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見たいファンタジーを生み出すファンタジーな国…

来週には桜かな? 早朝からかなり明るくなってきた。
今朝は4時起きでMX『モーニングクロス』だったけど、昨夜遅くまで
忙しくてバタンキューだったので、告知のブログが書けなかった。

 

今週はアメリカで著名な風刺小説家カート・アンダーセンの本
『ファンタジーランド』の邦訳版をゆっくりと読んでいるのだけど、
これがめちゃ面白い。

 

「ファンタジーランド」(東洋経済新報社)

   

アメリカがどうしてこうもフェイクニュースでむちゃくちゃになって
いったのか、そのルーツと「アメリカ人」という国民性を、
コロンブスが米大陸に上陸する500年前まで遡って、
ピューリタンたちの持つ宗教的性格などと絡めながら、超個人主義の
出現していった経緯などとともにガツガツ解説している。

要するにアメリカというのは、異様なカルト集団が作った国なんだ、
とハッキリ言ってしまってるところがやたら刺激的だ。

 

新天地に幻想を抱いて上陸した人々は、「俺らすげえ」と思いたい。
だから「すげえキャラクター」を作り出し、抱いていた幻想が、
本当に幻想に過ぎなかったとわかっても、さらなる妄想を生み出し、
美しいフィクションを作り上げてしまう。

 

ヴォルテールの言う「寛容」がヨーロッパで吹き荒れていた頃、
その「寛容」と、キリスト教的世界観の「幻想」、そして「科学」、
自分が信じたいことを堂々と信じ抜いてよいのだという「信心」、
これらが合わせ技を起こして、凄まじい相対主義が生まれる様子、
見たいファンタジーを生み出していった現象など、
そのまんま現代人につながってるじゃないかと思う。
日本人も完全にこれに近づいてるよ…とヒヤヒヤして。
かなりの大作だけど、最後まで読み切る。

 

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