ドワンゴのジレンマもわかるけど

幻冬舎plusの連載「オオカミ少女に気をつけろ!」で、
ドワンゴ検閲事件について引き続き今日も記事を配信したけど、
http://www.gentosha.jp/articles/-/10828

昨日の一回目の記事が配信された時点で、すぐにドワンゴの
担当者からメールで連絡があり、
そして、二回目の今日、直接電話があり、社内での話し合いの
結果を聞きました。

 

とても納得できない話だったけれども、
ドワンゴだけを糾弾してもどんどん返答できなくなるような
感じだったので、私のほうから少し提案をして、もう一度、
社内で検討してからお返事をいただくことになりました。

 

別に私は個人的に謝れと言ってるわけではないです。
菓子折りが欲しいわけでも、私的に相手をしてほしいわけでも
ないんですよね。
「ネット企業と表現規制」というテーマのもとで、
正式に取材を申し込んでいるので、取材なら編集者も同行して
ドワンゴへ伺います。

 

でもね、ドワンゴって偉いなと思ったのは、
ダンマリ企業がほとんどの中、記事をちゃんと読んでくれて
いたことです。感想も聞きました。

国よりもアップルやグーグルの「規制」「ルール」のほうが
はるかに強いネットサービスの世界のなかで、ルールに従う
状態になるネット企業のジレンマはわかります。

 

だけど、それによる表現規制が、どんな未来と地続きなのか、
せめて、そういうところに無自覚じゃない、近視眼的じゃない、
だからこんな風に対策しているんだという姿勢やビジョンが
示されると、良い印象を持つと思うけどなあ。
大きな企業こそ。
ただのApple忖度企業じゃないぞ、って。
難しいところなんだろうけど。

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幻冬舎plus連載第二弾 ドワンゴの検閲とはなんなのか。

普段、株価のニュースなんてのはほとんど自分に関係が
ないもののように思って「右から左」だったけど、
今日は、フェイスブック社の株が、個人情報漏洩問題と、
フェイクニュース問題によって大暴落し、史上最大、
1日で13兆円も目減りしたと聞いて、すっかりワクワク
してしまい、その手の記事をいっぱい読んだ。
私は今朝も「見たいニュース」を見て快楽に浸っている。

 

幻冬舎plusの連載、第二弾、
「ドワンゴ、Appleに忖度して自主検閲 その2」
http://www.gentosha.jp/articles/-/10828

 

今日は、ドワンゴの「セックス検閲」事件と
「レイプと書いたら即制裁」事件をまとめました。
力いっぱい書いてますのでどうぞお読みください。

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幻冬舎plus 「ドワンゴ、Appleに忖度して自主検閲」

幻冬舎plusでの連載「オオカミ少女に気をつけろ!」、
今日と明日の二連弾シリーズで、

 

「ドワンゴ、Appleに忖度して自主検閲」
http://www.gentosha.jp/articles/-/10815

 

幻冬舎とYahoo!ニュースで配信します。
前半の今日は「ナパーム弾の少女」事件。
ライジングをそのまま転載ってのができない性格で、
一から、解説を加えつつ書いた記事になってます。

 

巨大ネット企業のルールに従わざるを得ない状態は
わかっているから、ドワンゴの立場も考えてますが、
時浦さんのブログで紹介されていたドワンゴの言い分
「安全に配慮した」検閲を行っている
という言葉にずっと苛立っています。
「自社の安全に配慮した検閲」というのが正確な表現
でしょう、と。

 

「スマホアプリには当然対応しないとね」みたいな、

時代の熱に浮かされて、利益・効率優先のまま、

表現の自由を軽薄にとらえ、その先の文化や感性の衰退に

まったく無頓着なプラットフォームの姿勢にも、心底腹が

立っています。

表現規制って表現する側に影響があるというだけの、

些細な我慢の問題じゃないと思いますよ。
そのあたりは明日配信の後半記事に書いています。

 

先日の「おぼっちゃまくん」の一コマ大喜利が
事前検閲で制裁対象になった件については、
先週、ドワンゴの担当者の方に取材の依頼と、
8項目の質問状をお送りしました。
「担当部署の確認をとる」とのお返事があり、
そしてそのまま一週間以上お待ちしています。

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朝の自己問答

今朝はずいぶん涼しいな。
昨夜の生放送、「AiLARA」からいろいろな切り口で
現代の問題とつながっていく深い洞察が示されて、
本の宣伝をさせていただいた上に、新たに考えを深める
時間だった。

 

表現者の孤独の話、時代の熱と人間の中身のこと、
パック旅行と近代化の話、それから、大衆化と毒の話、
特に、帰りの道すがら、
そもそも「毒」の素はどのようにその人に溜まったのか、
「毒」の精製を、自分はどこまでできているのか、
それから「時代」って人間の劣化の言い訳にしていいのか、
ということがぐるぐる頭をめぐって仕方がなかった。

 

「壁に打ち勝つ」みたいな言葉があるけれど、
自分の場合は、「壁」というより数々の「まがい物」に当たって、
それに打ち勝てない、つまり、見抜けないままでいて、
ある日それがわかって、自分をひどく恥じるということが
すこぶる多かったりする。

