なぜあきらめてはいけないんだ! 人はみな松岡修造ではないんだよ!

古市憲寿氏の著書『だから日本はズレている』を読んだんだけど
おもしろかったなあ。
なかでも、いつもどこかズレているおじさんたち=「大人たち」が
作り出す、過剰で無用な新製品の一例として、「スマート家電」
痛烈に批判した章。

 
すでに飽和状態となった生活家電を売るために、いま流行りの
「スマートフォンと連動」という付加価値をむりやりつけて売ろうとする
「家電業界のご乱心」。
いまざっとネットで検索したみただけでも、
 
◎スマート炊飯器
「スマホを炊飯器にかざすと、主要15銘柄の米の特性に合った、
最適なプログラムで炊飯できる」
 
◎スマート電子レンジ
「アプリから食材やメニュー名でレシピを検索し、レシピどおりの
加熱設定をレンジにタッチして設定できる」
 
ホンットーにいらん機能ばかり。
案の定、一般消費者にはウケない。
このムダさやバカバカしさに、古市氏が冷ややかな視線と、鋭く
面白いツッコミを浴びせており、私は爆笑しながら
読みました。
こういった過剰でムダな珍商品現象は、おじさんに限らず、
いまの消費社会には溢れていると思います。

 
特に私が気になっているのは、いまの日本の製品CMの多くは、
私たちに
「あきらめさせてくれない」ことです。
気になる言葉を調べようと検索サイトを開けば、
 
「ポッコリおなかを諦めないで!」
 
「加齢臭、あきらめていませんか!?」
 
タクシーにのれば、目の前のチラシには
 
「ハゲをあきらめるな!」
 
「歯周病を諦めていませんか?」
 
フェイスブックを開くと、
 
「あきらめちゃダメ。若返り肌年齢術」
 
「あきらめないで! メスを入れずにバストアップできます!」
 
「諦めない。貧乳の悩み。産後の垂れ乳は戻ります」

 
やかましいんだよ!!

 
そりゃアタシだって峰不二子に憧れたことはあったけどなあ、
今はこのちっちゃい小ぶりなおっぱいがヒジョーに気に入っているし、
人様から「山あり谷ありの生き方するよねえ」と言われた時は
ぺちゃんこのおっぱいと、ぺちゃんこのお尻を武器に、
 
「いえいえ、あたくし、前も後ろも平らな人間でございます・・・平伏。」

と返して笑いをとるパターンまで生み出しているんだよ!!!

 
そもそも、なぜ、あきらめてはいけないんだ!!

 
ポッコリおなかの原因は怠惰だけじゃなく、体質や体調や職業上の姿勢や、
むしろポッコリしてるほうが良い場合もあるわけだし、
加齢臭なんか男女問わず全員が醸し出してしまうもんなんだし、
ハゲ散らかしても、かっこいいオヤジに私は惚れるし、
歯周病なんて、歯医者嫌いなやつは考えただけでストレスでしかないし、
肌年齢だあ!? 年相応に老いて素敵な笑いジワが増えてなにが悪いよ!!

 
あきらめる部分があったっていいじゃないか!!
 
人はみな松岡修造じゃないんだよ!!


あきらめることが、自分の等身大を受け入れることでもあり、
受け入れることは、自分を客観視することでもあり、
それは幼稚な自己愛からの成長のきっかけでもあったりするんじゃないか!
「あきらめさせない商法」の日本人は、
トレーニングビデオのなかの躁状態のアメリカ人ですか!?

 
「さあー、まだまだー、あきらめないでー、このワンセットでー、
あなたの理想のー、ボディシェイプ! ボディシェイプ! HEY!」
 
うるさーーい!! 
一体どーしてこんな躁状態のアメリカ人みたいな商売でいっぱいなのか。
「本当のキミはそうじゃないだろう? もっと・・・大きなおっぱいのはず」
ふむふむ。
「自分さがし」の結果、迷子になった子羊たちの不安につけこんで、

生理食塩水バッグを売りつけようって魂胆かい?

 
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渋谷Hot Butterd Club

毎月お世話になっている、渋谷Hot Butterd Club。私は、サンバ・ブラジル・アフロビート・バルカンビートなどラテン圏の音楽選曲させていただいています。
最近シリアのテクノにはまってるけど、なかなか、かけてよさそーなタイミングと出会わないなあ。

≪渋谷Hot Butterd Club≫
毎月第2日曜日のレギュラーイベント「NO BORDER」、22時〜遅めの時間でプレイしています。
来月は…10月13日(日)18:00start!!


