議員個人の自由な発言を禁じる党!?

北朝鮮じゃ当局に無届けで平壌を一週間不在にすると、
即刻拘束されて拷問を受けることになっているらしい。
住民の相互監視が強化されていて、無届で不在にした者は
すぐに通報するようお達しが出たそうだ。
統制強化され、住民は疲弊…と。

これ9面に載ってた記事だけど、2面・3面あたりの政局欄と
一緒に視界に入ってきたら、都民ファーストの会か、希望の党
の話題かなって勘違いしそうだ。

都ファを離党した音喜多駿都議、上田玲子都議の記者会見は
すごかったね。上田都議ってロックだなあ。


〇言論統制、取材規制、メディア出演規制があった

〇議員個人の自由な発言を禁じられた

〇総会で異議を発言したら、役員に呼び出されて諫められた


〇政調会長から、質問も公的資料要求もしてはいけないと言われた

〇党規約自体が代表や一部幹部による独裁を許すものになっている

〇会派も党人事もメールでの事後報告

〇代表や政調会長事務総長の専任は、報道で知った


〇草の根で都知事選を応援してきた自分の地域政党について、
再三の解散要請があり、解散せざるを得なくなった

〇毎月政務活動費15万円、党費6万円を徴収されている

〇1枚2万円のパー券を数十枚売れというノルマがある



個人の自由な発言禁止、質問禁止、資料請求禁止ってスゴいね。
議員としての存在意義をすべて否定されるわけだから。
安倍首相を忖度して、資料隠蔽に加担した元理財局長みたいに
なれっていうことでしょ。
そりゃ、都議会、小池都知事を褒め上げまくる気色の悪い演説に
なるはずだよね。

党費やパー券については、大政党の実態は知らないけれど、
少なくとも都ファの場合、いくら党費が必要だとは言え、
議員間でなんの話し合いもなく勝手に幹部が決まり、
ブラックボックスのなかから一方的なお達しがあって、
毎月の徴収額を決められ、ノルマを課され、
「お前たちはただ黙って、とにかくカネを払え、

支持者からカネ集めてこい!」
と言われているわけだから、そりゃ納得もできないし、
告発したくなるはずだ。


若狭氏が、「おまえはもうテレビに出るな!」と言われている
という話も流れてきて、細野豪志氏の顔がますます緊張感で
こわばってるように見えてくる昨今。
ああ恐ろしや。小池独裁。

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音喜多駿氏が小池百合子独裁体制を暴露

今朝、MXの「モーニングクロス」に、都民ファーストの会から
離党の意向を表明した音喜多駿氏が電話出演していた。

ある時期から、番組側から音喜多氏に出演を打診しても、
返事がもらえなくなっていたことが明かされ、
音喜多氏は、党からメディア出演を厳しく規制され、
事実上発言できなくなっていた
ことを話していた。
また、新人議員と食事に行こうとしたところ、党の役員から
呼び出され、「分派活動だ」と激しく叱責された
という。

都ファ結成の初期は、党員も数名で風通しがよく、
自由に話せる関係だったが、都議選で大勝した直後から、
「大きな組織になり、ガバナンスの関係」もあって、
一気にトップダウン化し、言論が規制されるようになったという。
ブラックボックス化された上層部ですべてが決定されてしまい、
議員間の議論は禁止
今回離党表明した2名のほかにも、違和感を感じている者は
少なくないのではないか、とのことだ。

「あれだけ小池さんを推していたのに、見る目がないのでは?」
という意見がぶつけられたが、音喜多氏は、
「見る目がないと言われると返す言葉がないのですが…」
と正直に答え、批判も受け止めると言っていた。

音喜多氏は、大勢を引き連れて離党するつもりも、
国政に出るつもりもなく、無所属の都議として、
小池都知事に意見を言える立場になる、と。
党の要職から、希望の党としての衆院出馬を何度も要請された
そうだが、断わったとも明かした。

音喜多氏に「見る目がない」とか「今頃気づいたのか」と言うのは、
そりゃ都議選後の言論封殺された異様な姿を見てからなら、
言うのは簡単なことだと思うけど…
そこから自分で考えて、自分の言葉で話す道を勇気を持って選び、
内部をつぶさに見てきた立場から、

