<< インドと中国の経済を比較した本が面白かった | main | 4月からの『報道ステーション』に大本営メンバーが >>

感動の辞任劇? 政治家とメディアの作る「印象」。

政治家って、短い文章で大きな印象を作るのが本当に巧みだなあ。
甘利大臣の内閣府での辞任挨拶をテレビで見たけど、
「やせ我慢の美学」という言葉と、
職員が手渡した、赤や黄色の明るい色の花束、
それを抱えて涙ぐむ表情とが絶妙・巧妙にマッチして、
「甘利さんの引き際かっこいい!」と思わせる、美しすぎる仕上がり。

やめてくれよと思うのは、そこへ、
安倍首相に対する尊敬と讃美の言葉が混ぜ込まれていることだ。
ニュースの扱い方やコメントを聞いていても、
「素晴らしき安倍首相と、政権のために身を引いた献身の甘利大臣」
といった印象だけが際立って見えてくるし、それに乗っかって
「それでも安倍政権には突き進んでほしい。甘利さんの功績は大きかった!」
といった趣旨の政権応援コメントがざんざん流されている。

ベッキーをあれだけ追い込んだ手厳しさが、どこにもない。
なんだかうんざりしてきた。

『全米が泣いた! 感動の辞任劇』

そんなCMを見てるような気分だ。
政治・社会問題 | - | -