2月27日衆議院予算委:森友学園問題、安倍首相ふたたび手のひら返し答弁。

今朝はMX「モーニングCROSS」だった。

森友学園の続報を扱うということだったので、番組の直前に、持ち込んだ登記を拡大コピーしてもらい、土地の所有権について「錯誤」なる不透明な移転があるという点を説明した。
オピニオンのコーナーでは、退位の要件「天皇の意思に基づいたら憲法違反にあたるじゃないか」、という言説についての問題点を解説した。

 



帰宅して、ライジングの原稿素材を整理しながら、現在行われている国会のネット中継をずっと聞いているんだけど、森友学園に関しては民進党・福島議員の追及が迫力を増している。
テレビで流れている塚本幼稚園の園児たちが「安倍首相がんばれ! 安倍首相がんばれ!」と言わされている映像についても取り上げられた。あれ、本当に凄まじいよね、まるで北朝鮮じゃないですか。

しかし安倍総理の答弁はひどい。
今日は「安倍首相がんばれ!」を突き付けられて、
「この学校で行われている教育についてはまったく承知しておりません」
と。
えぇえ!? 先日まで、籠池理事長の教育方針に共鳴していたのに!?
答弁がふたたび180度転換!
手のひら返し極まれり。

さらに、この一連の追求を「レッテル貼りだ」と言って、まるで自分が被害者かのような物言いをしたかと思うと、籠池理事長が安倍晋三記念小学校の名前を使ったことについて、

「総理大臣でないときは名誉棄損で訴えますが…」
「菅元総理から私は名誉棄損で訴えられたことがある」
「その裁判には、私が地裁でも高裁でも最高裁でも勝利しましたが」
「裁判をすると弁護士との打ち合わせなど膨大な時間がかかる」
「菅さんが私を名誉棄損で訴えました」
「私が完全勝利しましたけどね」

などなど、まったく本題とは関係のない話を持ち出して時間稼ぎ。審理妨害ですよ。

民進党福島議員は、近畿財務局長、理財局長、籠池理事長の参考人招致を求め、同時にこの問題に関する集中審議を求めた。
特に籠池理事長の参考人招致は早く実現するべきだ。直接、理事長から話を聞けば明らかになるような話ばかりじゃないか。

・・・という記事を今日締め切りのライジングの連載にまとめるつもりでいま書いているのに、明日が待てなくて、このようにブログに書いているわたしです。

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退位に関して「天皇の意思」を認めない政治家の怖さ

昨夜寝しなにテレビをつけたら、たまたま「朝まで生テレビ」で生前退位の議論をやっている場面だった。
百地章氏は、いまだに「皇室典範改正には時間がかかる」という議論拒否のためのペテンをばら撒いていて驚く。
「時間がかかるから特例法で退位していただく」では、天皇陛下に対して「面倒だから辞めていただく」と言っているも同然なのに、どうしてその失礼さに気がつかないんだろう…。

田原総一朗氏は、安倍さんは女性天皇とか女性宮家が嫌なんじゃないかな?」とはっきり言葉にして百地氏をすごく慌てさせていたけど、残念ながら、「とりあえずお疲れだから退位していただいて」の二段階論を支持しているようだった。
二段階にすれば、二段階目を踏み倒しても罰則もない状況になってしまう。これまでの様子を見ていれば、あとでちゃんと議論をするだろうと信じるのは、あまりにも人が良すぎると思う。
 

三浦瑠麗氏は、安保法制の例を出して、安保のときは「国の存立の要の部分を変えられたのに、どうして皇室典範を変えることができないのか」と。まったくその通りだと思う。
まさか与党は、「特例法での退位」を強行採決するつもり?

 

井上達夫氏が、「恣意的な退位が起きる」と強弁している百地章氏を、ものすごーく冷ややかで、ものすごーく怖い眼で、じーーっと眺めながら、

「アナクロニズムだ」
「ぼくはこないだ明治天皇の玄孫に対してもそう言ったんだけどね」
と一撃撃沈させたシーンは、迫力があった。録画しとけばよかった。

井上達夫氏は本当に論客として強力な方だなと思う。いつかゴー宣道場にいらしてくれたらなぁ…という思いを持ちつつ、実際にいらしたら質問するのが怖い、なんてことになっちゃう、かも、しれない、とか。とにかくいつも勉強になる。

 