小池百合子独裁体制の異常さを世間に知らせたのだから、
公のために重要な役割を立派に果たしたんじゃないか、と思う。


番組では、その後、あるコメンテーターの方が「保守とリベラル」

ついて解説していたけど、「左翼」と「リベラル」が同一のものと

勘違いされており、「革新・革命・急進」と解釈されてしまっていた。
さらに、リベラルの元祖がカール・マルクスという表示になっていた

ので、首をかしげた。


「革新保守」とか「民進党のリベラル派」という言葉は報道されるけど、

その意味がちゃんと理解されないままだと、いつまでも熟議に至らない

のかなと思ったりする。
 

…なんて思ってたら、倉持麟太郎弁護士が視聴者としてすかさず

ツッコミのコメントを入れてて、紹介されてた。活動してますね!


さて、本日10月4日(水)は21時から生放送!

「希望の党は極右政党になる」

よしりん・もくれんのオドレら正気か? #6


視聴・タイムシフト予約はこちら!

 

政治・社会問題 | - | -

小池代表とのツーショット3万円。

きのう、小池百合子氏が、希望の党の候補者らとの写真撮影会を
行ったそうだ。
小池氏と握手しながらのツーショット写真は、選挙ポスターや
チラシに使うことができるそうだが、なんと撮影料として、
1人3万円が徴収されたという。
会場では、候補者らが列をなして順番待ちをしており、現金を
忘れてあわててATMへ降ろしにいく人もいた、と。

公認候補者が、党首と写真に収まるのにカネがいるの!?

実は、希望の党が立ち上がる前から、小池氏や若狭氏周辺では
候補者に多額の上納金を請求するなど、「お金ファースト」の
活動がかなりあったようだ。
やはり、選挙はカネ。
民進党との合流も、“リベラル派掃討作戦”だけが目的ではなく、

民進党の持つ政党交付金が目当てという要素が強いだろう。
以前にも、都ファがらみでかなりひどい話もあったようで、
明日配信のライジング「泉美木蘭のトンデモ見聞録」に詳報
している。

しかし、党首と写真撮るのに3万円って。
そのうち、党首の推薦文〇万円、党首の応援演説〇万円、
なーんて料金システムができあがったりして。

 

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内閣法制局への疑念

 

倉持麟太郎氏の熱のこもったブログが非常に勉強になっています。
語数が少なく文言が抽象的な日本国憲法を、解釈で埋める役割を
担ってきたという「内閣法制局」
私はこの機関そのものにも、大きな疑念を持っています。

内閣法制局は『法の番人』と呼ばれてきたので、素直な私はずっと
良心的な役所なんだと思い込んでいました。
新しい法律が作られる時に、憲法や法律との齟齬がないかどうかを
厳密に調べ、文言をチェックする堅物。
この内閣法制局が、法律制定に対して緻密な仕事をしてきたから、
日本は、違憲判決そのものが少ないのだとも聞きます。

最近本で読んだのですが、内閣法制局、もともとは伊藤博文が
設置した「法制局」が起源だとか。
近代国家として、時の為政者によって法令が恣意的に運用される
ことのないよう「法の支配」の貫徹に粉骨砕身してきた、と。
歴代長官には、生前退位の議論でよく名前の挙がった井上毅
参事官には美濃部達吉なども加わっており、実務面だけでなく、
《別格に権威ある役所》として機能してきたようです。

この精神は、時代が昭和になっても受け継がれていて、
元内閣法制局長官の
高辻正巳氏はこのように述べています。

「内閣法制局の使命は、内閣が法律的な過誤をおかすことなく、
その施策を円満に遂行することができるようにする、というその一点
にある。
そうである以上、同局の法律上の意見の開陳は、法律的良心により
是なりと信ずるところにしたがってすべきであって、
時の内閣の政策的意図に盲従し、何が政府にとって好都合であるか
という利害の見地に立ってその場をしのぐというような無節操な態度
をすべきではない。

そうであってこそ、内閣法制局に対する内閣の信任の基礎があり、
その意見の権威が保たれるというものであろう」
(1972年・時の法令)


なるほど、内閣直属でありながら、“法の番人”として緊張感のある
役割を担おうとしてきたことが伝わってきます。
(とはいえ、自衛隊創設時に9条の解釈をねじ曲げていますが)


ところが、この数年「内閣法制局」にはろくなイメージがありません。
記憶に新しいのは天皇陛下の生前退位
天皇陛下からのお言葉が公開されてまもなく、「内閣法制局
など」なる
不可思議な方面から、生前退位には憲法改正が必要、という筋違いな
コメントが出されました。

