本の宅配買い取り

本が増えすぎて、床に積み上がっていくまま片付かなくなり、新しく本棚を買い足すには間取りが足りないしで、古本の宅配買い取りというものを利用してみた。

 

ネットで申し込むと、まず空の段ボールが送られてきて、そこに詰めて、予約した日時に引き取りに来るのを待つんだけど…

 

詰めはじめてみると、「きっと二度と読まないけど一応この本は本棚に入れておきたい」みたいな所有欲が薄らいで、予定外の本もどんどん詰めて、段ボールが足りなくなってしまった。
買い取りセンターに電話すると、追加の段ボールは自前で用意してくれと言うので、近所のスーパーに山と積まれていたスポーツドリンクの空箱をもらってきて、また詰める、詰める。
最終的に全部で6箱になった。

 

線が引いてあったり、書き込みしてあったりで、買い取りに出せない本もいっぱいあって本棚は足りないんだけど、とりあえず許容範囲にはおさまった。

 

「バーコードのない本は買い取れません」と注意書きがあった。
もともと売るつもりなく大事にしている稲垣足穂、加藤郁乎、金子光晴なんかの昔の函入りの本はバーコードがついていない。
三島由紀夫はほとんど文庫だけど、「豊饒の海」だけフリーマーケットで見つけた村上芳正装丁のシリーズ。1冊100円×4冊で叩き売られてた。わざわざ箱に入った古い本なんか読む人いなくなってるから100円なのか、バーコードがない時代の本で簡単にネットで売れないから100円だったのか…どちらもだね。
詩集も作りがものすごく凝っていて、挿画もいいし、なんにしろ、もうこういう本が作られることはないというのが明らかだから、大事に持っていようと思う。

 

腰が痛い。
今日もまた注文した本が来ちゃう。

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みとり病院

寿命が妙に長くてなかなか死ねないまま
80代になって、とうとう病気にかかり、
でも自宅介護は家族に負担をかけるし、
かと言ってお金がたくさんあるわけでもない

 

そこで、
診療報酬が引き下げられてジリ貧で、
あちこち施設が老朽化していて、
医師も看護士も不足しているからなんだか行き届かないけど、
「とにかくあそこは安くて助かる」とご近所で評判の
終末医療専門のみとり病院に入院して

 

大部屋のベッドに横たわり、
管につながれながら、
ふと窓の外に目をやると、
そこには
不動産バブルが崩壊し、ゴースト化していたビルが
金持ち向けの介護付き高齢者向けタワーマンション
としてリニューアルされ、
優雅な貴族老人たちの終の棲家となり
そびえたっている

 

「あんな高い建物のおかげで、死に際に花火も見えないな」
そんなことをぼんやり思いながらの、
花火大会の夜
酷暑のなか、
ぼろぼろの病院のエアコンが壊れて、
熱中症で死ぬ。

 

そんな未来が、
この先どこにでも訪れる可能性があるんだよと
お知らせする事件かもしれませんね。

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ノーベル賞の謎…

ノーベル物理学賞やノーベル化学賞ってなんで男性ばかりなんだろう。
疑問すぎて、しばらく仕事の合間に研究論文をあさっていたんだけど、昨日、医学書専門店で、世界のトップ研究者たちがデータをもとに「なぜ数学や科学分野に女性が少ないのか」というテーマで論争している本を見つけた。

 

むかし流行った『話を聞かない男、地図が読めない女』的な切り口をもっと専門的にした本なのかなと思ったんだけど、これが……難しすぎてわけがわからんっ!

 

まだ全部読んでないから、前半に登場する数人の研究者の説だけど、「男は理系、女は文系」というイメージとは別に、数学や科学の領域のなかでも、男女それぞれに得意な思考、認知能力があるようだ。
そして、おおむね女子は平均点が高いけど、男子は最高得点から最低得点まで分布にばらつきがある。ここに、ノーベル賞の謎が関わってくるみたい。

 

もちろん「社会的に期待される役割」から影響を受けているところもあるし、やっぱり生物学的な性差もある。そして、特に後者の生物学的な性差について語る場合は、よほど前者の社会的影響を軽視せずに丁寧に語らないと、「女性蔑視」として炎上するというところも言及されていた。
読み終わったらまた整理して「ライジング」の連載に書きたい。全部読めたらだけど。

 

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カメラを止めるな!

