総理は国民の代表だから「国民が侮辱された」?

自民党本部が大量購入・配布中のインチキ本検証シリーズ、つづき。

◆総理は国民の代表だから「国民が侮辱された」?

安倍政権は、仲良く共鳴していた籠池氏を切り捨て、証人喚問を行い、密接に関わっていた昭恵夫人は隠した。
しかも、籠池氏の証人喚問が決定した理由は「総理への侮辱」だった。
最高権力者に逆らったから、国会に強制的に呼ばれて証人喚問を受けるなんて、北朝鮮ばりの独裁国家だ。
しかし、小川氏は、この度肝を抜かれる独裁ぶりにも寄り添ってみせる。

 

自民党の竹下亘国会対策委員長が「籠池氏の発言は総理への侮辱であり、たださなきゃいけない」として喚問の要求に応じたことが批判されたが、デモクラシーの我が国では総理への侮辱は、国民の代表者への侮辱だから、この言い方に一定の理屈は立つ。

 

みなさんどう思いますかね?

わたしたち国民は、籠池氏によって侮辱されたのでしょうか?

日本は間接民主制の国ですよ。
選挙で選ばれた代表者が政治を行うという仕組みで、そこには多数派の代表者もいれば少数派の代表者もいます。

「総理」はあくまで一時的に選出されて、天皇陛下から任命されている身分にすぎず、問題があると判断されれば、議会は、内閣不信任決議を採り、退陣を要求する権利があります。

ましてや、総理の人格と国民の人格は一体化するものではありませんし、同一のものでもありません。たとえ国民の一人が、総理に対して侮辱的な態度をとったからと言って国民全体が侮辱されたことにはならない。そんな理屈は立ちません。

小川榮太郎氏は、国家システムを私物化した安倍晋三夫妻を守るため、日本の政治の仕組み、「デモクラシー」の意味まで捻じ曲げているにすぎない。
このような本をバイブルとして、モリカケ問題から逃れようとしている自民党幹部は、日本を一体どうしようと考えているのでしょうか。

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自民党本部が大量購入のインチキ本・その3

自民党本部が大量購入・配布中のインチキ本検証シリーズ、つづき。 

 

<これまで紹介したネトウヨ式トンデモ陰謀論>
・安倍首相、「人権」があるから答弁はぐらかしてOK!?
・森友学園問題は「朝日新聞のねつ造、仕掛け」!?
・森友に関係していたら「国会議員やめる」は安倍首相の美学!?



◆総理大臣夫人は「私人」?


昭恵夫人の言動を追及された政府は、「総理大臣夫人は、私人」という意味不明な理屈を閣議決定した。
このトンチンカンな閣議決定に、小川氏は優しく寄り添う。

総理大臣夫人は、公的な地位も職務権限もないのだから、公人ではない。しかし、純然たる私人でもない。国内での賓客をもてなしでも、首相の海外訪問への同行でも、公的な立場で行う。来賓で招かれれば、総理大臣夫人として紹介される。総理の代理のニュアンスを帯びるが、大概の場合、ファジーな存在であって、公人性を帯びた私人というのが穏当な位置づけであろう。

 

小川氏自身が、首相夫人がどれほど公人なのかを説明しているが、昭恵夫人は、「完全なる公人」である。

まず「公人」には二つの意味があると思っている。

 

(1)公務員など、公職につく人間。

(2)社会的な立場におかれている状態の個人。

 

(1)昭恵夫人には、外務省と経産省から専属の政府職員が5人も配属されており、各地での遊説に随行している辞令が出て就任しているわけではないが、「安倍内閣総理大臣夫人」という、夫人のなかでも最強に近い公的肩書きを掲げ、各地に税金から給料を支払われている人間を連れ歩いておいて、「私人」というのは通用しない。

クリアにしたいなら、職員を全員、民間から私的に雇い、すべて自腹で給料を支払わなければならない。
閣議決定は、あまりにも幼稚な屁理屈でしかない。

 

(2)おおやけの場に出て、なんらかの発言、発信、発表を行い、その名前や姿を多数の人に認識されていれば、その人は「公人」である。先に述べた(1)の意味合いでの「公人」は対義語が「私人」になるが、この意味合いでは、対義語は「一般人」だろう。芸能人が結婚発表して、「お相手は一般人のため非公表」ということがよくある。公開される人と伏せられる人、その差を、誰しも自然と理解しているはずだ。
 

昭恵のように、「内閣総理大臣夫人の安倍昭恵です」と言って、各地で、講演したり、対談したり、出版したり、海外の政府要職らとの食事会に招かれたりしていたら、「世界的な公人」である。
 

さんざん公的な場所で活動しておいて、都合が悪いときだけ
「安倍首相のお相手は、一般人のため非公表」
など言われて、誰が納得するのか?