ご退位の制度化と、憲法との関わりについては、過去に何度も国会答弁
が行われており、
すでに
「生前退位の制度化に憲法改正は不要。皇室典範の改正で足りる」
という政府見解が表明されているのに、です。


その前が、大問題の集団的自衛権の行使容認
歴代の内閣法制局長官は、まず法制局第一部長となって修行し、
つぎに次長となって法制局長官としての仕事を勉強し、心構えを養い、
そして長官に昇進するというルートが確立されていたそうですが、
2013年8月、安倍首相がこれを度外視。

過去の内閣法制局見解を、自分に都合よく解釈してくれる主義主張を
持つ「駐フランス大使」小松一郎氏を長官に抜擢。

内閣法制局とはまったく畑違いの小松氏は、いろいろと物議を醸し、
途中他界したものの、結果はご存知のとおり。


『法の番人』という権威ある称号に飾られてきたはずの機関が、
時の内閣の人事一発によって、いとも簡単にその思惑に盲従し、
憲法解釈をねじ曲げて、立憲主義を破壊する片棒を担いでしまう。
権力は、
これほど簡単に肥大化する・・・
それを、ここまで強烈に見せつけられてきておいて、
もうぼんやりとはしていられません。

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何も答えていない和泉審議官、スゴイこと言い過ぎてる加戸前愛媛県知事

今日の閉会中審査、衆院予算委での和泉洋人審議官の発言。

「『総理は自分の口から言えないから、変わって私から言う』という
表現は、仮にそういう極端なことを言ったならば記憶に残っていますが、
まったく記憶は残っていませんし、したがって、言ってございません

 

――相手が「総理のご意向」だと受け取るような話をしなかったのか、
それとも、した記憶がないのか、どちらなのか?

 

「しなかったと思っております

 

――大事なところなのではっきり答えていただきたい。
言ったのか、言わなかったのか?

 

「記録が残っていないんで、私の記憶に従って答えるしかないのですが、
言わなかった、と、思っております



これ、巧妙になにも答えていないよね。
稲田大臣を見習っているんだろうね。
あとでもし追及されても、こう言い逃れればいいということだよ。

「私の記憶に基づきますと、そんなことは言っていないと思って
いたのです。しかし、私の記憶が間違っていたかもしれない。
いまは、そういうことを言ったのかもしれないと推測しています。
しかし、記憶に基づいてお答えしたわけで、意図的に虚偽答弁を
したという認識はございません」


まったく信用できないな。
そんなに記憶力のあやふやな人が、官僚として登り詰めているわけ?
呆れた。

 

 

そして、加戸前愛媛県知事のおそるべき言い分。
文部省OBの加戸氏は、後輩のもとを訪ねて獣医学部新設について
説得を試みたという。
しかし、先輩に敬意は表するが、冷たくあしらわれた、と。
そのときに加戸氏が言ったという言葉がすごい。

「理屈はいい。でも考えてみてくれ。愛媛はこんなに困ってる。
アメリカはすでに感染症、ライフサイエンスの重要性を認識して、
獣医学部の大幅増員と新設に踏み切ってもいる。
わたしは愛媛県知事として道州制推進論者でしたから、
仮に四国州ができて、日本人は認めないといったら、
アメリカの第51州にいれてもらって、すぐ獣医学部を作って貰う。

恥ずかしくないのか?」


恥ずかしくないよお!
アメリカがこうだから日本も同じようにしなければ、だから愛媛に
獣医学部を作るのだ、というのは理屈としてつながらない。

そもそもアメリカのように、目下人口増加中の国と、
人口も家畜の飼養戸数も減少に向かっている日本とでは、
同じ危機管理でもやり方が異なるだろう。
パンデミックの危機を煽って「だから愛媛に獣医がいる」という
言い方はあまりに粗雑で、「テロが危険だから共謀罪は必要」に
通ずるものがある。

だいたいさ…獣医学部作ってもらえないなら、

四国をアメリカの51番目の州に入れてもらってでも…なんて、

四国の人が聞いたらどう思うの?



