<< 『軽蔑』と『シェルブールの雨傘』 | main | ジュディ・オングもいれば林芙美子もいる >>

規格外のキャラクター

自分にとって規格外の人を見たときに、
相手をその規格外のキャラクター通りに受け取って、
良いところも悪いところも同時に見て付き合っていける人と、
相手を自分の受け入れられる範囲内に当てはめようとして、
当てはまらない部分=悪い部分という風に受け取ってしまう人
がいると思う。

 

規格外の人は、波風立てるし摩擦も起こすから、
人間の心理としては、思わず拒絶したり、自分の規範意識が
物を言いたくなるのはしょうがないところもある。
ただ、波風立てるところも含めて「キャラクター通り」に見る
ことができるようになれば、自然とつきあい方もわかるんじゃ
ないかと思う。

 

話は変わるけど、きのう『ドクターX』を見ていたら、
清水ミチコ演じる次世代がんゲノム内科部長が、
大門未知子に向かって、
「優秀すぎる人間は忖度ができない。優秀すぎる女医は絶対に
組織からはじき出されるから折り合いをつけたほうがいい」

と優越感たっぷりに説教しはじめるシーンがあって、
めちゃ面白かった。

とにかく、清水ミチコのがすごい。
あのの威力はハンパない。


そして、環境に順応しようとするあまり、能力のある女の足を
引っ張ろうとする女って、こういう感覚なんだなとも思った。

 

次世代がんゲノム内科部長は、いかに自分がすばらしい経歴を
持っていて、人に自慢できるエピソードがたくさんある女医で
あるかにこだわっていて、
病院の実質的経営権を握る副委員長・ニコラス丹下に取り入り、
悦に入るが、実は丹下からは冷酷に見られており、
それに気づいて孤独感を抱えている。
顔とマッチしすぎて、いちいち面白いので、
今後もっと活躍して心理描写を見せて欲しいキャラクターだ。

日誌 | - | -