公明党の遠山清彦議員が、

「譲位の条文に【天皇の意思に基づく】という要件を入れると、憲法4条の天皇は国政の権能を有しないという政治不介入の原則に抵触する」

「皇位を変えるということは政治的行為じゃないか」

などと言っていたが、そもそも生まれながらに基本的人権を制限されている天皇陛下個人に、その地位を自ら退きたいという意思も認めないなど、そんな反人道的なことを政治家が堂々と言ってよいのだろうか?
天皇陛下を「国民主権」のための奴隷にしないでほしい。それに、そこを封じ込めてしまったら、あとには「強制退位」しか選択肢が残らなくなるじゃないか。言ってることがむちゃくちゃすぎると思うのだけど。

 

月曜日にMX「モーニングCROSS」に出るので、オピニオンのコーナーで、退位に関して『天皇の意思』を認めようとしない問題点について話す予定。

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「錯誤」登記の補足と、安倍首相の「森友学園切り捨て答弁」

 

森友学園をめぐる国有地激安売却問題。
本日24日の衆院予算委員会で、森友学園が「安倍晋三記念小学校」
の文言で寄付金を集めていたことについてのさらなる追及があり、
安倍首相は
「何度も断ったにもかかわらず、寄付金集めに名前を使われている
ことは本当に遺憾であり、抗議をした」
と答弁しているが、苦しいな。

安倍首相は、同じ寄付金集めの質問に対して17日には

「私、そもそもいま、話をうかがって初めて知った」

と答えていたのに、今日になって
「何度も断った」

と答えているのだ。

こんなの「17日は、しらばっくれてました」と自供しているようなものにしか
聞こえないのだが?
のらくら交わしながら、いよいよヤバいとなると、
安倍昭恵夫人は名誉校長を辞任して、安倍首相は森友学園を切り捨てる。
こんないい加減な答弁、国民は信用できない。

今朝のブログ「豊中市国有地格安売却疑惑「錯誤」の不可思議な登記」の
補足資料として、問題の土地登記の所有権に関する部分を載せておく。
4番目の「錯誤」による新関空会社から国への不可解な所有権移転について
国民が納得できるようしっかり調査する必要があるだろう。



 

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豊中市国有地格安売却疑惑「錯誤」の不可思議な登記

安倍首相夫人の安倍昭恵氏を名誉校長に据え、「安倍晋三記念小学校」
として寄付金集めを行っていた「学校法人 森友学園」をめぐる、

豊中市の国有地格安売却問題。

森友学園は、8770平米の土地をタダ同然で手に入れているが、
隣りの9492平米の公園用地は、豊中市が14億円を支払い購入している。

この時点ですでにおかしいが、さらにおかしな話があった。
 

もともとこの一帯は伊丹空港の離着陸ルートにあたり、昭和53年ごろに
騒音対策地として国が買収した土地だった。
その後、騒音が軽減されたとして、平成24年7月、この騒音対策地は
「国(運輸省)」から「新関西国際空港株式会社(新関空会社)」に

売却されている。


一昨年、豊中市が同じ騒音対策地から、学校給食センターの建設用地

として、7210平米の土地を購入しているのだが、この時点での土地の
所有者は「新関空会社」だから、豊中市は当然「新関空会社」に購入費を
支払っている。金額は7億7000万円。


その後、この土地に大量の瓦礫が埋まっていることが発覚。
瓦礫にはアスベストが含まれていたため、撤去費用は14億3000万円に
膨れ上がり、豊中市は土地購入費用と合わせて22億円もの支出を余儀
なくされ、給食センターの建設工事はストップしてしまった。
現在、瓦礫の撤去費用について、土地を販売した新関空会社との交渉
を行っているところだという。


同じ騒音対策地なのに、
豊中市は、新関空会社から購入して、総額22億円。
森友学園は、国有地として購入して、国が土地を売り渡す前に1億円の
ごみ撤去費用をくれて、さらに8億円値引いてくれて、タダ同然で入手。


なんだこの不公平は?
森友学園側の弁護士なら、「買った豊中市がチョンボなんですよ」と言う
のだろうが、土地の登記には不可解な面がありすぎる。
 

 

森友学園が小学校用地として購入した土地の登記を見ると、
平成24年7月に、所有者が国から「新関西国際空港株式会社」に移転。
ここまでは豊中市が購入した土地と同じだ。