《おしらせ》

明日25日は朝7時よりTOKYO MX「モーニングCROSS」に出演します。
「獣医が足りない」を解決するには?
というタイトルで話します。

 

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「安倍改憲インタビュー」を“今年度最高のスクープ”と自薦する読売新聞の怪。

日本新聞協会の今年度の新聞協会賞候補作が発表されている。

毎年、各社が今年度のスクープ記事の中から自薦するものらしい。

 

平成29年度 新聞協会賞 編集部門応募作品

http://www.pressnet.or.jp/kks/list.php?s=1

 

一部抜粋すると…
 

 

〇朝日新聞

森友学園、加計学園をめぐる一連の報道

 

〇東京新聞

「テロ等準備罪」原案にテロ表記なしのスクープ

 

〇大分合同新聞社 

「別府署隠しカメラ事件」のスクープ 

 

〇日本経済新聞社 

ヤマト運輸の値上げ

 

〇NHK

安倍首相真珠湾訪問のスクープ 

秋篠宮ご夫妻の長女の眞子さま同級生と婚約へのスクープ 

 

〇読売新聞

「憲法改正2020年施行、9条に自衛隊明記」安倍首相インタビュー

のスクープ 

 


…え!

 

読売新聞には、心底あきれた。

自社が自薦する「今年度最高のスクープ」が、あの安倍首相の

インタビュー記事だと堂々と胸を張って言っているのだ。
 

 

国会で首相から「読売新聞を熟読していただきたい」などと
言われて、そんなに嬉しかったのか? 誇りに感じたのか?

政府の広報紙扱いされたことを、そんなに自慢できると思って
いるのか?

 

メディアとしてのプライドのなさに、もう目も当てられない。

 

しかもこれって「スクープ」なのか。

読売新聞は、前川喜平氏の出会い系バー通いの記事を掲載するなど、
官邸と密着して、権力に歯向かう人間の人格攻撃に手を染めている
ことがもう明らかになっている。

ただ権力に擦り寄って、お口を開けて、ネタを貰っているだけじゃ
ないか。

 

大分合同新聞社の「別府署隠しカメラ事件」スクープのように、

記者の地道な努力で発掘し、報道に足る証拠を集めて報じられ、
共謀罪の議論とともに、社会問題として衝撃を投げかけた記事とは
まったく質が異なる。


読売新聞は「権力の監視」というメディアの役割を完全に見失った。



一国の最高権力者が、特定のメディアに登場することについて、
もっとピリピリとした空気で考え直さなければならないと思う。

以前、ゴー宣道場にゲスト登壇されたジャーナリストの青木理氏が、
記者クラブは批判の対象になっているが、もともとはメディアどうし、
権力者との距離をお互いに監視しあって均衡を保つという、
権力とメディアの癒着を防ぐ防波堤の役割があった、
と語っていた。

しかし最近では、担当する政治家の出世は、その政治部記者の出世と

つながってしまっている。
だからあっさり権力に取り込まれて、簡単に萎縮する。
お行儀のよい質問しかできない。

今村元復興大臣をキレさせたのは、フリーの記者。
菅官房長官にボロを出させたのは、普段は部外者の社会部記者。
会見場での「質問内容の事前通告」「質問は一人3回まで」という
“暗黙のルール”を知らずに、質問しまくったからこその出来事だった。

こう支持率が低下すれば、いよいよ政治部記者も萎縮する意味がなく
なって強気になるのだろうけれど(産経と読売以外)、
そもそも記者が支持率に左右されて態度を決めていたのでは困るよ。

 

この件に関しては、アメリカがうらやましい。
 

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開学時期未公表なのに開学準備できた加計学園の怪

京都産業大学が、獣医学部新設断念を発表し、記者会見を行った。

<広域的に獣医学部のない地域に限る>という規制強化について、

黒坂光副学長は、


「『広域的』ということが本学にとって、ちょっと不利だな
とは思ったが、
それだけをもって対象外になったとは思って
いなかったので、引き続き継続
して見守っていた」

 

という。

不利になったとは思いつつも、かなりの研究実績があって、構想にも
自負があったそうだし、となりの大阪府に獣医系学部があっても、
うちは京都だから大丈夫では? という希望はまだあったのだろう。

ところが、2017年1月に政府から出された告示によると、

<一校に限る><2018年度開学>という条件が加わっていた。

 

「獣医学部の開学時期が平成30年4月と知ったのは、事業者が公募された

今年1月のこと」

 

「構想はいい準備ができたが、準備期間が足りなかった。

その後、加計学園が申請することとなり、国際水準の獣医学教育に足る、

十分な経験、質の高い教員を必要な人数確保するのは困難と判断した」

 

赤字の部分が特に大事なところだ。
ネットのおバカちゃんたちが、
「人材不足で断念したんじゃないか、不透明な決定とは思ってないそう
じゃないか! 安倍ちゃん冤罪!」
とか言ってるらしいが、本当にばかなのか?

