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ミニスカート論から神田伯山まで

最近復刊された田嶋陽子著『愛という名の支配』を読んだ。
のっけからジェットコースターのように次々とすごい見解が
襲い掛かってくる本だった。

   

   

女性はガレー船の船底の奴隷、
主婦は男女平等に反する憲法違反、
ミニスカートは「いつでもレイプ可能」と。

10年ほど前に、当時70代半ばの女性から、
「ミニスカートは日本の女性の下半身を冷やして、
流産しやすい体に変えて、少子化にするために
GHQが仕掛けた罠なのよ!」

と力説されたことがあったけど、その時以来の“驚き”だった。

 

国連で「女性だけが女性問題を話し合っている状況で、
どうやって世界に変化の影響を与えることができるのか?」

とスピーチした女優のエマ・ワトソンは、
ややセクシーなアーティスト写真を公開した途端に、


「フェミニストなのに性を売り物にしている」
「スピーチが台無しになった」
「偽善者」「偽フェミニスト」

 

などとバッシングする人々が現れて、驚愕したらしい。
海外にも服装に目を光らせる田嶋陽子氏のような人がいるんだな。

話はすっかり変わるけど…

講談師の6代目神田伯山・真打襲名披露興行に行ってきた。
できれば桂文治が出る日に行きたかったけど、
春風亭柳橋が聞けたし、神田松鯉もすごく良かったし、
ねづっちの即興ギャグの才能に大拍手してしまった。
まだあと一か月ぐらい続くらしいけど、コロナに負けないで
全部やってほしいなあ。

意外だけど、講談界は女性のほうがはるかに多いらしい。
そう言えば、私がはじめて聞いた講釈師も女性だったな。
落語と違ってト書きがあるところと、
ト書きでリズムをとって、話をトントンと速めて、
会話文や話し言葉でキャラクターを描くところが、
私の書きたい文章の感覚にぴったりはまるところがあって、
気に入った講釈は何回でも聞きたくなってしまう。

伯山は、かなりちゃんとした伝統芸能をやっている人だけど、
要所要所に劇画タッチな表現や、アニメーション的な演出が入る
ところがすごく面白くて、オリジナルの味があるし、いいなと思う。
今の10代、20代は、素直に真面目に話を聞くタイプが多いようで、
講談にも、すっと入り込んで話に聞き入る人が多いらしい。
客が老人ばかりで廃れそうなイメージがあったけど、
ところがどっこい、というところがあるんだな。

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