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パワハラ国家と「骨の髄まで官僚」のこと

元財務官僚の女性コメンテーターが、
佐川宣寿氏が「骨の髄まで官僚」で、
自分が防衛ラインとなり、全責任をかぶるのではないか
という見方をしていたけど、
そんな「組織と上司がすべて」の人こそが官僚なんだとは、
はっきりと言い切りたくないなという気持ちになった。

同時に、「現実ってそういうものさ」とクールに言えて
しまう感覚こそが、人がしがらみや権力に巻かれて個を失う
ところなのかなとも思う。

たとえば、前川喜平氏なんかは、官僚時代、
小泉政権の三位一体改革について、
「地方交付税の破綻を埋め合わせるために、
義務教育費国庫負担金という財源が狙われている」
といち早く見抜き、自身でブログを立ち上げ、
猛然と政権批判をして、子どものための財源を守った
過去がある。
そういう人だから「座右の銘は面従腹背」だと言えるの
だろうし、すごい官僚だなと思う。

前川氏ほどの行動を起こさないまでも、同じマインドで
推移を見守りながら面従腹背で働く官僚はいるのでは?
だから「常識が壊された」という言葉を遺して自死に
至ってしまった人が現れたのでは?
三浦瑠麗氏は、それを「人が死ぬほどのことではない」
と言って、その後の批判にいろいろと反論もしていたけど、
やはり、それほどの良心の呵責、国家権力の重圧と戦う
場面に追い込まれ、汚い仕事を背負わされた人間がいる
ということ、その苦渋と嗚咽の生々しさを、
あまりにも単純なスローガンで片付けようとしすぎだろう。
「仕事より命が大事」というような言葉で、
さも人に寄り添うような姿勢を見せながら、
実際にはパワハラ権力志向なのだ。

しかし、日本はやっぱりパワハラ先進国だね。
官邸が率先して公然とパワハラを推奨してみせ、
それに従っているおっさんたちが次々と醜態をさらす。
このパワハラ国家をおかしいと思えず、
平然と擁護してるおっさんたち、もう考えたほうがいいって。

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