しかし、平成25年1月10日、なぜか「錯誤」を理由に所有者が抹消され、

その上、なぜ所有者が「国(国土交通省)」に戻っているのだ。

「錯誤」??
つまり「新関空に登記してたけど、間違い! 国のものだったわ!」
ということだ。このような措置がなされたのは、周辺でこの土地のみ。
(ちなみに、平成24年12月26日に政権交代)

こうして不可解な、国への所有権の変更があり、その上で国は、森友学園
のためにタダ同然に値引いて売却しているのである。
 

国交省大阪航空局は「手続き上のミスがあったので国に所有権を戻した。

国が所有しなければならない理由はわからないと回答。
一体どのような「錯誤」があって、新関空会社の土地が、理由もわからず
国の所有に戻り、そして森友学園だけにこれほどの優遇が成される経緯に
至ったのか?
関係者には説明責任があるだろう。

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権力の監視ができない日本のメディアは異常。ジャーナリズムはどこへ行った。

民進党が、学校法人「森友学園」に関する国有地異常破格売却問題に

ついて党独自の調査チームを発足、同学園が4月に開校予定の小学校
では、名誉校長に安倍晋三首相の妻・安倍昭恵氏が就任している事実

も含め、真相解明をすすめているが・・・

メディアが報じようとしないのは異常ではないか?
20日にも衆院予算委員会で続報があったのに、今朝のテレビでは

朝刊見出しチェックを見ても、全国紙どこも取り上げていない。

ジャーナリズムはどこへ行ってしまったんだ?

 

問題の国有地は、森友学園に小学校用地として売却されたものだが、

鑑定価格9億5600万円のところ、「ごみ撤去費」という名目で、

8億1900万円もの値引きがなされていた。

売却額はたった1割の1億3400万円。

 

しかし、今回の民進党の調査によると、この土地売却よりさらに前に、

「敷地内のごみを森友学園が除去する」という名目で、その費用を国が

負担するという合意書が交わされ、カネが振り込まれていたことが発覚。

その金額は1億3176万円。

 

森友学園は、国から1億3176万円のカネを受け取ったあと、国に対して

「地下にさらに大量のごみがある」と報告。

国は、この除去費用の名目ということで、購入費用から8億1900万円を

値引いているのだ。

結局、差額を計算すると、この国有地の売却によって国が得た収入は、

たったの約200万円! タダ同然である。

民進党は「近隣地は約14億円で売っているのに、異常だ」と指摘した。

 

さらに同学園は、「安倍晋三記念小学校」の寄付者銘板に名前を刻印して

顕彰するとの文言で寄付金を集めていたという。

 

問題の土地で森友学園が4月に開校させる予定の小学校では、

名誉校長に安倍首相の妻・安倍昭恵氏が就任している。

安倍首相も、この件については「承知している」と回答し、

「妻から森友学園の先生の教育に対する熱意は素晴らしいと聞いている」

と説明していた。

 

その安倍昭恵氏が大絶賛する「森友学園の先生の教育に対する熱意」は、

動画サイトなどにその様子が多数投稿されているので誰でも見ることが

できる。

森友学園が大阪市内ですでに経営している幼稚園では、毎朝の朝礼で、

教育勅語を朗誦しているのだが、

幼稚園児が大阪護国神社の境内に集まった老人たちの前に並び、一斉に

教育勅語を唱えあげ、「同期の桜」を歌う様子は、はっきり言って異常

だった。

 

園の様子は以前からインターネット上で非難の的となっており、園は、

一時期、ネット上の書き込みに対して、

 

「投稿者は、巧妙に潜り込んだK国(韓国)・C国(中国)人等の

元不良保護者であることがわかりました」

 

などと記した声明文を掲載していた。完全なるネトウヨ幼稚園である。

 

さらに、保護者向けに配られた新聞では、この園の理事長が、

「安倍晋三内閣総理大臣のように身近な人をモデルにし、偉人を手本と

することです」と記し、安倍昭恵氏が園で講演する様子などを紹介して

いる。
 

 

なにからなにまで異常だ!

9億以上の国有地が、安倍首相夫人が名誉校長をつとめる小学校用地に
タダ同然で売却された事実だけでも、一面トップで糾弾すべき大問題だ。
どうしてメディアは報じないのか?
そんなに安倍晋三と食事できなくなることが恐ろしいのか?
食事できなくなる? 万々歳じゃないか。
もう権力者の顔色なんか窺わずに済むんだぞ?
報道する者の矜持を胸に、思う存分、自分の仕事がやれるんだ。

真実に触れない、権力を監視する役割を放棄するのなら、
もうメディアの価値なんかない。

報道が権力ベッタリになってしまったら、権力は肥大化するばかりだ。
日本のメディアはみっともない!

