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漫画「腐女医の医者道!」

買いなおした女性外科医の漫画がきのう届いた。
さーたり著『腐女医の医者道!』

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著者は子育て中の外科医で、夫も同じ医局の外科医という女性。
現場のリアルをコミカルにサクサク描いていて、面白い上に、「女性と、命を預かるプロの現場」について考えさせられる漫画だなあと思った。

 

夫婦で協力し合っていても、緊急手術や長時間におよぶ難しい手術で子育ては超大変。
睡眠は一日1時間もままならないのが当たり前、食事は、手術と手術の間の5分間で、コンビニで買ってきたおにぎりと栄養ドリンクを立ったまま口に詰め込むだけ。

ママ友たちが「子育てで3時間しか眠れない」「食事もそそくさととるようになった」とぼやくのを聞いても、3時間も眠れるなんて天国で、5分以上食事がとれて最高だと言ってのける。

 

男も女も不備の許されない極限状況で、「子供がいるからって甘えるな!」と怒鳴られ、「外科は子育て中の私には向いていない」と葛藤する場面もあった。
命を預かる現場はあまりに過酷で、とてもじゃないけど「女性差別」「パワハラ」で片づけるような単純な話ではない。

 

医者同士の結婚って大変そう、と思ったけど、そもそも女医は男から敬遠されるんだそうだ。
とはいえ、当直や長時間手術や急患がなくて、ばっちりお洒落する余裕のある科目もあるので、女医たちが、「耳鼻科がいい、外科なんて無理」「子育てするには消化器外科はむりだから、乳腺外科に転科する」と語っているシーンなんかもあって、そりゃそうだろうなあ…とも思った。

 

面白くてさくさく読めるから、興味のある人にはおすすめですよ。

 

さーたり著『腐女医の医者道!』(2016・KADOKAWA)

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