 

しかも小川氏は、「昭恵私人論」の直後に、こんなことを綴っている。

首相夫人の肩書が付けば、普通なら巨大な防護壁の中に隔離され、権力と権威によって雲上人となる。名刺を通じることさえ難しく、面会に至っては極度に吟味される。…(中略)…天真爛漫な笑顔や誰にも垣根を設けない対人態度から、昭恵は天衣無縫で、あまり物を深く考えない人という印象でみられている。

 

首相夫人の肩書で、権力と権威によって“雲上人”となる、て! 

うんじょーびと! 公人を超えて、天に昇り、雲の上へ行ってしまったー!


首相夫人は、並みの公人を超越した、破格の公人、「天下の公人」だと小川氏みずから渾身の文言で説明してしまってるじゃないか。

 

あんたさっき、首相夫人=私人論ぶったばかりじゃないの…。

信じたいことだけを異常に信じ、信じたくないことはねじまげていく。そして陰謀論にはまった結果、人の脳内はこうして分裂してしまうのかもしれない。

 

(つづく)

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自民党本部が大量購入のインチキ本・その2

自民党本部が大量購入・配布中のインチキ本1 のつづき

 



◆朝日新聞の「仕掛け」? 

小川氏は、朝日新聞による森友学園問題第一報を「仕掛け」と表現する。

「大阪の国有地 学校法人に売却 金額非公表 近隣の一割か」との見出しでスタートした平成29年2月9日のスクープを
 

「全国紙七段の記事にすることではあるまい」
「調査したところで、違法性の可能性は低かろう」
「朝日新聞全国版で七段抜きの記事というのは、不自然だろう」


と、なぜかはなから「問題があるわけない」と勝手に決めつけ、この記事に安倍夫妻の名前が取りざたされていることに激怒。

 

しかも、「日本初で唯一の神道の小学校」「愛国心教育」という点をわざわざ報じているのは、森友問題が当初、イデオロギー闘争として着眼されていた事を示していよう。本来なら、土地取得非公表と、学校法人の教育理念は関係ないのだ。

そして、勿論、何よりの胆は、文末にさり気なく添えられている「同校の名誉校長は安倍晋三首相の妻・昭恵氏」。

 

小川氏は、これをすべて「朝日新聞による仕掛け」だと考えているが、朝日新聞のこの第一報記事は、ずばり本質を突いている。

「愛国心教育」という点をわざわざ報じたのは、その特殊性こそ、この小学校が安倍晋三の思想とぴったり符合しており、「おともだちへの優遇」を示すキーワードにほかならないからだ。


森友学園は、昔はごく普通の幼児教育を行う学園だった。過去にはスポーツを取り入れたユニークな教育を行ってもいて、それこそ朝日新聞に注目され、取り上げられた平和な過去もある。

急角度な“愛国心教育”に舵を切ったのは、
「第一次安倍政権時代の、改正教育基本法に新たに制定された『我が国と郷土を愛する態度を養う』との教育目標を、生かそうとした結果だ」森友学園側が説明している。


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2006年12月16日「毎日新聞」朝刊

 

安倍首相は、当時「美しい日本人をつくる」などと純潔思想に通ずるような発言を国会で語り、物議をかもしているが、この安倍首相の想いを忠実に汲み取って、教育勅語の唱和や軍歌合唱などつぎつぎと再現してみせたのが籠池なのである。森友学園は、安倍晋三の申し子なのだ。


「朝日新聞による捏造、仕掛け」ではなく、「安倍晋三=愛国心教育=森友学園」という仕掛けを朝日新聞が報じただけである。


 

◆「国会議員辞める」は安倍の美学!?