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「違憲」と断じられるのを警戒して議論拒否する?

 

いつも思うけれど、日本って「違憲の疑い」「違憲状態」という言葉はあっても、時間の経過と共にたちまち押し流されて、結局は、そのまま踏み倒されてゆき、積み重なったいろいろな懸案事項のひとつ、ということでしかなくなっていく。
「違憲」に重みを感じていない怖さ。
まったく権力を縛れていないけど、こんなにゆるい仕組みで大丈夫なのかなと本気で心配だ。

2月17日の朝日新聞朝刊4面の隅っこに小さな記事があった。

民進党の武正公一氏(衆議院憲法審査会・野党筆頭理事)が、天皇陛下の退位について、「憲法第1章の天皇や皇室、皇室典範にかかわる課題を、衆議院憲法審査会で取り上げるべきだ」と2度に渡り要請しているそうだが、与党側は拒否し続けているという。

これまで多くの憲法学者が、特例法による退位に疑義を表明しているが、憲法審査会の議題にのぼれば、「ルールなき先例化」の危険性や、「天皇の人権」などについて、もっと全うに、もっと広く議論されるだろうし、明確に「特例法では違憲」と断じる法学者も現れるのではと、私でも想像がつく。
朝日新聞によると、こうだ。

“与党側には、憲法審で各党が意見をぶつけ合うのは避けたいとの
思惑がある。2015年の衆院憲法審で、参考人の憲法学者3人が
安全保障法制を「違憲」と断じて、審査会の実質審議が止まった
経緯があり、特に参考人質疑で取り上げられることを警戒している”


自分たちのやり方が正当だと思っているならば、堂々と議論すればよい。
しかし、安倍政権は、自分たちが推し進める「特例法による退位」が、憲法学者らに「違憲」と断じられることを自覚しているのだ。だから、取り上げられることを警戒して、議論を拒否。
「ご譲位の話は静かな環境で」などと作った笑みを顔にはりつけながら。姑息すぎる。

しかしこんな圧力下にあっても、声をあげて立ち上がっている勇気ある自民党議員もいる。石破茂氏も苦闘しながら声をあげているし、そして、次回のゴー宣道場にも自民党議員がご登場!

 

第62回ゴー宣道場は2017年3月12日(日)14時より。

参加要綱はこちらから↓↓

 

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メキシコのこと。日本の恥ずかしさ。

ここしばらく、カナダの文化人類学者エリザベス・フィッティングの『壊国の契約』という本を読んでいる。

 


NAFTA下のメキシコで起きた米国製遺伝子組み換えトウモロコシの販売をめぐる「新自由主義コーン体制 vs 現地農民」の戦い。
トウモロコシは本来メキシコ人にとって、ただの「売り物・ビジネス」ではなく、メキシコ人をメキシコ人たらしめてきた文化の象徴であり、アイデンティティそのものであったということが、植民地時代からの混血の歴史、穀物の歴史と共に、文化人類学の観点より詳しく解説されている。
新自由主義体制・グローバリゼーションによって、メキシコが、なにより大切な「メキシコ」を売り渡してしまったことが本当によくわかった。

メキシコの農民は「国境を越えアメリカの低賃金労働者となって、浮遊した若者」「国境越えができないのでトウモロコシで自給自足するしかない孤立した高齢者」とに分断され、農業にまつわる知恵や技術は伝播されることなく失われていっている。
国境越えの《自由》を得た人は、引き換えに、技術もなく訓練も受けられない存在となり《使い勝手のよい労働力》として搾取される。

一連の戦いで「新自由主義体制派」と「自国のトウモロコシ保守派」との間で応酬されたスローガンも紹介されているのだけど、その中には、保守派の言葉を巧妙に飲み込んで、国民を騙す方向へと誘導するような文章が仕込まれていたりもして、勉強になった。
近いうちに、ライジングの連載にも書いておきたい。

しかしこの本を読んでいたら、トランプ大統領によってNAFTAが見直されるということならば、そりゃしっかり見直したらどうか、「お〜い、メキシコ、自国を立て直す時が来たと思って再交渉がんばれ!」と言いたくなった。
同時に、「ねえねえ、アメリカ、移民の原因を冷静に考えてみようよ…」とも。

