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2020年2月に読んだ本

2020年2月に読んだ本

 

2月は社会心理とフェミニズムの勉強。

 

「悪について」 エーリッヒ・フロム

「被害者のふりをせずにはいられない人」 片田珠美

「戦う姫、働く少女」 河野真太郎

「日本の女性議員 どうすれば増えるのか」 三浦まり

「天皇制とジェンダー」 加納実紀子

「男尊女卑という病」 片田珠美

「ジェンダーとセクシャリティ 現代社会に育つまなざし」 大越愛子・倉橋耕平

「ガラスの天井のひらきかた」 いつか

「男尊女子」 酒井順子

「メディア文化とジェンダーの政治学」 田中東子

「無頼化した女たち」 水無田気流

「日本のフェミニズム 性の戦い編」 北原みのり

「愛という名の支配」 田嶋陽子

 

「戦う姫、働く少女」

 

特にこの本は面白かった。過去の映画作品や文学作品を分析しながら、そこに反映されている時代背景と、その時代の女性像を読み解いていく内容で、従来のフェミニズムにありがちな近視眼的な二項対立とはまったく違って「歴史から読み解く」ような視点があり、フェミニズム問題をもっと高い位置から眺められる。

これを読んでから「アナ雪」や「千と千尋の神隠し」なんかのジブリ映画を観ると、登場人物の背景にもっと敏感になれて、セリフが味わい深くなるかも。

そして、やはり女性の問題は「男女」の問題ではないなと。「勝ち組、負け組」ってなんなのか? 中流男性の没落、経済政策の転換から社会を見なければ、「女の権利」ばかり叫んでいてもやっぱりあんまり意味がないよねえと再認識。

 

 

メディア文化とジェンダーの政治学

 

この本は前半は私には専門的すぎてとっつきづらく感じたけど、スポーツ観戦、オタク文化、コスプレ文化にまつわる「女性」についての分析は勉強になった。特に、コスプレ文化を調査するために、周囲にあれこれ言われながら著者自らコミケに突入していくくだりと、そこから得た考察はかなり面白く読めたし、「ジェンダー論」という枠を超えて、自分のなかで「やっぱりな」と符合するところがあり、視野が広がった。

 

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