<< 森友学園問題おさらい | main | 夜9時から生放送ですよ >>

籠池一家が明らかにしたこと…「保守なんかいない!」

今週配信されるライジングの連載『泉美木蘭のトンデモ見聞録』で、森友学園問題の続編を書いている。
籠池氏の証人喚問に先立って、考えておくべき点をまとめている。

いままで明らかになっている情報や塚本幼稚園の教育方針、おぞましいヘイトなどを見てきたわたしの印象では、籠池のおっちゃんは、たしかに、あかんおっちゃんやし、籠池のおばちゃんも、息子はんも、だいぶやばい人たちやと感じる。

しかし、同時に、記者会見の際、日の丸の前で、マイクを持った息子はんが、「全保守の皆さん!」と訴えかけたあの行為には、途方もない虚しさが孕んでいたことを感じ取るようにもなった。
それは、このメールを見てからだ。

 



これは、森友学園のSNSで公開されたもので(恐らく籠池家長女で塚本幼稚園教頭の籠池町浪氏による投稿だと思われる)、3月17日、日本会議の奈良生駒支部の人間から、籠池理事長宛てに送られたものである。

「日本会議の活動と安倍首相に迷惑を掛け、悲願である憲法改正が出来なくなるような事をされるならただでは済ましませんぞ!!」

結局、日本会議という現政権の強固な支持基盤は、こういう人間の集まりなのだ。

「靖国参拝」して、「日の丸」を掲げ、「憲法改正が悲願」とだけ声を荒げていれば愛国者!!

そのためには安倍政権の永続をとにかく支持すべし!
安倍さんに迷惑をかけるな! それができないやつは非国民!
内容なんか、なんにも考えていない!
そういう、単純幼稚な「愛国無罪」の世間!!

幼児が教育勅語を暗唱しているのを見て「すばらしい…」と感激する人間たちを見て、まったくその感覚が理解できずにいたが、この、愛国無罪の劣化した保守の世間を見て、完全に合点がいった。

単に大人から教え込まれただけで、その内容など理解していなくとも、教育勅語さえ言えればすばらしい。
そのまま劣化保守のレールに乗って、「靖国参拝」して、「日の丸」を掲げ、「憲法改正が悲願」と叫んで、「安倍首相、がんばれ!」とさえ言っていれば、もう立派な愛国者!
安倍首相のやることならなんでも素晴らしいと仰げれば「保守」!
それ以外の感性ゼロ。

反吐がでるわ。

籠池理事長だって、つい最近までその仲間だったのだ。
だから、安倍首相夫妻、稲田朋美防衛相はじめ、多くの政治家、日本会議界隈の人間達が森友学園の「愛国教育」に賛同してきた。
ところが、この劣化したアナクロ蛸壺愛国教育が世間の目に晒され、問題視されたとたん、
「安倍首相に迷惑をかけ、憲法改正を阻む気か!」

・・・そこか?? それしか言えないのか??

籠池理事長は、「日本会議のバッジを外した」と言っていた。
何についてどこまで考えたのかはわからないし、自分のしてきたヘイトを、改心するに至っているとも思えないし、恐らく自分にはまったく非はないとしか思っていないようにも感じるが、少なくとも、信奉してきた「安倍首相」から公然と裏切られ、自分が生きて来た「保守」とされる世間から受けた仕打ちによって、その世間のおぞましさを体感し、決別することだけは決めたようだ。


保守なんかどこにもいない。
この、劣化した「愛国無罪」の実態を世間に知らしめられ、議論にのぼる大きなきっかけになるのが、森友学園問題でもあるんだろう。


明日配信の『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、お楽しみに。

日誌 | - | -