しかし、トランプ安倍会談の《キスする5秒前の恋人の間合い》みたいな映像にうっとりしている日本人は、

 

このわざとらしいやつな…。(私には合気道『片手持ち二ヶ条』の間合いに見えるんだけど…)


そういった「中身」の大事な話は、まったくどうでもよくなっているみたいだ。

「トランプさんと5回連続でご飯食べたの♥」
「トランプさんの別荘に2連泊したの♥」
「トランプさんと18ホール回ったあと、また9ホール回ったの♥」
「トランプさん、安倍さんのことツイッターに8回書いてる♥」


って、つきあいはじめの彼氏の愛情度合いを具体化して確かめて気持ち盛り上げたがってる乙女の女子トークかっつの!

「うそお♥ すっごい濃密ぅ♥ それもう絶対愛されてるじゃあーん♥」
「だよね、やっぱりそうだよね? 北朝鮮のミサイル飛んできたのが、
トランプさんと一緒にいる時で本当によかった♥ 安堵感すごいの♥」


日本のメディアにはこんなトークばかりが溢れているんですよ。
わたし、すごく恥ずかしい…。

「トランプ大統領の移民政策を諫めるのは、内政干渉にあたり、論外」と言っている安倍提灯経済学者がいたけど、内政干渉でんでんの前に、『われわれ日本は、こう考えている』という確固とした主体性を持てずに、ただただ保護を求めてトランプ大統領と夜を共にしていることを賛美してるほうがよっぽど「論外」な話だと思う。

トランプ勝利からしばらくは、ひたすら「トランプは得体が知れない!」「恐怖の保護主義!」「差別主義者!」なんて取り沙汰してギャアギャア怒ってケチをつけまくっていたのに、コロッと寝返って「トランプさんって素敵なひとよねなのだから、やっぱりメディアで重宝される知識人って「その時の流れに乗って話を盛り上げる知識のある人」でしかなく、つまりはまったく本気ではない、「日和見専門家」なのかなと思ってしまう。

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見えない貧困と人間性の劣化

録画しておいたNHKスペシャル『見えない“貧困”』を見た。
現代の日本社会に存在する貧困家庭の姿をていねいに取材しており、今年8月に起きた「貧困女子高生」へのネット民たちによる心無いバッシングに対して「この実態を見てから言え!」と、強い説得力と共に現実を突きつける姿勢があった。

番組では「相対的貧困」をまず解説し、「世帯月収20万円」という、一見して貧困とは思われない数字を紹介。
「え、20万円あれば大丈夫なのでは?」という、ごくごく素直な疑問を言葉にしてから、その実態を報じていた。

 

※相対的貧困率と絶対的貧困立については、ゴー宣道場のブログで解説しました。

先進国の国内格差は「相対的貧困率」に現れるもの

  https://www.gosen-dojo.com/index.php?key=jo2be6bdb-760#_760

一目で格差がわかる相対的貧困率の補足データ

 ⇒ https://www.gosen-dojo.com/index.php?key=jo5xxpygq-760#_760

日本国内の貧困率に敏感になれない人へ

 ⇒ https://www.gosen-dojo.com/index.php?key=jocojezyo-760#_760


現代の貧困家庭にはエアコンもテレビも電子レンジも揃っている。
物が有り余って、「家具家電を捨てるのにも金がかかる」という愚痴まで起きているような状態だから、タダでも譲りたい・貰ってほしいと考える人が大勢いるからだ。
親の買った一軒家に住みながらも、老いた親に仕送りしながら、日々の食費は全員で1000円以下と工面しなければならない貧困の形だってある。
貯蓄ができず、常にカツカツで回していく。
そのなかで、普通の家族ができていることができず、働く親の帰りを長時間待っている孤立した子供たちがいる。そして当然のように、学費、進路への壁が立ちふさがる。本人がいくら勉強したくて頑張っても、将来が押しつぶされていく。

洗濯物を干したり、アイロンをかけたりしながら昼夜働く母親の帰りを待つ小学生の子供たち。
平日は4時間、休日は8時間働いて家計を助けながら学校に通い、今後の進路について悩む女子高生。
母親が必死で働く姿を見て、クラブ活動をあきらめた男子高校生。
受験をひかえ、教育ローンを勧められ、涙を流す女子高生。

