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結婚は「贅沢品」になってしまった日本

配信中の連載、『泉美木蘭のトンデモ見聞録』
「どっちが不平等? 『生涯未婚男女』と『ジェンダーギャップ』」

では、未婚男女の90%が「結婚したい」と考え、結婚した夫婦は、
他人にとやかく言われなくとも「2人以上の子どもを持つのが理想」と
考えている
ことを、データでご紹介しています。



http://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar1039228

また、未婚女性の多くは、結婚相手に「年収400万円以上」を求めるが、
未婚男性のうち、その条件を満たすのは、たった25%しかいない

という実態も。
コメント欄には男性からのご感想をいただきました。


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例え結婚出来たとしても、配偶者にも働いてもらわなければ困るし、子供を持つ
自信もありません。ちなみに僕の友人や職場の人達も、30代、40代で未婚の
人達なんてザラにいます。
今のご時世で結婚し、子供も持ってる人を見るたびに、凄いなと思ってしまいます。
結婚って、今や贅沢なものになってしまったのでしょうかね。

(monmonさん)



そう。男性にとって、結婚は「贅沢品」であり、そして、収入が高くて
あえて結婚しない女性にとっては、結婚は「嗜好品」なのです。
夫婦共働きでなければ到底結婚できない。妻は保育園が確保でき
なければ働けない。妻だけの問題ではなく、結婚生活の破たんに
つながる事態になっているから、『保育園落ちた日本死ね』が共感を
呼んだのですよね。


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「少子・高齢化対策」とよく聞きますが、それと同時に、どうせこれからの日本は
人口が減少するのだから…という本音もお偉い方々の口から聞こえてきます。
本当に少子・高齢化を問題と思われているのか疑問です。
少々大袈裟ですが、暴言を吐いたり、的外れなことばかり言っている方々に、
普通、当たり前、平凡が今どれだけ難しいのか解ってほしいです。
(mazemazeさん)



「少子化だ」「高齢化だ」、とは言うばかり、結局は、「次の選挙の票だ」
「せっかく買った終の棲家を子供の騒音から守りたい」という、自分の
既得権益確保のために問題の直視を避ける勝ち抜け組。


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年収300万台、ハゲの私には結婚などありえません。武術を趣味とし、投資で
老後の資金を地道に用意する事だけを考えています。自分の事だけで身勝手
だとおもいますか?
(goburinさん)



ハゲは・・・今後ファッション誌が高齢化に当て込んで、中高年男性を
モデルに起用し、ハゲ男性を特集する『若返りなんてダサい』ブーム
を作れば、たちまち消え去るんじゃないかなあと思うけれども、
投資で自分の老後資金を用意することだけを考える、そうですよね、
これが現代の賢い選択、として多くの男性が証言している事実です。
「結婚したら生活が立ち行かない」
「子供を産みたがる女性の将来をとてもじゃないが背負えない」
この声を、「結婚しなさい」「子供を産みなさい」とばかり言う人々は、
どうとらえるのでしょうか?


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安倍政権の新・三本の矢とやらを実現するために、
「一億総活躍国民会議」なるものが設置されましたが、



(首相官邸ホームページより)
我が国の構造的な問題である少子高齢化に真正面から挑み、「希望を
生み出す強い経済」、「夢をつむぐ子育て支援」、「安心につながる
社会保障」の「新・三本の矢」の実現を目的とする「一億総活躍社会」
に向けたプランの策定等に係る審議に資するため「一億総活躍国民会議」
が設置されました。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ichiokusoukatsuyaku/


この一億層活躍国民会議が、「出生率を上げる方法の1つ」として
提言したのが、不妊治療支援の拡充
そして今年4月1日、金融庁によって、民間の生命保険会社による、
不妊治療保険商品の発売が解禁されました。

私には、高額で苦痛を伴う不妊治療に長期間苦しんだ末、元気な
子供を産み、幸せに子育て中の友人がいるし、
治療中の女性たちのとてつもない心身の苦しみも聞いているので、
「金銭面で助かるようになり良かったね」
と言うしかないです。
反対も否定もしません。


しかし、『社会全体の少子化』というものを考える視野になれば、正直、
その保険にお金が使える家庭というのは、そもそも「結婚する」という
ハードルを突破した、ある程度の余裕の伴った層であって、
これを、政府が、
現実の「結婚できない」「産むに産めない」人々が
置かれた大きな問題は置き去りにしたまま、

「出生率を上げる方法の1つ」とした考え方には、大きな疑問を抱きます。


「国全体の出生率の底上げ」を考えるならば、政府としては、
結婚も出産も、「させる」ものではなく、
環境が整えば自然に「そうなっていく」ものと捉えるべきでは?

民間の保険よりも、生活の基盤であるそもそもの仕事や、保育の制度、
教育費など、贅沢でなくとも衣食住の環境が整っていれば、
「結婚したい」「2人以上子供がいることが理想」と考えるほとんどの人は
自然に若いうちに結婚するようになり、出生率はそこに伴った現象として、
上がるものなのだと思います。
その根本を無視して、金の出せる人だけが結婚できて、出産できる社会を
突き進めていく。
そこに未来がありますか?

 

 

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