「私や妻が関係していたということになれば、まさに私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと申し上げておきたい」
 

平成29年2月17日、安倍晋三が国会で発した言葉だ。
土地の賃借契約と私学審議会での認可の経緯や順番がおかしいことを挙げられ、「何か裏で怪しい力が働いたんじゃないかと思うんですよ」など追及された末に、安倍がとつぜん「総理の地位」を賭けて、崖っぷちに立った瞬間だった。

 

それまでの要領を得ないのらりくらりとした答弁を聞いていた国民から見れば「ああ、本当のこと言われて、ついに逆ギレしたんだな」と思うような光景だった。

言い返す理屈、納得させられる説明を持たないがために、責められて、大泣きしながら駆け出して崖っぷちに立ち、勝手に自分を人質にして捨て身の姿勢を見せつけ、ビビらせようとしたようなものである。


しかし小川氏は、こんな捨て身の安倍に優しく寄り添う。

 

安倍にしてみれば、首相辞任までをも国会で断言するということは、身の潔白を証しだてる日本人流の強意表現だった。が、残念ながら、国会やマスコミの反安倍陣営は、そうした美学はまるで持ち合わせていなかったようである。

「総理の地位を賭けた否定」を「名誉による証明」だと考えた安倍に対して、反安倍側は、逆にどこまでも追及し、少しでも関係が証明できれば、内閣総辞職を迫ることができる言質を国会で取ったと受け止めたのである。

 

いやいやいやいやいや。

美学の問題じゃない。なんで国会で総理の地位を賭けて否定すれば、身の潔白を証明できるのか? 
「これが嘘だったら辞めます!」と言って、あとは隠蔽してだんまりこいておけば済むのなら、なんでもアリになってしまう。


質問されたことに明確に回答し、論理的に符合していることが理解されたところで、人は潔白さを判断するのだ。
イライラとした様子で早口であやふやなことしか言わない人間から、いきなりこんな発言が飛び出して、「まあ、すてきな美学と思うほうがおかしい。あまりに世間知らずでピュアすぎる。

 

これは「名誉による証明」ではなく、「動揺による強弁」である。

 

共産党の小池晃議員が「国民の税金が使われているんですよ!」と声を荒げるシーンがあったが、まったく筋の通った言葉だ。
政府は、野党の質問に対して、きちんと答える義務がある。たかが一時期の役職にすぎない「総理の地位」などを人質にして、説明を逃れる姿は美しくもなんともないし、理屈も立たない。
こんなものを「日本人流の強意表現」と言わないでいただきたい。

(つづく)

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自民党本部が大量購入のインチキ本・その1

自民党本部が大量購入し、各県連や議員事務所に配布している「モリカケ逃れのバイブル」とも言うべきインチキ本。ただひたすら安倍晋三を擁護するために、常人の想像を軽やかにスキップしながら度外れたウルトラ屁理屈をひねり出し、「森友・加計事件は朝日新聞の戦後最大級のねつ造」と謳っている。先週のライジングで配信したものを、ブログで少しずつ転載します。
 

 


 
安倍首相の太鼓持ち・小川榮太郎氏が10月に出版した「徹底検証『森友・加計事件』朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」。産経新聞を中心に大々的に宣伝され、発売たちまち9万部に達しているという。

ネトウヨのニーズにマッチしたこの本は、Amazonの「政治カテゴリ」でベストセラー1位を維持。「朝日新聞の陰謀論を待っていた!」と言わんばかりのベタ褒め“5つ星”レビューが大量に書き込まれている。

 


ネトウヨが恥部を慰撫するだけの本ならまだ良いが、問題は、この本が、自民党にとって「モリカケ追及逃れのバイブル」になっていることだ。小川氏は、過去にも安倍首相のヨイショ本を自民党に大量購入して貰っているが、今回の本も自民党本部が大量に買い上げ、各県連や議員事務所に配布しているという。石破茂と、その地元・鳥取県には届かないらしいが。

実際、この本が出てから、安倍、麻生ら閣僚をはじめとする自民、維新の議員らが次々に「モリカケは朝日新聞が煽った」と寝ぼけたことを言いはじめた。一体なにが書かれているのか?

 

◆安倍晋三の人権に寄り添う小川氏

「安倍晋三は『報道犯罪』の被害者である」。
これが、本書の一行目に書かれている文章である。いきなりの被害者目線に度肝を抜かれるが読んでみる。安倍夫妻と籠池夫妻、加計孝太郎氏らとの個人的な関係と優遇をとりあげたマスコミの指摘を小川氏は「個人攻撃」とし、こう綴っている。

 

政権批判は必要であり、安倍の側も、権力者として通常人を遥かに超える監視や批判に耐えねばならない。が、総理としての権限行使から一歩離れれば、安倍もまた、人権を保障されるべき一個の弱い人間に過ぎない。

 

いやいや。

総理としての権限行使から一歩離れれば、そりゃ安倍晋三も一個の弱い人間なのは間違いないが、いまは、その権限の不適切な行使そのものが問題視されているんだから、勝手に権限行使から離れないでほしい。