あまりに親思いで、そして、生々しい言葉の数々に、胸のつまる思いだった。
徹底的に厳しい現実を突き付けられて育っているから、言葉も感性も完全に大人びており、これからの将来に夢を見るような希望や明るさ、子供らしくフワッとした様子が全くない。本来ハツラツとしていられる年ごろなのに、重苦しいあきらめと、疲労感、さみしさ、皮肉で覆われている。


子供の貧困を放置していると、それは教育や将来の仕事、収入へと連鎖してゆき、最終的に40兆円超の経済的損失になるという。

やはり、日本で苦しんでいる子供たちを放置して、アメリカに51兆円も軽々投資して悦に入っている政府は、頭がおかしいのではないか?

番組で取材を受けてくれていた女子高生がもっともまともなことを言っていた。

「オリンピックだ、高齢化だっていうけれど、それを支えていく高校生の私たちの苦しさに目を向けて欲しい」

しかし今回も、バイトしながら学校に通う女子高生を見て、
「交際費に2万円も使ってるの?」
「甘すぎる」
「借金がつらい? はあ?」

などと上から目線でバッシングするネット民たちが現れている。

よくそんなことツイッターなんかに書き込んで気分良くなってられるよね!
どんな顔して文字入力してるんだろ?
どこまで感性が、いや、人間性が劣化しているのか…。

見えない貧困、相対的貧困は、くり返し報じていくべきだと思う。NHKには頑張ってほしいし、機会あるたびに私も取り上げ続けたい。

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ゴー宣道場…からの、合気道道場

日曜日は、細野豪志議員と山尾志桜里議員にご登壇いただいたゴー宣道場。

 


両ゲスト登場の瞬間から熱気にあふれ、最後まで集中力が途切れない議論、非常に充実した時間でした。
両議員ともに、ご自分なりの視点から、ご自分の天皇像を語られる方で、その心ある言葉の数々に深く共鳴しましたし、天皇陛下はじめ皇室の方々をめぐる「人間」の物語を、非常に繊細にとらえておられる様子が伝わってきました。


さきほど配信された産経ニュースによると、『焦点は与野党協議も依然隔たり 自民は「典範付則に特例法」、民進は本則改正』という見出し。「与党では民進党に配慮し、皇室典範の付則に特例法の位置付けを盛り込む妥協案も浮上しているが、調整が難航すれば、政争の具と化す恐れもある」と報じていますが、「妥協案」という言葉を使うことそのものが、天皇陛下を「政権の道具」にしているということです。

皇位継承に妥協案などありません。

山尾志桜里議員がゴー宣道場にてご発言された『落としどころを探さない』という言葉、これが非常に重要で、そして“すべて”だと思います。

道場終了後は、全員で密談兼ねての会合…しつつの豚しゃぶ。

笹幸恵氏、細野豪志議員、山尾志桜里議員、小林よしのり先生、高森明勅先生、倉持麟太郎弁護士、切通理作氏と。

 

なんでもかんでも批判すりゃいいという立場で民進党をバッシングする人々はいますが、野党をとことん潰していけば、政権与党の権力濫用状態・肥大化状態に加担するだけ。それは与党のためにもならないと思います。

憲法を踏み倒すことなく、真正面から皇統問題に取り組んでいる政党は、現在、民進党です。弱気にならず、頑張って欲しいと思います。

 

ということで、道場は今回も無事に終了。

帰宅して『小説・わたくしのひとたち』の原稿を進める……つもりが、ノックダウン状態で寝てしまい、結局また朝から執筆開始。どうして毎週、締め切りの朝から書きはじめてしまうのかね…。

なんとかかんとか仕上げて原稿を送ったら、もう夜7時じゃないか! わーーっ、合気道の稽古に遅刻だよ!