 

「まがい物」ってのは、特定の人物の場合もあるけど、
誰もが使っている言葉だったり、感じていることだったり、
流通している情報だったり、現象だったり、思考だったり。


自分の感覚、感情、意識すら、どこかから植え付けられたか、
規定されたものでしかない場合があるんじゃないか、と。

そういう疑いを自分自身から拭い去ることができない。

 

それで、いろんなものを脱ぎ去って、捨て去って、また挑むんだけど
しばらくすると、また、まがい物に惑わされている自分に気づく。
マトリョーシカに閉じ込められた『トゥルーマン・ショー』かよ、
みたいな。
それがものすごく嫌なんだ。

 

自分の眼が見えていなかった、ということを恥じる連続でもある
のだけど。

 

ただ、「まがい物でないもの」を求めるよりは、
自分に備わっているはずの、知性と両立する野性を、もっと研いで
鋭敏にしていくほうが良いと思いなおした。
野性って、近代化され尽くした現代ではあまり良いイメージのない
言葉なのかもしれないけど、人間が感覚を研ぎ澄ましてゆけば、
そこにはやっぱり野性が立ち現れるものじゃないのかな、とか。

 

あと、昨夜は小林先生に人生計画についてコンコンと諭されて、

うーん、やっぱり伴侶選びって必要だなあーと思った。
だけど、思っただけで、その後あまり重大なことに感じなかった。
それほど私の関心にないみたい…。だからダメなんだと思う。
どうしたらいいんだろう。バランスとりたい。

 

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今夜9時から生放送!

今日は夜9時からよしりん・もくれんの生放送です。

今夜は…

 

「AiLARA『ナジャ』と『アイララ』の半世紀」
https://amzn.to/2A1R0py

 

を題材にして、語ります。
放送開始は21時ですが、きょうは20時30分から
入場できるんだって。なんでだろう?

 

〇文壇バーとは何だったのか?
〇ステータスと社交の場
〇異業と芸能と堅気の溝
〇無頼と自由と表現者の孤独
〇芸能と常識と家庭の落差
〇人はなぜ過去に憧れるのか?
〇懐かしさの哀しみについて
〇赤塚不二夫とタモリの客観性と仲間意識
〇笑いとニヒリズムの近さ
〇場が創る伝説のパワー

 

よしりん先生がたくさん切り口挙げて下さって
本当にありがたいので、たっぷり楽しめる時間に
したいと思います!

 

▼▼夜9時スタート! お楽しみに!▼▼
http://live.nicovideo.jp/gate/lv314364950

2018年7月24日(火)21時〜

出演:小林よしのり・泉美木蘭

 

 

 

 

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『球体』いいじゃん

リンパ腺の腫れがずっと続いていて、病院にかかりつつ、
なんとなく調子悪かったのだけど、今日は急ぎの仕事が
なかったので一日横になってかなり回復した。

 

それで、寝ながら三浦大知先生のアルバム『球体』
やっと聞いたけど、いやーびっくり。
すごくいいじゃん!
数年前まで「お前を俺のものにしてやるぜ」的なエロい
歌ばかり歌って女子たちに「う、生まれちゃうー!」って
絶叫させていたと思ったら、
結婚したとたん「ふれあうだけで…守りたい、あなたを」
みたいなハートフルな感じになって、
子供が生まれたと思ったら、「エキサイ! エキサイ!」
って仮面ライダーのテーマを歌いはじめて、大ブレイク
しちゃったから、それはそれでいいんだけど、
若干、もう後姿を見送るような気分になっていた。

 

ところが、『球体』いいじゃん。
音がロンドンとかのR&Bっぽくて、ちょっと北欧っぽい感じ
も入ってて、いつか聞いた日本のなにかの挿入歌のような
雰囲気がありつつ、未来的な感じもあるという。
デジタルアートを使った舞台で、ダンスの独演をしてるって
のもまた、大知先生らしいし。
これ、アナログ盤出したらDJがかけるし、海外でもいけそう
な感じすら漂ってるよ。

 

 

実は、海外と言っても別に英語で歌うことないんだって、
「防弾少年団」のブレイクではっきりしたんだよね。

あれは映像美術にすっごく力入れてて、そこにダンスと
ビジュアル、「いまの時代、これでしょ!」ってのがあって
韓国語のまま海外でキャーキャーなんだと思うけど。
日本人だって日本語の歌とダンス表現で勝負すればいいの
じゃないのかなあ。

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IQの高すぎる若者の話を聞いた

取材で本郷の東京大学へ。
キャンパス広くて迷う可能性あるし、歩くだけで死ぬかもしれないから、

水分持参で出掛けたんだけど、涼しい部屋にいたのに、

取材中、目眩に襲われて視界が白くなって危なかった。
思ってるより多めに水分補給したほうがいいね。
IQの高すぎる若者の話をずっと聞いていたので、脳みそが
力んでいたのかもしれないけど。

 