安倍首相は「二校でも三校でも、日本中を獣医だらけにしてやるぜ!」
と息巻いていたじゃないか。
だけど、実質、教員の取り合いになってしまい、開設どころじゃないと
いうことが明らかになったわけだ。
これは、安倍首相がいかに「何もわかってないか」がよくわかった、
赤っ恥の瞬間である。

さらに、こんな重要なことも語られている。

 

「2018年4月開学は考えていなかった。

国家戦略特区の岩盤規制に穴を開ける、開けないが決まっていない段階。

認定されても、そこから文部科学省の認可申請をクリアする必要がある。

通常の単独申請ならば、文科省への申請が認定されれば開設できるが、

今回のケースは違う。

大学が準備をするスタートは、そこ(開学時期)を確認した上でないと、

人、建物、設備は整えられないと感じていた

 

50年間新設が認められなかった獣医系学部、それがまず認められるのか
どうかもわからない。
さらに、開学時期がわからない状態で、大学がリスクをとって、不動産
を抑えたりゼネコンに見積もりしてもらうこともできない。

感染症の研究を行うのだから、ただ校舎を建てるだけでもないはずだ。
危険なウイルスの実験に耐えうる厳重な専門設備、耐震設計も必要で、
町の工務店に頼んで、さくさく材料を揃えて、ハイヨと建てられるもの
でもないだろう。

また、ぜひ招き入れたい教授がいても、声がかけられない。


「うちが新しく建設する研究施設で教鞭をとってください」
「いつから?」
「それはまだ未定です」


これでは誰も信用しない。信用できないのにいまの職場を整理しようと
考える人はいない。

 


ここで、加計学園の開学準備の不可解さが浮き彫りになっている。
京都産業大学は、開学時期を知らされておらず、いまだ構想の段階から
実際にアクションできずにいる状態だったにもかかわらず、
加計学園のほうは、2015年の夏からすでに教員集めに乗り出していた。

さらに、まだ事業者募集の告示もされていない2016年10月には、
すでに、土地のボーリング調査を行っていたのだ。


ここが最も重要な部分だろう。
加計学園は、なんで自信満々にこんなことができたんだ?
知っていたんじゃないか?
「日本で一番の権力者が、開学させてくれる」と。

加計学園に勧誘された教員に、取材してみるべきでは?
相当横着な声の掛け方だったのかもしれないが、そこに「開学が確実」
という裏付けをにおわす発言があったかもしれない。

しかも、国会で、迫真の尋問をくりひろげていた自由党の森裕子議員が、
「2018年4月開学」の告示が出されるよりも前に、愛媛県今治市が、
この開学時期を明記した進行予定表をつくり、内閣府に送付していたこと
もすでに発覚している。
加計学園、今治市、そして国には「2018年4月開学ということで」という
共通認識があったはずだ。


記者会見から都合のいい文言だけを抜き出して、100字程度で安倍擁護
をする風潮に惑わされず、京都産業大学と加計学園の間にある大きな差、
これをちゃんと見て、深堀りしてほしい。



 

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加戸前知事の「愛媛県は加計ありきでした」演説に同情してよいのかな?

今朝の産経新聞の社説「加計問題 不毛な論争にけりつけよ」。

 

不毛だ、印象論だとケチをつけているが、不毛に終わらせようとしているのは

官邸だろう。議論を拒絶し、官僚に、必要な情報を隠蔽させるからだ。

当事者に事情聴取すれば真実がわかるのに、その当事者に発言させないよう

隠すから、むしろ自分で悪印象を倍増させているんじゃないか。

 

閉会中審査では、参考人招致された加戸守行前愛媛県知事が、

慢性的な産業動物獣医と公務員獣医の不足でいかに困っているかを理由に、

 

「我慢させられてきた岩盤規制に、ドリルで穴を開けていただいた。

『ゆがめられた行政が正された』というのが正しい発言ではないか」

「東京の有力な私学に声をかけたが、けんもほろろだった。愛媛県に

とっては、12年間、加計ありきだった」

 