安倍のお仲間のために、権力が公平性を欠いて濫用されてしまっている実態にスポットライトが当てられているのに、その焦点を、お腹をさすりながらつらい顔をしている「弱い一個人・しんぞうくん」にすり替え、さも国家レベルのいじめが行われているかのように語るのは、恣意的な矮小化である。

 

証拠もなく、風評だけで、どんな誹謗中傷でも総理なら耐えろと要求するのは、深刻な人権侵害であり、権力批判として許容される範囲を超えている。

 
いやいやいや。
メディアは誹謗中傷が目的で安倍を叩いているわけではないし、誰も「総理なら耐えろ」なんて要求していない。「総理なんだからちゃんと説明しろ」と言っているのだ。説明すべきことを隠蔽し、ごまかし、記憶も記録も廃棄するから、つっこんでいるだけ。

 

半年に及ぶ「安倍叩き」の間、安倍による不正、権力濫用の物証はただの一つも発見されなかった。

 
いやいやいやいや。
発見されなかったのではなくて、隠蔽、廃棄したのだ。

小川氏は、まるで左翼かと見まごうほどひたすら被害者目線で安倍に寄り添い、「安倍の人権」を語る。
その一方で、北朝鮮のミサイル発射などの「脅威」をとりあげ、マスコミの行為を「国民の生命や国土の保全を踏みにじる、戦後最大の国民への背信行為ではあるまいか」とぶち上げた。

北朝鮮という外敵の存在を持ち上げて恐怖を煽り、国内の権力の暴走に目をつむり、権力を支持せよと騒ぐ。人を恐怖で支配する危険な思想だ。


だいたい、そんな国家的な危機に直面して「ミサイルが発射されたら北朝鮮側の壁にへばりつくか、側溝の中にはいつくばれ」などと国民を煽っておきながら、のん気に解散総選挙に打って出たのは安倍じゃないか。
小川氏は、この安倍による「国民の生命や国土の保全を踏みにじる、戦後最大の国民への背信行為」をどう説明するのか?


ざっと目を通すつもりだったが、最初の2ページで次々とトンデモ文が飛び出してくる。おかしな箇所にエンピツで線を引きながら読んでいったら、いきなり線だらけになって、どこが重要なのかわからなくなってしまった。

 (つづく)
 

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実効支配の加計、お取り潰しの森友

自民党がモリカケ問題逃れのバイブルにしている本には、
安倍首相には「人権」があり、
権力者として監視されるのは仕方ないが、法と物証に
よらない糾弾を受けることなどあってはならない、

などと書かれている。

籠池夫妻は、家族とも接見禁止、弁護士とも手紙でしか
やりとりできない状態のまま、窓のない独房に4カ月も
閉じ込められて完全に人権蹂躙されている状態だ。
こんな本を大量購入して配っている自民党の人権感覚は
どうなっているのか?

規制や順序をねじ曲げて、物証(契約資料や議事録)を
隠蔽し、関係者の口をつぐませて公共の土地や税金を
自分の友人に流し込んだ疑惑があるのだ。
なにを聞いてもちゃんと答えない、あまりに無理のある
答弁しか出てこないから、世論調査では80%以上の人が

「信用できない」と答えている。

加計学園に至っては、総選挙直後の11月9日に下された
新設認可を巡り、審議会の委員に「圧力があった」という
複数の証言
が出て来た。

今朝の東京新聞一面の記事によると、審査の際、座長から、
もうすでにいろんな建物が建っている段階で、認可答申を
引き延ばしていると、学園側から訴えられたら勝てない、
訴訟になったら、こういう是正意見の付け方では勝てない、
などと「訴訟リスク」についての発言
があったそうだ。

ある委員は、
「絶対に認可しろという圧力を感じた部分もあった」

また別の委員は、
「委員の3分の1ぐらいは圧力と感じていた」

文科省からは、「この場は石破四条件を満たすかどうか
を議論する場ではない」とくり返し伝えられ、

「四条件を審査したら成立するわけがないと委員全員が
わかっていた」


「(文科省は)加計学園のひどい未成熟な計画を丸投げ
してきた」


と語られている。
条件はまったくクリアしていないし、通常なら審査には
通るわけのない学校新設だが、もう建物が建っているから、
認可しないと訴訟リスクがある、だから通せ?
規制を無視して実効支配し、大きな顔をしていれば利益に
なるなんて、どこの国の感覚だ、と言いたい。

森友学園の小学校は、すでに建物が建っていて、ご丁寧に
安倍昭恵名誉校長の部屋まで作られていた。
それでいて行政から認可答申「妥当」の回答を出していた
認可を取り下げさせ、理事長夫妻を逮捕拘留。

安倍首相を侮辱したので、「おとりつぶし」だ。
江戸時代か!