Google、Facebookの話を中心にうかがったんだけど、
そりゃ今の時点ではGoogleに勝てる気はしませんけども、
あの業界は10年後はわかりませんから、と言ってのけて、
日本人の特性と能力を結集させて、米国ネット企業を倒そう
と考えてるようで、凄い人がいるんだなあと思った。

 

アインシュタインの相対性理論よりも、現代の先進国が抱える
社会問題のほうがずっと難しい、だから、そこに取り組める
仕事を選びましたと言っていた。
はああっ、どうかよろしくお願いします、という気分になった。

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GAFAの本能狙い撃ち

このところ、「自己増殖していく資本主義とは?」
「高度経済社会に過剰適応していく人間とは?」
というテーマの対談記事を週に2本も3本もやっていて、
シュンペーターの
「資本主義は経済的成功ゆえに文化的に崩壊する」
という意味の言葉がずっしり重くのしかかってくるのを
ひしひしと感じつづけている。

経済って、数式や数値上の効率じゃなくて、
もっと哲学や、その国の歴史観を持って語らなきゃ
いけないんものなんじゃないの、って。
毎回はげしく勉強になっているんだけど、
一方で絶望感でいっぱいになったりもするよね。

 

そして、Apple社に忖度したドワンゴの検閲や、
「ナパーム弾の少女」の児童ポルノ判定、
Facebookでドラクロワの「民衆を導く自由の女神」が
ポルノ画判定されるなどトンデモニュースが相次ぐので、
アメリカの経営学の教授が書いた本を読みはじめたら、
すでに世界は、「GAFA」に支配されて創り変えられて
しまってる、と。

GAFAってのは、Google、Apple、facebook、amazonの
4大ネット起業のことで、私が読んでいる本のなかでは
「四騎士」と表現されているんだけど。


四騎士ってのは、ヨハネの黙示録のなかに書かれている
7つの封印のうち、4つの封印が解かれて現れる4人のこと。
地上の4分の1を支配し、剣と飢餓と死と獣によって、
「地上の人間を殺す権威」を与えられている存在だ。


もう国家もくそもない、ネット企業が「神」状態。

「グローバル!」「アップル万歳!」と調子乗せられて

いった終末は・・・だよね…。

 

で、現代の四騎士GAFAは、
人間の「脳」と「心」と「性器」を狙い撃ちすることで
肥え太っているんだそうだよ。
現代人はGAFAの提供サービスに本能すら明け渡した、と。
読むんじゃなかったと思いながら、最後まで読んで、
またそのうちに何らかの記事に還元しますよね。これは。

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『権力の「背信」』(朝日新聞取材班)

昭和枯れすすきって言われると、うちのアパート、本当に枯れすすき然としてるもんだから、「そうだけど?」みたいな感じで、今後はある意味特権的にタオルケットとアイスノンで大都会東京の熱帯夜を生き抜いてゆけばよいのだと自信がついた。
だって私はアスファルトに生える雑草だから(キラッ)。

 

ところでまだ全部読めてないけど、この本おもしろい。

 

『権力の「背信」』(朝日新聞取材班)

https://amzn.to/2uJmWcf

 

森友も加計も、発端から現在進行形の疑惑まで全部網羅されてるよ。
なつかしの「コンニャク会見」のショットにはちょっと笑ってしまった。
どこぞの提灯持ちの書いた本は、どこぞの自民党に大量購入されて9万部とのことだけど、こういう本が自然にいっぱい売れている世の中のほうが、絶対的にまともだと思う。

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タオルケットとアイスノン

タオルケットとアイスノンの昭和の睡眠ダブルセットで猛暑を乗り切っている私は、アナクロニズムどころか古代人かも……。
いやいや、アイスノン最高だよ。
だってさ、なんだかエアコン効かないんだよね。
土も木もない、照りつけるだけの都会で木造アパートってのが、もう無理があるんだろうね。隣のおじさんが死んでたのもよくわかるよ…。

 

「AiLARA 『ナジャ』と『アイララ』の半世紀」、ぜひまず地元で売れてほしいなあと思っていたら、新宿紀伊國屋書店でそこそこ買われているみたいで、だけど、4階の現代美術の棚だけがどんどん品切れになっちゃうんだって。私がブログで書いたからかな?
2階にも1階にも置いてあります。まだ初回限定の金子國義ポスター付きバージョンです。
Amazonでも販売中です。

 

サイン会とか、いろいろイベントごとがこれからあるみたい。
読んでくださったみなさんの味わいある感想がかなり楽しいです。
モリ・カンテの「イェケ・イェケ」って、そもそも総研の曲だったね、はじめて気づいた。個人的に、テッパンすぎて入れるの忘れてたブラジルの曲があったな…とちょっと悔やんでいる。

 

Jorge Ben "Mas que nada"

Jorge Benは"AFRICA BRAZIL"というアルバムに入ってる"Taj Mahal"も超有名だけんね。
いつだったか、Taj MahalかけていたところにDJ KOJIさんが近寄ってきて、「ベンのギターは、ベースの音を切って、高音をもっと上げたほうがかっこよく聞こえるから、調節して」と教えられた。
最初のうちは「お前がDJなんて100年早い」って何も教えてもらえなかったから、かなり驚いた出来事だった。

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