まわりの人々がやたらとニヤニヤしながら「見ろ見ろ」と薦めてくるので、話題の低予算映画『カメラを止めるな!』を観てきた。

 


前半は、なんだこりゃ〜? と思いながら観てたのに、後半でそれが全部笑いにひっくり返っていく。めちゃくちゃ面白くて、しまいに笑いすぎて咳込んじゃったよ。
そして最後のエンドロールで、映画作りを本当に愛してる人が作ったんだなあと。


監督は映画監督めざして上京するなり、詐欺にあって借金ができ、一時期はホームレス同然になってた人らしい。
気の毒なんだけど、踏んだり蹴ったりの人が作る笑いって、めちゃおもしろい。

無名の役者ばかりが登場するんだけど、個人的に大阪弁のおばちゃんのキャラがすんごい印象に残った。あの顔と髪型のバランスはすごい。

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卒ウヨの記事に現役の方々から抗議が

幻冬舎plusから配信した「卒ウヨして僕が気づいた4のこと」がとてもたくさん読まれているようで、人気記事1位になったみたい。嬉しいな!
取材に応じて下さった森本さん(仮名)にお礼申し上げます。

 

現役ネトウヨ組の方々からいろいろクレームが届くんだけど、
「プロパガンダのつもりかもしれないが、意味ないぞ!」
とか、言ってることがよくわからなくて、
「『僕』とか書いてるけど、お前、女じゃないか!」
っていうのがツボにはまってしまった。
読まずに脊髄反射でいきり立っているのか、それとも破滅的に読解力がないのか、どちらかわからないけど……。
ほかにもいろいろ。
明日のライジングで珍クレーム集をまとめようかなあ?

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最低限度の生活

土曜日に手の人差し指の爪をカミソリで削いじゃって、キーボードを叩くたびに痛くて地味にストレス。
 

「健康で文化的な最低限度の生活」、無料見逃し配信っていうのがあって、最新話が見られるようになっていたから見た。
こういう動画再生で楽しむのが当たり前になってる若い世代は、「テレビは最初から見られないから、見ない」という感覚になっているのだそうだ。

 

うちのとなりのアパートは生活保護担保物件だけど、この猛暑でもエアコンがなくて窓を開け放している。3年ぐらい前に、アル中のおじさんが猛暑のなか孤独死して腐ってたことがあったけど、その部屋もいまだエアコンなしのまま、次の人が住んでいる。

ものすごく老朽化した風呂なしアパートだし、たぶん、大家が、もう建て直すなりなんなりしたいんだと思う。このあたりは古い家屋や店舗がどんどん取り壊されて、マンションになっている。

 

私は、朝は気温が上がる前、できれば6時ぐらいから洗濯機をまわしたいんだけど、そのとなりの開け放たれた窓とあまりに近接しているから、うるさいと思うんじゃないかなと考えて、8時すぎまで待ってからベランダに出るようにしている。

 

ところで、ドラマ見てたら、昔のことをものすごく思い出した。
風俗で働く女の子には、父親から性的虐待を受けたという人が何人もいた。あとは、家族が人殺しをして町から追い出されたとか。アル中の親から逃げ出したとか。
借金があって…なんてのは、稼げば終わるジャンルだから大したことないって感じ。

 

さめざめして病んでる人もいたけど、そういう人を「悲惨ぶっててなんになるわけ? うざいんだけど」と毛嫌いする擦れっ枯らしのほうが多かったかも。そしてものすごく稼いでた。
そういうのを「女は強いなあ」って賞賛するのは世間知らずな感じがするし、そもそも賞賛したところで誰も喜ばない世界だ。

自分は、人生の闇に触れてなにかを感じつつも、同情したってどうにもならなそうだし、「人の変態でも笑ってるしかないわ」みたいな感じだったけど……20年近く経って、いまはまた違う物語がたくさん見えている。
もちろん、いま関わっている場所で出会っている人々のことも。

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いきり立った「平等」と「人権」には注意

次回、10月14日のゴー宣道場では、『男女平等とLGBTの真相』をテーマに私が基調講演をします。
このごろすぐ「二丁目ではね〜」なんて「新宿二丁目出羽の守(しんじゅくにちょうめでわのかみ)」になりがちな私ですが、いきり立ってやみくもに「平等」と「人権」を叫ぶ言説にはやはり違和感を持っていますから、いろいろな角度・深さから公論につながるような話をしたいと思っています。
もちろん面白く。ぜひご参加ください。

 

参加応募はこちら

 

配信中のライジングでは、巻頭で「『海外では女医が多い』の疑問」という調査レポートと論考を書きました。

また、昨夜の小林よしのり先生との生放送でもいろいろ語りましたが、ひとつ補足を。


入試の時点で「外科:女子〇名・男子〇名」と科目別に定員を明らかにして募集すれば済むのかというと、そこにはちょっと疑問がありました。

たとえば、私の高校時代の同級生は、「がんを治す」と宣言して医学部に入ったので、てっきり研究者や外科医になるのかと思っていましたが、研修医時代に経験して衝撃を受けたらしい救命救急センターに入りました。
そして、10年ほどたって再会すると、今度は精神科医になっていました。

私は医者というのは、てっきり最初に選んだ現場の専門職になっていくのだと思い込んでいたのですが、そのときに、耳鼻科、外科、産婦人科、いろんな科目から精神科に転科する人がいるんだと聞いて、へえーそういうものだったのかと驚きました。