DJ MOKUREN | comments(0) | -

松尾スズキさんと対談

松尾スズキさんと対談させていただきました。
いわく「真正の松尾チルドレン」とのことで…
本日配信の『松尾スズキののっぴきならない日常』から連載になるそうです。
上京してからの非常に濃ゆい話がたくさんありすぎまして。あはは…。



松尾さんのメルマガは、『まぐまぐ』『ニコニコ』『夜間飛行』などいろんな会社から同時配信されているので、ご都合の良いサービスからご登録の上、お読みください。
http://ch.nicovideo.jp/matsuosuzuki/blomaga
http://yakan-hiko.com/matsuo.html
http://www.mag2.com/m/0001333630.html
泉美木蘭からのおしらせ | comments(0) | -

乳ごときで人の人生に踏み込んでくるんじゃないよ!

タクシーに乗ると、後部座席にチラシが2種類ぶら下がっていた。
 
「あきらめるのはまだ早い! 薄毛治療」
「たった一度の人生。そのバストで満足ですか?」
 
うるせー!
乳ごときで人の人生に踏み込んでくるんじゃないよ!

 
まただよ。「あきらめさせない商法」。
豊胸にはまったく興味がないので、薄毛のほうを手にすると、
『思ったよりは安い値段で毛を増やせますぜ、旦那!』
というようなことがアピールされていた。
思ったよりは安く感じるような気がしないでもないだけで、
なんとなく総額を見積もってみると、十分高い。
んま、タクシー乗るのはお金のある人が多いから、
こういう広告が向いているんだろうな。
 
だいたい、世の中には広告が多すぎるんじゃい!
あーしろ、こーしろ、来い、買え、食え、泣け、ハマれ、泊まれ。
もうーいーくつ寝ーるーと、「詣でよ」「拝め」と言われる。
どこで何をしていても四方八方ぎゃーぎゃーアピールするから、
すっかり冷めてしまって、どれもこれも良く思えない。
 
なかでもやはり『あきらめるな系』に代表されるような、
「個別・個人の特徴」に言及してくるメッセージが増えた。
努力を惜しまず今の自分よりもステップアップするという考えは、
前向きだし絶対必要だし好きだけど、
いまの世界に溢れる安易な「あきらめるな」には、
前を向いているのかどうか、それが「前」なのかすらわからない、
目的の定まらない、ひどくぼんやりとした病巣のようなものが
奥に潜んでいるように私は感じてしまう。
 
いまのあなたは本当のあなたじゃないんだよ・・・
あなたにはもっと楽で幸福で理想的な未来があるはずなんだ・・・
ねえ、こんなはずじゃなかったでしょう・・・?
淋しいだろうから、一緒にさがしてあげるよ・・・
あなたにふさわしい、もっと本当のあなたをね・・・
ほうら、こっちへおいで・・・
そんな自分はさっさと捨てて・・・
もっと自我を底上げしようよ・・・
あなただけは、もっと高いところから世界を眺めようよ・・・
 
みたいな。
「自分さがし」が流行り、「迷子」が増え、
「いまの自分は本当の自分じゃないんだ」という考えに浸ってしまい、
いつの間にか自己愛の増強に歯止めが効かなくなっていく。
自己愛を満たせないものには耐えられないから背を向け、
そして、社会よりも、圧倒的に個人・私的に向かっていく。
社会全体がそんな風に病んでいく現象。怖い。
道場の打ち合わせの席に、笹さんが資料として、
「心のノート」を持参されていた。
文部科学省が中学校の道徳教育のために制作したものだ。
最初のページにはこんなポエムが載っていた。

 
自分さがしの旅に出よう
カバンに希望をつめ込んで 風のうたに身をまかせ
自分づくりの旅に出よう
遠くで何かが光ってる 近くでだれかが呼んでいる
かかえきれない大きな夢と たかぶるばかりの鼓動の波が
かってに大地をけっていく
さがしものは風の中? 黙ったままの森の中?
輝く何かがたまってきたら 心のページをめくってみよう
そこに何かが待っている きっとだれかが待っている


ううう・・・なんだこのぼんやりした「病んでる」感。
きっとだれかが待っている、って、薄気味悪くてページめくれないよ・・・

私は以前、
適応障害という診断でかなりしんどいことになり、
精神科にたっぷり通った経験があるのだが、
そのときに
医者から
「自分の状態を自分で知ることが第一歩だよ」
とアドバイスされて手渡された本に、
これとそっくりのポエムが掲載されていた。
アダルトチルドレンに関する本だった。

登場人物が「過去」という名の記憶の森のなかへ旅に出るという設定で、
子供時代の記憶をよみがえらせた登場人物たちが、
虐待や自殺未遂の体験談、親のために子供を演じた記憶なんかを
独白し、それをたっぷり読まされることで、
読者も、みずから見捨ててしまった自分の過去と手を繋ごう、
あるいは過去に縛り付けられている自分を解放させようという
衝撃的にエグくて
疲れる本だった。
だから私には、「自分さがしの旅」ってやつは、
「未来に向かう力を失った人が、過去にもどり病巣を探す作業」
というイメージがある。
ぜんぜん悠長でもロマンティックでも夢があふれてもいない。
心臓をえぐって淀んだ血を吹き出させるような痛みの連続だ。