と、獣医学部の開設こそが愛媛県の長年の夢だったのだと語った。
 

<東京モンは冷たいが、やっぱり岡山の加計サンはわたしら田舎モンの

気持ちを理解してくれる、わたしらがこんなに必死でやってきたのに、

なぜ、安倍叩きの具にされなければならないんだ……>
 

そんな老いた前知事の訴えに、耳を傾けた人もたくさんいるだろう。
その思い入れ、気持ちはわかる。
地方愛で一生懸命考えてきたところもあっただろう。

 

いや、しかし、情に流される前にちょっと待て。

 

同じように畜産獣医がほしい、鳥インフルエンザに怯えているという

地方はたくさんある。
 

じゃあその地方にもどんどん獣医学部を開設すれば、獣医が増えて、

必ず万全の態勢になるのか?
それだけの教育の質、教員の確保ができるのか?

 

10代20代前半の若者で、高額の学費をかけて獣医になった人たちが、

その大学を出たからといって、そんなに都合よく、喜んでその地方に

定住して働いてくれるだろうか?

 

その獣医学部のために流し込まれている超巨額の土地費用、助成金、

運営のための補助金をペイして、地方を豊かにするほどの存在になる

という、公益にかなった話なのか?

 

一私学に流し込んだカネのほうがはるかに巨額になって、

財政破綻を招き、自治体が教育ビジネスの食い物にされるような結末

に至ることはないのか?

 

そこが知りたいところなのだ。
加計学園のために、京都産業大学はむしろ「規制強化」されて排除された
ことの説明にもならない。

いくら老いた前知事が、この夢をかなえてくれと訴えたところで、

その夢が、<公のための夢>なのかどうかは、別の冷静な判断基準を持た
ねばならない。


 

一番の問題は、獣医のなかでもペット診療のほうが人気で、

畜産や公衆衛生はやりたがらない人が多いという現実なのだ。

特に畜産の獣医は、地方のあちこちに呼ばれて飛びまわっている。

先日、女性の畜産獣医が話すのを聞いたが、
馬の肛門から腕をつっこんで検査したり、鳥インフルエンザが発生して
つらい気持ちを押し殺して農家に殺処分を命じなければならなかったり、
本当に過酷な仕事ぶりだった。

 

月の3分の1しか自宅にいられず、小さな娘から

「パパと、お馬さんと、どっちが大事なの?」

と聞かれてしまったという。
家族を犠牲にする人の存在によって、畜産の質は保たれている。

 

独身なら、ますます定住できない境遇になる人も多いだろう。

結婚して家族を持つことが難しく感じる人も多いと、やはり産業動物の
分野は避ける人が多いのではないか?

 

しかし、だからと言って、獣医の全体数を増やせば解決するという
単純な話にはならない。


これは、農林水産省がまとめた家畜の飼養頭数と戸数の推移。

戸数は、畜産の大規模化によって、豚、肉用牛、乳用牛ともに軒並み低下

している。



 

ちなみに犬猫の飼育頭数も減っている。


 

大幅な人口減少が予測されている時代に、これが大幅に伸びるだろうか?

 

やはり、獣医の全体数を増やすことよりも、畜産獣医、公務員獣医の待遇面を

改善・強化・後押しすることで、
ペット診療よりも、畜産や公衆衛生に従事してみようと意識を向けること
のほうがずっと重要なのではないか?


地方のあちこちに、巨額の税金をぶち込んで、私学経営者の私腹を肥やすなら、

畜産や公務員獣医師になってくれる若者を援助することに直接お金を使って
もらうほうがよい。

そのまま私たちの食生活や公衆衛生に直結すると感じるから、納得できる。

よって、「総理のご意向」が出るまで、12年間いくらがんばっても開設に
至らなかった過去の「規制」には意味があったと考える。
「官邸の最高レベル」がゴリ押しした様子に、公益に叶う判断が伴っている
とは思えない。改革するなら、そこじゃない。

 

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マフィアか!