あまりにもあからさまな「自己都合」の権力だろう。
安倍首相の人権を慮って糾弾すべきでない、なんて、
くだらない寝言にすがってるんじゃないよ。

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こんな異次元の屁理屈本にすがるなんて…

12月2日、3日にJNNが行った電話世論調査では、
国会で審議されている森友学園問題について、
政府の説明に「納得できない」と答える人が8割。



自民党本部が、モリカケ対策のために大量購入して配布中の本では、
「森友・加計事件は朝日新聞の戦後最大級のねつ造」と謳われ、
安倍晋三を擁護するために、常人の想像を軽やかにスキップしながら
度外れていく、ウルトラCな屁理屈の数々
が書かれています。

森友学園の園児たちが「安倍首相ガンバレ!安倍首相ガンバレ!
と声を上げる異様な映像がテレビで流されたあたりから、
それまで森友学園にかなり入れ込んでいた議員たちがつぎつぎと
手のひら返しをはじめ、
かつて、森友学園の代理人として法廷に出廷していた稲田朋美は、
 

「籠池夫妻とはここ十年来、お会いしたこともお話ししたことも

ございませんし、弁護士時代を通じて相談を受けたこともありません」


と国会で答弁。
ところが、すぐに裁判出廷の記録が見つかり、虚偽答弁をしたことが
が発覚。
記者たちに取り囲まれ問いつめられると、稲田はこんな異次元の回答
をくり出して、日本中を唖然とさせました。


「私は本当に、自分の記憶に基づいて答弁をしている。

したがって、私の記憶に基づいた答弁であって、

虚偽の答弁をしたという認識はない」

“自分は本当に浮気してないという記憶に基づいて答えている。
したがって、自分の記憶の中では浮気してないのであって、
相手が「この人としましたよ」と思いっきり証言してるし
写真もあるみたいだけど、自分は、ウソをついたという認識はない”


みたいな。これ、稲田の言い分を信用できた人、いますかね?

いるんですね、小川榮太郎さんです。
こう書かれています。

大筋から言えば、答弁に別段の誤りはない。十三年前の代理出廷の有無
など、本来、政治家の答弁による責任問題の範疇を逸脱しているという
他はない。
ところが、(稲田朋美の)記憶の欠落があまりに徹底的で、そのため
稲田の否定が
余りにも強い口調だったために、格好の攻撃対象となって
しまった。



稲田の記憶、マジパネェほど徹底的に欠落してっから、
あれウソじゃねーんだぜ。

だって。
わたし、思わず吹き出して、この行、エンピツで◎つけてしまいました。
こんな異次元のウルトラ屁理屈が、次々出てくるトンデモ本、自民党は、
モリカケ問題逃れのために利用してますよ。
大丈夫ですか!?

まだまだ登場、異次元の屁理屈については『泉美木蘭のトンデモ見聞録』

「トンデモ本出現! 自民党大量購入の『モリカケ逃れ』バイブル」で。

http://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar1377424

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朝日ヘイト本がばら撒かれている

三浦大知のファンだって公言しまくるもんだよね。

つぎつぎと「わたしも大知のファン!」と話してくれる人が現れるし、

Youtubeで動画を見るようになったという人と、盛り上がれるように

なったし。

人と話すときは、政治の話より大知の話で楽しくしたいわ。できれば。

 

 

よしりん先生から、「モリカケは朝日のねつ造」だと主張する
小川榮太郎のデタラメ本が8万部突破になってる、と聞いた。
はーーーっ。
本人のSNSによると、9万部だそうだ。
著者が朝日新聞から抗議と賠償を求められており、
それを産経新聞が全面的に煽って宣伝している。
東京新聞にも、以前ずいぶん大きな広告が載っていた。
自民党本部は大量に購入して、各県連や議員事務所に配布中。
ただし、石破茂とその地元・鳥取県連には届かないらしい。

百田尚樹やケント・ギルバートのヘイト本が売れたのと同じで、
ネトウヨの購買力は凄まじく、アマゾンでベストセラー1位に
なってたり、メルカリで中古を探したら、定価とそう変わらない
値段がついたりしている。