ああ、つかれるぜ。

 
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うどん粉でのお支払いはお断りしております

しばらく着ていないコムデギャルソンのワンピースをオークションに出品して、落札されて、取引連絡。
…したら、落札した方から

「1万円を現金で振り込むから、残金はうどん粉と引き換え取引しませんか?」

ざ、残金6000円をうどん粉で…⁉
正味1kg7〜800円でしょうに、何kg送ってくるつもりなんだよお!
しかも「讃岐です。」って、6000円分もねりねり讃岐うどん手打ちしてられるかっちゅうの! ワンピースがうどんこ病になっちゃうよ!
お断りしたら、今回は取引キャンセルとなりました。
まさかこんな全力でうどん粉振りかざしてくる人と出会うとは…。
油断ならないなーもー。
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日本の雨、堀切菖蒲園

堀切菖蒲園で雨の撮影。マクロレンズ欲しいなあ。










 
写真―趣味の撮影 | comments(0) | -

昭和の「乗っ取り屋」横井英樹

昨夜は、ずっと持ち歩いてちょびちょび趣味で読んでいた
横井英樹の本を読み終わって、かなり爽快な気分になっていました。
昭和の「乗っ取り屋」。ホテルニュージャパンを燃やした男。
ラッパーのZEEBRAのおじいちゃんです。

田舎の赤貧家庭に生まれてアル中の父親に虐げられた横井英樹は、
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ミヤネ屋に安倍首相が…

テレビをつけたら、『ミヤネ屋』に安倍首相が出てきて、
宮根誠司のとぼけた進行で安保法制について語り出した。
もともと森本敏がコメンテーターをやっている番組だから、
基本的に安倍ちゃん応援系なんだろうけど、
わざわざ大阪の読売テレビまで出向いて『ミヤネ屋』?
もっと他に出たほうがよい番組あると思うけど。『報道ステーション』とか。


集団的自衛権について、宮根誠司が安倍首相にむけて基本的な質問を
ぶつけるのだけど、
それに対する安倍首相の説明が、ほとんど何を言いたいのかわからず、
一生懸命聞いてみようとしても、6割ぐらいしか意味を解読できなかった。
煙に巻こうとしているというより、しゃべっている自分自身が、
何を言いたいのかわかっていない、核心を掴めないままとにかく口数を
飛ばしているので、語順がちぐはぐして聞きづらくなっているのだ。
安倍首相は、「法案を通すための屁理屈」を鵜飲み丸飲みしているだけ。
論理が完全に破綻したままだから、他人に対して、わかりやすく噛み砕いて、
自分の言葉で伝わるように説明することができないのだ。

そして、意味を解読できた部分も、到底、理解はできない。


「集団的自衛権の行使容認で、日本とアメリカが対等になる」

はあ!? 一体、どー考えるとそーなるの?


「日本は、アメリカに対して、沖縄の方にご負担いただきながら
貴重な貴重な基地を提供している。だから、既に対等なのですが…」


は、はあ!?
「主権を犯させて対等」!?
貴重な貴重な土地を、自国民ではなく、他国の軍隊に提供しつづける
という行為は、完全に見下されて、こびへつらってこそできる奴隷行為
だと思うんですけど。



「集団的自衛権で、この対等な関係がより強固になる。
アメリカから戦争に来てくれと言われても、断ることができる」


なにそれ。じゃあ別に集団的自衛権の必要ないじゃん。
正しくは、
「属国状態がより強固になり、自衛隊は世界最大の米軍外人部隊になる。
アメリカから戦争に来てくれと言われたら、断れなくなる」
・・・の、まちがいですよね、首相。


「後方支援によって自衛隊員が攻撃される可能性があるというが、
武器弾薬は、もし敵に獲られたら逆に使われてしまう危険なもの。
だから、武器弾薬の輸送は、もっとも安全な場所で行うので大丈夫。
それに、もし、武器弾薬をとられてしまうような状態になれば、
すぐに撤収する」


あの……武器弾薬を奪われるよーな状態になってたら、
もう撤収しても遅いと思うのですが。撤収こそ死を意味するのでは…。
それにそもそも、武器弾薬の輸送はもっとも安全な場所で行うって、
その「安全な場所」を潰しにかかるのが戦争だと思うのですが。


しまいには、宮根誠司に乗せられて、笑いながらのトークになり、
「一緒に食事に行きますか」「えっ、行きましょう!」
なんて状態に。
お茶の間の主婦の人気者を懐柔して見せようという軽薄な下心が
プンプンにおってきて、イヤらしすぎて不愉快になった。
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