って感じで、大慌てで木刀担いで道場へ向かう。道着に着替え、帯をしめ、気を引き締める。
 

今日は、木刀を持って基本動作をやった。

「剣先から動く」というのを意識して動作するので、普通に構えをやるときより、力の方向が身につくような気がする。

それから、木刀持っていると「終末動作」がわかりやすかった。木刀のおかげなのか、それとも、そもそもなにか手に持っている感じが自然なのかは不明なのだけど、途中でわけがわからなくなるということがなかった。まだまだ見よう見まねでやっていることばかりだからなあ……。

 

しかし、最近知ったけど、わたし、木刀大好きなのよね。

カーン! と降り下ろす感じがたまらないんだもん。やればやるほど能力開発しているような気分になってくるというか、秘めておいたほうが良かったなにかをすごく刺激してる感じがするというか。精神面の自制を必要としてる人間だからかもしれないな。

家の近くで振れるところがあればいいんだけどなあ。

振り上げたときに、自分の頭頂部を峰打ちしたのには、そーとーびっくらこいたけどね? やはりギャグの神はわたしを見放していなかった。

 

ところで、S先生から「……ん? すっぴん?」と顔をのぞかれたのだけど、いやーっ、気づかれたのが、すっぴんだけで済んでよかったよね。

一日中原稿やってたし、遅刻だったしで、慌てすぎて、アウターの下に寝巻きのスウェット着て行ってしまったんだよね!

更衣コーナーで着替えようとして、かなり狼狽えて咳き込んだよね。何食わぬ顔で道着に着替え、帯を締め、稽古し、そしてまた何食わぬ顔で寝巻きに着替えて、アウター羽織って、帰ったよね。また今日のアウターがショート丈で、裾から寝巻きがちょっと出てる感じがスリリングだったさ。

いかんよ、木刀女子たるもの、間違えて寝巻きで出かけては。以後注意!

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自民党の「特例法支持」の理由を正確に読むと…

 

自民党はいよいよ「特例法による退位」で意見集約するようだ。
高村副総裁によると
「恒久法でやると、要件を決めることが極めて困難、というのが、
みなさんの意見の中での大きな理由だ」
とのことだが、もっと正しくきちんと表現したほうがよい。
正確には、

「恒久法でやると、我々政権の支持基盤を安心させることが極めて
困難だから、お気持ちを表明された陛下には即座にご退位いただく、
というのが、みなさんの意見の中での大きな理由だ」


だろう。

朝日新聞の、自民党による「特例法支持の理由と課題」の表を見ると
こうなっている。




いきなり大前提が『今上天皇が活動に困難を感じていると、国民が
心労に共感し、負担軽減を考えている』部分だけとなっていて、
『安定的な皇位継承』を望む陛下のお気持ちへの共感が切り離され、
《今上天皇お疲れ様退位》だけに目的が絞られている。

 

「天皇の意思を要件にするなら、憲法に反する可能性」
と言うが、そもそも「今回の天皇陛下のご意思だけ」に対処しようと
いう思惑があるからこそ、そんな理屈を思いつくだけであり、
憲法2条による通り、皇室典範を根拠にすればなんの問題にもならない。
そもそも、もしも天皇陛下が
「生涯にわたってこれだけ自由をはく奪され続けて、毎日国民を思い、
祈り続けていても、まだまだ一切の意思を許さないと縛られる人生など
もう嫌だ。天皇なんてやめたい」
とおっしゃったらどうするのか。
それでも「そんな意思は憲法違反だ! 強制的に天皇をやらせろ!」
と言えるのか。


「年齢は個人差もあり、一律には決めにくい」
なぜわざわざ「年齢」や「高齢化の定義」を問題にしているのか?
高齢化に伴う体力の衰えなど、「天皇の意思」にもとづき、
皇位を受け継ぐ「皇嗣が成年」に達していれば、
「皇室会議の議により」退位できるとすればよい。
むりやり答えのでない問いを持ち出して、「まとまらない」結果を
呼び寄せようとしているだけでは。

「職務遂行能力を要件とすれば、世襲制との整合性が問題に」
なぜ世襲制との整合性がとれなくなる?
「天皇陛下があんなに国民に敬愛されるようなことするから…」
などというゲスな思惑で陛下を疎ましく見る目があるから、
意味もなく「世襲制との整合」を問題視してるだけでは。
世襲制は「世襲によって皇位を受け継ぐ」ことであって、
「老いて生活もままならなくなる・痴呆の症状が出るなどしても、
死ぬまで皇位に就く」という意味ではないと思う。



「一代限りには賛成だが、将来的な皇室典範改正も視野に入れるべきだ」
という指摘がおまけのように紹介されていたが、その「将来的な」が
本当に具体的な話だとは思えないし、
それなら特例法の付則に「◎年までに皇室典範をを改正する」と規定を
いれようと言い出したとしても、すでに倉持麟太郎氏が指摘されている
通り、その付則には強制力もなければ、破った場合の罰則もないから、
信頼することはできない。
 

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