憲法審査会で

「マスメディアを正すか、マスメディアへの信頼度を

欧米並みに引き下げるのかのいずれかに取り組むことこそ、

憲法改正国民投票に向けて、最も重要な環境整備ではないか
と考えます」

と発言した、日本維新の会・足立康史議員とも小川氏は連携。
意気揚々と「朝日新聞の信頼を落としてさっさと安倍改憲へ」
を推進している。

いましがた、メルカリで譲ってもらったその本が届いたので、
ちらっとのぞいたが、

「昭恵は天真爛漫、奔放な女性に見えるが・・(中略)・・・
激動の政治家人生を、個人的スキャンダルや不祥事なしに乗り
切ってきた陰の主役である」


って、
昭恵、ベロベロに酔っ払って深夜に布袋寅泰にしなだれかかって
腕を絡ませて首にチューしてたとか、深夜に酔っ払って抱きかかえ
られながら首相公邸に帰還とか、ろくでもない話ばかりなんですけど。

 

私は店閉めて深夜3時すぎの帰路、安倍首相の自宅近くを通るの
だけど、深夜でも常に
機動隊の大きなバスが連なって止まっていて、
防弾チョッキと武器を携帯した警官たちが歩く光景を見る。
大通りから安倍邸へ向かう曲がり角のど真ん中に、
警備杖を突きたてた警官が立って、封鎖状態になってたり。

北朝鮮が緊迫と言うなら、自宅付近の公道にこんな大がかりな警備
をつけずに、常に公邸
で即応体制とって住んでくれよ、と思うけど、

首相が公邸に住まなくなったのは、実は、泥酔の昭恵が、
夜中に出入りする姿をたびたび見られるのが困る
からじゃないか
とすら、私は疑っているんですよね。


おまけに、昭恵のつるんでいた男たちは、大麻栽培、大麻所持やら
逮捕者だらけ。石垣島で大麻ハーレムを作って逮捕された、女優の
高樹沙耶ともスピリチュアル関連で交流があったとされてます。
どこが「陰の主役」ですかね?
「陰に引きずり落とさんとする悪の主役」という意味なら正しいが。


もっと読んであれこれ書きたいが、年末進行で原稿と取材が詰まって

きて時間がない…。
ライジングとブログで、少しずつ。
 

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メディアの信頼度下げて憲法改正発議

今朝の東京新聞の記事にもなっていたが、ツイッター上で「朝日新聞、死ね」

と発言してネット上で話題になったネトウヨ、日本維新の会・足立康史議員が、

憲法審査会で、安全保障関連法、森友・加計学園問題を

 

「マスメディアの偏向ぶり、中でも朝日新聞のねつ造、誤報、偏向報道の

オンパレード」

 

と述べ、改憲の議論を急ぎ、国民投票に向かわせるために、

 

「マスメディアを正すか、マスメディアへの信頼度を欧米並みに引き下げる

のかのいずれかに取り組むことこそ、憲法改正国民投票に向けて、最も重要

な環境整備ではないかと考えます」

 

と発言した。

 


11月30日の衆議院・憲法審査会
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=47625&media_type=fp
 


足立議員いわく、英国キャメロン前首相と懇談した際に、

マスメディアに対する不満はないのかと質問したところ

「政治家がマスメディアに対して文句を言うのは、

農家が天気に文句を言うようなものだ」

と返答があったのだそうだ。

 

ごく普通に解釈すれば、

「政治家がマスメディアに文句なんか言うのはくだらない、

能力無しの証拠だ」

という意味になるし、質問者の足立議員をバカにする含みのある言葉にも

感じるが、足立議員は

 

「注意が必要なのは、このキャメロン前首相の指摘は、

英国人がマスメディアの情報をコロコロ変わるお天気程度にしか信用して

いないということの裏返しでもあるということです」

 

とハイパーポジティブに脳内変換。

「日本では国民の7割がマスメディアを信頼しているのに対し、英国では

わずか14%にとどまるのだそう」

とし、だから、日本のメディアの信頼度を英国並みに下げて、改憲の議論を

スピーディーに進め、さっさと発議してしまえ、と言ったわけだ。

 

ネトウヨってどこまでアホなのか。

メディアも扇動やデマ報道をやることはあるし、

政府の広報紙に成り下がる事例も最近見せられたばかりだから、

たしかに危険な一面もあるが、

安保法制、森友・加計問題、そして共謀罪の議論に関しては、

 

「記憶はありません」

「記録は廃棄しました」

「記憶に基づいて答弁しましたが、その記憶が間違っていたのではないか

と推測しております。嘘はついておりません」

「パソコン内のデータは、自動的に削除され二度と復元できない仕組みに

なってございます」

「私の頭脳が対応できません」

「事前に通告があればもっと立派な答弁ができますのに」

…etc

 

国会での大臣、閣僚、官僚らの不明瞭、ごまかし、ウソ、時間稼ぎの

不誠実すぎる答弁の数々が、不信感を招いたのだ。

メディアが不信感を作ったんじゃない!