ここは医者の方の話を聞きたいところだけど、研修医として複数の現場を経験するので、感化されるところもあるそうですし、そこには職務のしんどさ、人間関係、尊敬できる指導医の有無なんかも関わってくるんだろうな、と思います。最初の志が、現実にふれることによって変化していくことも当然あるでしょう。

なにもかも平等なシステムを整えれば、それに応じて人間が動き、なおかつモチベーションを保ったまま「うまく回る」のか?
私は女性がもっと働きやすくなってほしい、子供を産みやすくなってほしいと思ってますが、やみくもに「ゴラァ!」っていきり立ってても無理な話もあって、日本みたいなフリーアクセスの医療制度は世界標準じゃないこと、国民皆保険とそれに伴う社会保険のバランス、診療報酬の制度、大学病院の経営状況、医療制度にはそれぞれお国柄があるということなどもっと現実的なところから考えたほうが良いのじゃないのかな、と思うのです。

 

「日本の医療ハー!」って叩くのは簡単なんだけど。国民が当たり前に受けてる恩恵を無視して、ただ「敵」を見つけたんじゃ、進歩ないし。

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ゆ、ゆー・えす・びーって小さい…

昨夜は急きょDJ KOJIさんがお休みで「木蘭、音、よろしく」と。

そりゃ「追悼:アレサ・フランクリン」って感じで回さなきゃならないでしょうと思い、でももう荷物重くてレコード抱えていくのがいやだったので、PCのほうに入れてたアレサのWAVデータ60曲分をUSBメモリにうつして持っていった。CDかレコードでしかやったことなかったんだけど、誰もいない間に適当にポチポチ押して、タグつけたりリスト化したり。

 

ものすごくいまさらというか、一昔前の感慨だけど、USB、めっちゃラクだ……。

だって、荷物、これ(ピンクのやつ)だけだもん…。

 

 

 

おばちゃまとしてはこういうほうが安心するけど。

アレサだけのUSBだから、CD替わりと思って使えるけど、もともとジャケを見て選曲思いついたり、盤面に直接印つけたりしてる旧型の人間だから、手持ちのCDやレコードを全部USB化しちゃったら、プレイできなさそう…。
テクノロジーに追いつけない、わたしの感性――。
 
でもやっぱりレコードの音の心地良さには、叶わないというのもよくわかった。

 

 

 

 

 

 

 

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となりの芝は青い

社会問題を考えるときに、海外の事情に照らして、
「アフリカではこんな現実が…」
「スウェーデンは日本と違って…」
と比較して語ることがあるけれど、それを参考情報・ヒントのひとつとして知るのはいいことだとしても、金科玉条、絶対的な正解であるかのように感化されて振りかざすのは問題があると思う。

 

日本には、日本の国柄や社会制度、税制度に沿った課題があるはずだ。
たとえば、先進国である日本の貧困の実態について考えるべきだという話をしているのに、途上国アフリカの飢餓を持ち出して「物に恵まれている日本人は大した貧困じゃない」と切り捨てる。
あんた、なんで途上国マインドなの? と言いたくなる。

 

途上国には途上国の、先進国には先進国の問題があるし、先進国であっても国ごとにその国ならではの課題や社会の歪みが生まれているはずで、そこにちゃんと目を向けないと意味がないと思う。

医療の問題にも、それと似たところがあるんじゃないかな。
「海外では◎◎なのに、日本はなぜこうなのか?」
という言い方は、視野を広げる面もあるけど、あまりに短絡的に振りかざすと「となりの芝は青いぞー!」と言ってるだけにしかならないから要注意だと思う。

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乳腺科にて…

自治体の無料がん検診で、マンモグラフィ検査を受けるために、
「当院は女性医師、女性技師、女性スタッフだけですので、
安心して診療をお受けいただけます」
と宣言している小さなクリニックをわざわざ選んで行ったら、
いきなり待合室のど真ん中に、
山根明みたいな強面サングラスの男が、アロハシャツを着て、
ドーンと座ってスマホをいじっていた ΣΣ(; ゚ ロ゚)

 

となりに座ってる若い彼女の付き添いで来たらしくて、
その女がよっぽど一人で病院に来られないのか、
それとも男が嫉妬深いか心配性でどこにでもついてくるのか、
別に介助が必要な様子でもないのに…(;´・o・`)
よくわからないけど、ほかは女性の患者しかいなくて、
みんな避けてるし、私もなんだか避けて座った (||゚-゚)

 

順番がまわってきたら、検査室の前にある待合に移って、
更衣室で検査着に着替えたりするんだけど、
その待合のほうにも山根明風の男がくっついて来てたから、
すごく嫌だった (>ω<、)・゚・。

 

検査のためにブラジャーはずして着替えた女性たちが
うろうろしてる廊下とか、
マンモグラフィ検査を受けている部屋のそばとか、
やっぱり男の人にはいてほしくないよー。・ヾ(。>△<。)ノ・。゚

 

いきり立って怒ってるわけじゃない女心を伝えるために
顔文字を多用してみました(◍•ᴗ•◍)

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