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「新潮45」の山尾志桜里バッシング記事はみっともない

発売中の『新潮45』11月号に「落選させたい政治家13人」という

特集があり、そのトップ記事が元財務官僚の弁護士・山口真由氏に

よる山尾志桜里バッシング。

山口氏は、森友問題では元財務官僚としてテレビで引っ張りだこの

姿を拝見していたし、私自身、何度かお会いしてお話しした事も

あるので書きづらいが、
一読して、「依頼があればこんなに知性のない記事を臆面もなく
書いてしまう女性なのか…」と非常に残念に思った。

山尾氏に≪「イケてる女」という自意識から降りられない女≫という

印象を持ち、レッテルを貼った山口氏は、その手前勝手な決めつけ

にしたがって、「アニー」から、結婚、心のなかまで、
決して知り得るわけもない山尾氏の人生とその私的な内面を
「おそらく〇〇〇だったのではないか」
「△△△することだったのかもしれない」
「〇〇〇せざるを得なかったのだろう」

と、自分の想像だけでこき下ろしていく。

山尾氏がどんな仕事をしてきた政治家なのか、
法案作成、議論の強さ、追及力、国会議員としてどういう能力を
持っているのかという公的な姿については、一切無視。

女の能力なんかアウト・オブ・眼中、すべては「女」を利用して
のし上がってきたんだろう、という決めつけ。

ひたすらゲスいゴシップが好きな八つ墓村の大衆ならわかるが、
山口氏は「東大主席卒業」というキャラクターで何冊も本を書いて
社会批評もしてきたインテリジェンスの塊のような女性だと思って
いたから、こんなに「能力」を無視するのは、逆に不自然に感じる。

東大から司法試験合格という山尾氏の道のりは、自分とぴったり
重なるとわざわざ告白し、その受験話についても、上から目線で
嫌味をつけくわえている。
あたしのほうが凄いのよ、と言わんばかり。
山口氏自身が、あまりにも「あたしが一番」と思いたい気持ちが
強すぎるのでは?

「イケてる女」という自意識過剰に陥っているのは山口氏のほうで、
山尾志桜里バッシングに加担することで自分の自意識過剰を免罪し
ようとし、自己顕示欲を満たしているようにしか見えない。
(すごくちぐはぐな言い方だけど)

自己顕示欲や負けず嫌いが、とんでもない原動力になる人はいる。
だから全否定はしないけれど、この記事は書き手の高慢さや、
女のマウンティングの心理がにじみ出過ぎてあまりにもみっともない。

東大を主席で出て財務官僚から「ニューヨーク州弁護士」という
超エリート街道を歩む美女でも、八つ墓村国・ニッポンでちやほや
されると、こんな醜い姿を晒してしまう。
ほかにもっと書けることがある優秀な人だろう。残念。

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