きのうは、朝から前川喜平氏の参考人招致を見ながら、
山口敬之の準強姦逮捕状握り潰し事件について原稿を書いて
いたんだけど、見てるものと手元で書いてるもののテーマが
全然違うので途中で頭が混乱してきて手が止まり、
原稿10時間ぐらいかかっちゃったよ・・・。

山口敬之のほうは、
事件が完全に「内閣ぐるみ」の隠蔽工作であり、
被害者を誹謗中傷するデマまでばらまかれていたという続報も
まじえてまとめたので、ぜひ読んでもらえたら。

閉会中審査のほうは、
安倍首相が昭恵夫人とおててつないでらったった♪
な時点で虫唾が走るんだけど、
前川氏を参考人招致しておいて、
和泉洋人補佐官を出さない時点で茶番すぎる。
和泉補佐官は、前川氏を官邸に呼びつけて、
「総理が言えないから自分がいうんだ」と言って、
獣医学部新設を早く進めろと圧力をかけた本人だ。
いまここで和泉補佐官に直接質問が飛べば、
前川氏との食い違いと態度の違いがかなり明瞭になるのにな
というシーンで、
官僚の人事権を握るドン・菅官房長官が出てきて、
「和泉補佐官から聞いた話では…」
とか代弁してる時点で極悪でしょ。
マフィアかっつうの。
 

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「批判=テロ」と思ってるA氏のこと

 

安倍首相は自分への批判=「憎悪」だと決めつけて、

「憎悪からは何も生まれない!」と言い、その舌の根も乾かぬうちに、

「こんな人たちに負けるわけにいかない!」
と言って、自分が憎悪丸出しで国民を侮蔑している。


…とともに、私があのブチ切れシーンを見て最初に感じたのは、
「外国で、テロが起きるたびに出される声明みたいだな…」
という印象だった。


「憎悪からは何も生まれない」はもともと聖書の教えだと思う。
オバマ大統領なんかは「テロとヘイト」という言葉を並べて使うし、
テロとの戦い」を語る新聞記事のなかには、よく「憎しみの連鎖
を断ち切る
には?」というテーマが出てくる。

イスラム国の人質として犠牲となったジャーナリストの後藤健二さん
は、ツイッターに

「憎むは人の業にあらず、裁きは神の領域」
とつぶやいていて、これが広く紹介されたこともあった。

フランスのバタクラン劇場でのテロの犠牲になった息子の父親は

「息子は社会づくりに参加できなくなったが、
他の若者には、憎しみに陥ることなく社会を築いてほしい」


同じく、パリ同時多発テロの犠牲者の夫は

「テロリストの君たちへ、憎しみという贈り物はあげない。
君たちの望み通りに怒りで応じることは、君たちと同じ無知に屈する
ことになる」

という内容のメッセージをSNSに投稿。これが世界中で共感を呼び、
朝日新聞が取り上げたりもした。


安倍首相の「憎悪からは何も生まれない」発言は、これらの
「テロとの戦いは、憎しみの連鎖を断つことだ」という論調に着想
を得ているんじゃないか?
つまり、自分を批判する国民に「憎悪にまみれたテロリスト」なる
印象を重ねているということなんじゃないだろうか?

Facebookでは、演説会場で「安倍ヤメロ」コールをした人たちを、
「共謀罪(テロ等準備罪)で逮捕しろ」と主張するネトウヨの投稿
があり、これに自民党議員が『いいね!』と反応していたらしい。

安倍首相の頭の中も

「自分への批判 = テロ ⇒共謀罪で逮捕 ・・・いいね!」
なんだろう。

 

さて、そんな安倍首相が「9条に自衛隊」とか言っているけど、

大丈夫かあ??

8月6日(日)開催の第65回ゴー宣道場では、ゲストに

「朝まで生テレビ」や「報道ステーション」での激怒シーンが魅力的な

法哲学者の井上達夫氏、民進党憲法調査会の会長・枝野幸男議員

 

議論のテーマは『9条に自衛隊って本気か!?』
ご興味のある方はぜひ参加ご応募ください。
 

https://www.gosen-dojo.com/index.php?key=bba23r6bh-24#_24

 

第65回ゴー宣道場『9条に自衛隊って本気か!?』

日時:2017年8月6日(日)14時〜17時

ゲスト:井上達夫氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授)・枝野幸男氏(民進党憲法調査会会長)

登壇者:小林よしのり(漫画家)・高森明勅(神道学者)・笹幸恵(ジャーナリスト)・切通理作(批評家)・泉美木蘭(作家)・倉持麟太郎(弁護士)

 

 

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