隠蔽し、時間を引き延ばし、数の力だけで押し通す政権与党の姿が、

次から次へと不信感を生み出しているんですよ!

 

国民から不都合な事実を隠蔽して、議論なしに安倍改憲案を通したい

という愚劣な意図だけ!

憲法改正の国民投票のために、都合の悪い報道をするメディアの

信頼度を下げろ、それが環境整備だと国会で発言するような人間に

国会議員の資格があるか?

「朝日新聞」の名前があがると議場からヒソヒソ笑い声があがる様子
が聞こえてきた。隣に座る議員も、にやっと笑っている。
現場にいた野党議員によると「失笑」だったそうだが、同じ陰謀論を
安倍首相も主張している。
「メディアの信頼度を下げて憲法改正発議」の足立発言は、現政権の
主要路線だろう。

 

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「安倍晋三記念小学校」で籠池と共鳴したのは安倍首相

産経新聞がウェブニュースでこれみよがしに報じているが、
森友学園が財務省に提出していた小学校設置趣意書が
「安倍晋三記念小学校」ではなく「開成小学校」だった件で、

安倍首相が
「(朝日の)報道を基に質問していた皆さんも謙虚になってほしい」

などと発言。
「朝日新聞が、黒塗りをいいことに籠池の嘘にのっかって広めた!」
と騒いでいるのに乗じたネトウヨ発言だ。

配信中のライジングに、画像や議事録つきで詳しく書いているが、
「だからなんだ?」という話。


籠池氏の小さな嘘を頼りに、森友学園問題そのものを、
さも朝日新聞のでっち上げかのように騒ぐのは、
末期の”ネトウヨ陰謀論”!



だいたい、「安倍晋三記念小学校」の名前を使わせてほしいと
籠池氏から打診され、断って「吉田松陰記念小学校など偉人の名は
どうか」などと勧めたりはしたものの、
「安倍晋三記念小学校」の名をつけたいと言ってきたことを理由に、
籠池氏と「共鳴している」と国会で答えたのは、安倍首相本人!


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なぜ共鳴したかどうか。それは、安倍晋三記念小学校をつくると言った
から、言われたからですよ。
共鳴してなければそう言いませんよね。
安倍晋三の考え方なんか俺は嫌いだと思っている人が安倍晋三記念小学校
をつくるとは普通言わないと私は思うんですよ」

(安倍晋三・平成29年3月13日・予算委員会)

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園児に軍歌を歌わせ、教育勅語を暗唱させ、安倍晋三と安倍昭恵への
感謝と応援の言葉を言わせる異様な学校づくりに、共鳴していたのは
ほかならぬ安倍晋三。
そのような異様な園児の姿に、涙を流して感激していたのは安倍昭恵。

だから、安倍晋三は昭恵経由で森友学園に100万円の寄付をしたわけだろ?

だから、安倍昭恵内閣総理大臣夫人付きの官僚・谷査恵子氏が、
籠池氏から昭恵夫人への連絡をきっかけに、土地取引についてわざわざ
問い合わせを行ったわけだろ?


しかし、この重要な証人になる谷査恵子氏は、ノンキャリアとしては
異例の超好待遇でイタリア大使館の一等書記官として海外赴任となり、
もちろん口をつぐんでいる。
政府から「谷査恵子氏が勝手にやったこと」と言われたまま。

「安倍晋三記念小学校」の名称云々で最も重要なのはこの部分であり、
実際に提出書類に使っていたかどうかではない!!



そもそも小学校設置趣意書、野党側の情報公開請求に対しては、
A4書類100ページのうちほとんどを黒塗りして提出し、
その他の書類は「すべて破棄された」「データは自動的に削除された」
などと言って、明らかにはぐらかしてきたのは、国じゃないか!

