それにしても、エチエンヌ・バラールさんが紹介されていた
パリの駅弁、おいしそうだったなあ。
お腹がぐうぐう鳴るので、マイクで拾われたらどうしようと思った。

…いや、むしろマイクで拾われたらおいしいな、とひそかに
思ってたことをここに告白します。


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千躰子育地蔵尊

コロンと寝てしまって、気づいたら朝だった。
きょうは連載中の神話のしめきり。

兵庫県吹田市では、認可保育施設に2481人が入所申し込みし、
1018人の行き先が決まらず落選したそうだ。
役所には、赤ん坊を抱きかかえた母親たちが並び、
「どうやって育てていったらいいんですか!」と泣き叫んだり、
「明日、離婚します!」と語気を強める父親の姿もあったという。
離婚してシングルマザーになるから保育園に入れてくれ、
そうでなければ育てていけない、という懇願だ。
そこまでしなければならない現状、いったい日本はどうなっているんだろう。
明日のモーニングCROSSでも、保育園の問題を話すことになった。


きのうは、芝公園増上寺付近をすこし歩いた。
はじめて知ったけど、プリンスホテルって徳川の将軍たちの墓の上に
おっ建てちゃったホテルなんだね。
戦前の、増上寺境内図を見たら、徳川家の歴代将軍の霊廟や宝塔の
並んでいたその真上に、プリンスホテルがドカーンと割り込んでいる。

戦後のどさくさまぎれに、西武がなかば奪い取るような恰好で土地を手に
入れたんだそーだ。
いやー、西武、ごっついことするね。祟られるよお。あっ、もう祟られてるか…。
不動産を牛耳るのって、ほとんど鬼みたいにならなきゃできないってことだ。



増上寺の片隅に、たくさんのかわいいお地蔵さんの並ぶ場所があった。





『千躰子育地蔵尊』といって、安産祈願や子供の無事成長を願って、
多くの夫婦たちが寄進したものなのだそうだ。
奥にあるのは桜の木。今月末にはもっとかわいい風景になるだろう。
色とりどりの風車が風を受けてからからと回っていた。





赤い毛糸の帽子は、ひとつひとつ手編みなのだそうだ。





表情や、輪郭がほんとうにかわいらしく、子供の成長を願いながら、
慈しみながら、愛しながら一体一体、大切にお地蔵さんをつくったことが
伝わってくる。





このお地蔵さんたちは、赤ん坊を抱っこして「どう育てていけばいいんですか!」
と泣き叫ぶ母親たちの姿を、どんな気持ちで見つめているんだろう・・・。

さて、原稿にもどらなきゃー。


 
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また五輪ネタかよお・・・。


エンブレムパクり騒動、新国立競技場ザハ案白紙撤回とあって、
ようやく建築費コミコミ設計の木造競技場に決まったとやらで、
ほとんど忘れ去っていた五輪ネタだけど。今度は、

「聖火台のこと忘れてた!
木造の屋根だからこのままでは
設置できないかも」

え。今ごろー!?

建築家の隈研吾氏によると、

「応募要綱の中に聖火台のことが含まれていなかった」

とのこと。
どこに設置するのか聞かれると、

「演出とすごく関係があると思う。演出家も決まっていないので、
建築家として言うのはおこがましい」


だって・・・。

当初予定していた1490億円の設備費が、膨らむ可能性は高い
そうだ。

森喜朗会長、遠藤利明五輪相、舛添要一東京知事らが集まって
会議を開いたそうだけど、一体どんな会話をしているのか聞かせ
てほしい。
大きく目立つ結果を出せば「俺が、俺が」とデカい顔するくせに、
大失敗すると、堂々と責任とるという人が誰も出てこないんだもん。


なんかもーーーーー、うざいっ! 潔い人を見たい!

 
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ディカプリオのスピーチと、今井絵理子の今後

先日、たまたまつけたチャンネルで、若き日のディカプリオと
クレア・デインズの『ロミオ+ジュリエット』が流れていたので見入った。
公開当時、私は大学の文芸学部で映画制作の講義をとっていたんだけど、
映画監督でもあるK教授が、この映画について、
「冒頭の15分以外、クソ映画だ。クソすぎる! 15分見たら劇場出ていい!」
とやたら声を荒げて酷評…というかほとんど激怒しまくっていた。
その強烈さが、私の記憶にいまでも染みついてしまっていて、
今回も、しっかり最後まで見て、心中シーンでティッシュまで必要としながら、
「やっぱりあのセリフまわしはクソだわ……」
とため息をついて自分の気持ちをおさめたのであった。
なんなんですかね、この心理…。私は弱い人間かもしれません…。

あれから20年。
あんなにかわいくて甘かったディカプリオも、ずいぶん渋みが出て、
本当にいい俳優になったよなあ。
レオナルド・ディカプリオ、初オスカーを受賞。
さきほど、そのスピーチの全文があったので読んだのだけど、
映画『レヴェナント』の撮影で、雪を探すために地球の南端まで行く必要が
あったという体験に触れ、地球温暖化に言及、そこから、
汚染者や大企業を代弁しないリーダーを支持しましょう!
と、大統領選について自分の信条を堂々と述べて拍手喝さいを受けていた。

ハリウッド俳優ははっきり自分の政治信条を公言するからすごいよね。
日本の芸能人は絶対にこんなこと言わない。
配慮、配慮、で、結局は「政治については発言を控えたほうがいい」
というのが全体の感覚になっている。
芸能かたわら文筆活動をしている人でも、安保法制ひとつまともに語らず、
「賛成とも言えないし、反対とも言い切れない面があると思う」
と、立ち位置をはっきりと明言できない。

右見て、左見て、物を言ってはいけない空気に歯がゆい思いをしている
芸能人はきっとたくさんいるんじゃないかと思うのだけど・・・。
今井絵理子も、立候補前に
「SPEEDが再結成する可能性もあるので、その時はツアーなど音楽活動
をしたいが、可能なのか?」

などと訊ねて、「国会閉会中にはツアーもできる」(!?)と確認を
とったらしいけど、新人議員は閉会中も勉強しなきゃいけないこと
だらけのはず。
立候補前からそんな態度じゃ、2012年議員問題と同じでしょ。

それならば、わざわざ政治家になるのでなく、
政治的な発言も自由にバンバンするメジャーな歌手、というジャンルを
切り拓くほうが、よっぽど社会のためになるのでは。
別にSPEEDの4人の意見が全然違ったってかまわないのだし。

 
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