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治療薬も、ワクチンも、いろんな思惑が…

アビガンについて、臨床研究の方法から調べて、
自分で理解するのに3日ぐらいかかったけど、
なんとか整理して書いたから、明日のライジングの記事を
お楽しみに。

 

『文藝春秋』に載っていた本庶佑氏の
「東京五輪までに『ワクチン』はできない」を読んだけど、
なるほどなあと思った部分と、
「え?」と目が点になった部分と、
なんだか両極端な論考だった。

 

ワクチンだってそう単純に効くものではないし、
だいたい副作用という大きな問題もあって、
理論的には効くはずだったワクチンも、
実際にヒトに対して接種したら副作用が出て、
100億円、1000億円ものお金がパーになるという話は
枚挙に暇がないんだって。

米国では、新型インフルエンザの流行に備えて、
見切り発車で全国民にワクチン接種をはじめたものの、
副作用でギラン・バレー症候群が出て、投与中止という
悲惨な事件もあったらしい。

 

本庶佑氏は、ブラジルならともかく、そもそも日本では
新型コロナが流行ってないのにワクチン開発なんて無理だろう、
期待を煽るような報道をしていていいのか、と指摘。
その通りだなと思った。

 

そして、今回はたまたま欧米人が感染しやすいウイルスだったが、
逆に、日本人が感染しやすいウイルスも存在する可能性がある
という指摘も、まったくその通りだと思うし、
今回は本当に、「たまたまこの程度だった」と考えて、
コロナがもたらしたグローバリズムに対する問題意識を、
もっと強く持つよう変わっていけないと危険だと思った。

 

でも本庶佑氏、最後はなぜか、
全自動PCR検査機と検査試薬を国内製造して導入すべし!
さすれば多くの外国人を受け入れることもできる!
それは停滞する経済の復活にもつながる!
という方向に結論するグローバリストなんだよね。
そこが変なの。

 

あとは、自分が開発したオプジーボは、
理論的に新型コロナの初期段階に効くはずで、
アメリカでは治験やってる、と書かれてた。
そして、いまオプジーボの特許料をめぐる裁判を
起こしているとかで、製薬会社の悪口がいっぱい書かれてた。
いろんな思惑がぐわぐわと和えられた論考だった。

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