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膨大過ぎる日記と書斎の本

ブログやMLでいただいたお気遣いの言葉に感謝します。

 

急なことで新幹線に乗ってしまったので、
正月に読もうと思っていた本もほったらかし。
父の残した超膨大な日記ばかり読んでいる。
いま読んでいるのは、新居に引越す直前からはじまるもので、
約12年分だけど、すごく寡黙な人だったから、
こんなに毎日書きたいことがあったのかと驚いた。

 

数年前に父と二人で出雲大社へ旅行に行った時のことも、
さまざまな場面における、娘のかなり風変わりな言動について、
父のすごく冷静な心のツッコミが逐一記されていて参った。
みやげ物屋で、みりん干しを何枚か買い、蒲鉾も買おうとして、
取りやめたことまで書かれていた。
母が読んでくれと言うので、読み上げていったら、なんだか
大爆笑の正月になった。

 

父は10年程前からSNSの日記サービスを使って書いていたので、
ネットに漂わせておくのでなく、印刷して保存したいと思い、
ブログの製本サービスに申し込んでみた。
週刊誌サイズの冊子で最大値の480ページに割り付けて、
全20巻以上になるらしい。

 

たびたび「本に囲まれていると心が落ち着く」と書かれており、
私が書斎をのぞきに来るたび、
「娘は書棚の上の段に並ぶ立派そうな本には遠慮するらしく、
眺めるだけ眺めて、目の高さにある講談社現代新書ばかり持って
いく。読んでちゃんと保管するなら持っていけばいいのになあ」
とあった。言ってくれたらよかったのになあ。

 

年末、なんとなく興味を持ってデュルケムの「社会分業論」上巻
を読みかけていて、下巻までたどり着けるだろうかと思っていた
のだけど、父の書斎の上の段に函入りの単行本があったし、
他の著作も並んでいたのでごっそり持って帰ることにした。
父はどうもレヴィ・ストロースと構造主義について研究していた
時期があるようだ。あとは、武士に関する様々な研究本と、
世界各地の民俗や宗教に関する本がすこぶる多い。
すごく気になるけど、また今度だな。

 

弟がきちんと喪主をつとめてくれたので、現実の部分は女の姉が
やらねばならんと、年末は母のために役所やら銀行やら解約やら
名義変更やらさまざまな手続きに奔走した。
インターネットで有料会員登録しているものなどがたくさんあった
が、父はすべて一冊のノートにIDや契約内容を書いてまとめてくれ
てあった。
母は64歳にして人生初の一人暮らしになるので、不安そうだ。

父はもともと看取ってもらうつもりで、一回り若い母と結婚した
らしいので、満足しているはずだと母は言っている。
しばらく、三重と東京の往復になりそう。

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