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あきらめて満足?

「景気拡大『いざなぎ景気』にならぶ」

「大卒内定率84.2% 2社以上取得64%」

「世論調査『生活に満足』が過去最高74%」

 

今日の朝刊のなかに出てくる見出し。

フリーランスの私が稼ぎ方に失敗してるだけで、実は世間の人々は
すごく景気良くて、仕事ありまくりで生活に満足してたのかしらー?
 

どこの飲食店もブティックもそんなに繁盛してないし、

知人が経営していたバーは10月でクローズすることになったし、

雑誌は100円グッズで家具を作る特集だし、

テレビは、激安食材を使って高級食品もどきを再現してみせるし、

旅番組は、徒歩か公共バスの乗り継ぎだし、

好景気の実感なんてどこにもないよ。

 

内定率は高いのかもしれないけど、

10年後には労働者人口が580万人も不足するような状態、

現実にはブラック企業がいっぱいだし、

非正規雇用が4割だし、

食べるために、養うために、まじめに働き続けて、気力潰されて。

働いても働いても貯蓄ができずに、「ガラスの地下室」に

閉じ込められた人もいっぱいいて、結婚もままならない。

 

これで「生活が満足」と感じるのは、

「劇的に良くなるわけもないし、これ以上の向上さえ望まず、

期待せずに、今日明日食べていけるだけ、まだ良いほうじゃないか」
というマインドで、現状に納得しようとしている人々の姿があるの

ではないかと思う。

 

東京新聞では「あきらめの表れ」という言葉が使われていたけど。

なんだか毎月恒例のセリフのように「ゆるやかな景気回復…」って

聞かされてきたから、どこが回復だよ、どうせ良くなりゃしないじゃ

ないか…って、希望も失せてしまうのかもしれない。

 

生活満足度の調査は、地下鉄サリン、阪神淡路大震災のあった1995年

にも72.7%と高い数値を出したらしい。

「平穏に暮らせるだけで万々歳」という感覚が調査に影響するという。

2017年の「平穏に暮らせるだけで」は、それとはちょっと種類が違って、

奴隷根性が馴染んでしまったもののように思えるけれど。

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