ほとぼりが冷めてから、自民党議員の請求に対して黒塗りをはずして
提供するということ自体がおかしい。
昨日の予算委員会のなかでも、いきなり佐川理財局長の「価格交渉は
なかった」答弁がウソだったことが発覚
している。

たしかに籠池氏は変なパフォーマンスをしたり、嘘をついたりする
人間だから、ほかにも事実と違っていたり、記憶があやふやなままで
インタビューに答えていた部分がきっとあるだろう。
けれども、嘘ばかり言う人間ではない。

籠池氏は証人喚問を受けた人物だ!
偽証罪の縛りを受け入れ、衆人環視のなかで衆参両院の与野党議員
の追及に答えた。

それに対して「記録はない」「記憶はない」を繰り返す財務省。
はぐらかすか、キレるかの安倍首相。
証人喚問を要求されてもずっと隠されたままの安倍昭恵。
事情を知るはずの迫田英典・元財務省理財局長。
田村嘉啓・元国有財産審理室長。
誰かひとりでも、籠池氏の証人喚問に対して、まともに、誠実に
証言をした人物がいたのか!?

いないから、国民は「安倍首相が信用できない」と感じたのだ。
ネトウヨ祭りに乗じて、些末な部分を朝日批判にすりかえて、
巨悪の大嘘についてはふんぞり返り、「謙虚になれ」とまで
のたまう安倍首相。いい加減にしろ!

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森友学園 予算委員会の凄まじい官僚答弁

 

新しい理財局長もやっぱりろくでもないなー。

国税庁長官になった佐川理財局長は、3月の予算委員会で、
森友学園との土地の価格交渉はなかったと言い切っていた。


※クリックで拡大されます

「そういう価格につきまして、こちらから提示したこともございませんし、

先方から幾らで買いたいといった希望があったこともございません」(キリッ)



ところが、
森友学園の籠池氏と近畿財務局の池田靖・国有財産統括官(当時)が

価格交渉をしている音声データが出て来た。
 

 

森友学園 籠池氏
「ゼロ円に極めて近い形で払い下げをしてほしい」
「1億3000万円うんぬんよりも、グーンと下げていかなあかんよ」

 

近畿財務局 池田靖・国有財産統括官

「理事長のおっしゃるゼロに近い金額まで、わたしはできるだけ
努力する作業を今やってます。

だけど、1億3000万円を下回る金額にはなりません」


(※)1億3000万円というのは、最初にゴミの撤去費用として、国が森友学園に
前払いで出していた金額のこと。この金額を下回ると、森友学園に土地をタダで

あげる上に、おまけで現金まであげることになるから、

そら無理でっせ兄さん、堪忍しておくんなはれ」

という会話。
 


森友学園から「ゼロ円に極めて近い形で」と、思いっきり金額が提示されて

価格交渉がなされているじゃないか!

今日の予算委員会で、この件について野党議員が、
「佐川前理財局長の答弁は間違いですよね?
先方から、ゼロ円で買いたいという希望があったんですよね?」
と追及すると、


太田充・新理財局長

「先方からいろんな金額についてのお話があったということは、

申し上げてございます。

ただ本件の価格の決め方というのは、先方側に地下に埋設するものを

見積もるのが困難であるということから、こちら側で予定価格を決定

して、それを先方に通知し、それを先方が飲まれればそれで決まると、

そうでなければ決定しないと、そういう意味での交渉がないと、

佐川の答弁はそういうことになっております」


・・・?
わけのわからない屁理屈をコネまわした答弁をくり出し、
再度、質問に答えろと問われると、同じ答弁を何度も繰り返し、
8分間も消費した挙句、こう言った。


太田充・新理財局長
「金額についてはやりとりがございました。

 価格については、予定価格ということで

 ご答弁申し上げております」

「金額」のやりとりはあったけど、
「価格」のやりとりはしていない、
だから、嘘はついていない! と。

ばかにするにもほどがあるだろ。
安倍は「部下を信じて…祈ります」みたいなモードでだんまり。
安倍政権は、いろんなものを破壊しようとしてきたが、
国会審議があまりよくわからないという人でも、これだけは
わかるはず…安倍政権は、日本語を破壊している。

 


このごろ、記事執筆やなんやで国会議事録を洗い直しているけど、

鉄壁のガード・佐川理財局長出現のくだりは、そのまま単語を

挿げ替えれば、お笑いの台本になるんじゃないかと思えるほどだ。

笑い事じゃないけどさ。

金額と価格を言い換えて、すり抜けるなんて、こんなことがまかり

通るなら、なんでもありになるじゃろ! ふざけるんじゃないよ。

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