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データのからくり...からの、三宅純

 

なんとなくテレビをつけたら、
日本人の平均貯蓄額は1820万円!と言っているので、びっくりした。
おらおらー、うそつけーい。
と思ったら、やはり「この数字にはカラクリがありまして…」という
解説がつづいた。

日本には富裕層がじりじり出現している一方で、貯蓄ゼロの貧困層が
増えており、平均以下の人の人口がかなり多い。
中間層が崩壊してしまったので、「平均額=普通の人の金額」という
イメージはもう成り立たなくなっているということだった。
こういう説明はどんどんしていったほうがいいよね。

NHKではじまった「欲望の経済史」というシリーズ番組でも見たけど、
世界全体で見ても、地球上の全人口の総資産の半分を、たった8人の
富裕層が独占している状態だという。
8人が、74億人の総資産の半分を占めてるんだよ?
単純計算の「平均値」が一般的な人々の値になるというのは、思い込みだ。

相対的貧困と絶対的貧困の話も同じだけど、データというものは、
一見「公式の数値」というイメージがあるだけに、人々を騙すからくり
が隠れている場合があるし、
そのからくりに触れないまま公表されたものが、かなり立派な
フェイクニュースとしてまかり通ってしまっていることが多々ある。

今後フェイクニュースとの戦いが激化するんだろうけれど、
こういったデータのからくりも、どんどんつまびらかにしていかないと
いけないね。


NHKの「欲望の経済史」シリーズはまだ初回だけど、以前やっていた
「欲望の資本主義」の続編になっていて、おもしろいよ。

 

欲望の資本主義の時に、はじめてトーマス・セドラチェクというチェコの

経済学者を知ったのだけど、かなりユニークな人だ。

神話や映画や身のまわりの出来事を題材にしながら、普通の人にも実感を

持って理解されるように経済のトリックを語るのが特徴。

チェコの人だから、社会主義と資本主義を客観的に語ることができる独特

さもあって、著書「善と悪の経済学」もおもしろかった。

しかもこのシリーズで毎回テーマに使われてる三宅純の「Alviverde」
という曲がめちゃ好きで、アルバムを買って聞きまくってるわけなんで

ございますよ。

 

Jun Miyake "Stolen from Strangers"

 



この気だるい一定のテンポのボサノヴァ+あやしげなエレクトロの組み合わせ
は神じゃろ。中毒性あるよねー。

アルバムは2016年再発の+2曲入ってるほうがおすすめじゃよ。

舞踏家ピナ・バウシュの映画に使われてた"All Names"が追加で収録されていて、

この曲がまたまたかっこいいのさぁ。

 


 

はて。

そんな感じで盛り上がりながら、今日はデヴィッド・グレーバーの「負債論」

探して書店を探索、発見したのだけど、高すぎてひるんでしまい、

後ずさりのまま自宅まで帰ってきた。高度な技術を要する帰宅だった。
ちょ、ちょっと、6000円オーバーの本とは知らず。

心と財布の準備が必要やわ…。どうしよ。

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