合気道演武大会

日曜日から体のそこかしこが痛かったのだけど、やっと治った。

打ち合わせがてらの食事の最中に、テーブルに腕をつけたら、

なんだか肘が痛いなあと。

不信に思ってシャツの袖をめくったら、いっぱい青痣ができていた。

え、なに、不治の病的なやつ? みたいな感じで一瞬驚愕したんだけど、

よく考えたらその前日、養神館合気道の演武大会に出場していたのね。

 

 

いつも稽古でやっている技を6つやっただけなんだけど、

自分で思っている以上に張り切っていたようだ。

 



 

受け身の時、いつもより勢いよく畳を叩いたりしてた。

というか、いつも稽古しているところは床がマットなんだけども、

この日は畳だから。正直な話・・・

 

おいら、畳、叩きたかった・・・!

 

受け身で畳を叩くって、勢いを殺すためのものだし、そもそも、

今の時点でそんなに叩かなきゃならないほど激しく投げられるわけが

ないんだけど。

そういう…雰囲気? 空気? ニュアンス? スパイス? 的な?

 

なにより、高段位の先生の演武がすごくて、触発されたんだね。

いつも稽古していただいている先生や、先輩方の演武も気合が違って

かっこよかったから。

 

合気道をはじめて1年。

はじめた頃は、いろんな人から

 

「つづくのかね?」

「いまが最高潮に違いない」

「“3カ月で辞める”に3000点」

 

なんて言われまくっていたけど、やってみたらやっぱり楽しくて、

もっと練習したいって思うようになった。

 

ところで、先週、長年の読者の方から、杖をいただいた。

夜、ラテン音楽バリバリのアイララまで持ってきてくださって、

まわりの二丁目の仲間たちから

 

「木蘭なにそれ、スターウォーズ?」

「あ、もうハロウィンの準備してるの?」

 

ってかなり本気で怪訝な顔をされたけど。うれしー! 感謝感謝。

 

そういうわけで今週から、杖の稽古もはじめた。

昨夜は、寝しなに神道夢想流杖術の動画に見入ってしまい、

夜中にテーブルと観葉植物の位置をぐりぐり動かして、とりあえず

本手打ちの練習だけでも部屋でできるようにスペースを確保。

 

確実に、年内に、部屋のなかのなにかをぶち壊すと思う!

まず「杖がすっぽ抜けて、草間彌生の額にヒビ入る」に2000点。

 

しかし、私、アイララのお客さんや、読者の方に、やたらと武器や護身具を

いただいてしまい、恐縮…。

スタンガン、催涙スプレー、防犯ブザー、トゲのついた堅くて大きな指輪、

木刀、短刀、尖った銃弾のような形をしていて突くと痛い金属のキーホルダー。

 

いろいろ事件があったからね。心配されているんだね。

ありがとうございます。

たくましく育っています。

 

合気道 | - | -

合気道、6級合格したー!

ところで!

合気道、6級合格したー!!

合格してたー!!

 

このごろ木曜日が生放送になるパターンが多くて、稽古が週1回しかできない状況だったので、6級の指定技のほうは全然自信がなかった。それで、審査前の練習時間に、顔面いっぱいに

 

<せ、先生、先生! 横面打ち四方投げと横面打ち一カ条抑えぐらいしか自信なくって、っていうかあたし、誰も練習相手がいないから、マジやばいんですけど! Youtube見ながら、ひとりでエア入り身投げしてたんですけど! 投げてるはずが、投げられてたりとか! エア投げられですよ! 四カ条とか、どう見ても投げ釣りみたいになっちゃってますし! 三カ条とかまったくもって自信皆無! これもう、カイム伝!>

 

と書いて、S先生にテレパシーで訴えかけたら、

 

「おまえ、顔にいろいろ書いて訴えるなよ! 全然読めないから!」

 

すごい。見事に伝わってることに感動した。

 

審査は緊張するけど、師範から直接指導が受けられるのですごくわくわくする。

天地投げの「天」の手の使い方を教えていただいたんだけれど、師範の技を受けてみると、どういう風に力が流れているのか、いとも簡単に体が浮き上がってしまうので、なんだかうれしくなってしまった。

S先生も、師範の技をいろいろ受けていらしたんだけど、いつになくうれしそうな表情をされていた。若者Kくんも、いきいきしていた。

 

「強い」って、人をうれしくさせるんだな。

すごいことだとおもう。

合気道は、なにをもって「強い」のか、まだわたしには表現できないけれど。

 

そんないきいきしてる若者Kくんに受けてもらって、連続で片手持ち四方投げの稽古をしまくっていたら、貧血おこした

ああ、追いつかない四十路よ。

自由技で、何度でもくりかえしかかっていくやつあるけど、あれ、たのしいだろうなあ。

もっと体力つけて、何回でも受けられるようになりたいなあ。

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合気道お免状!

じゃじゃーん。

 

 

どや。

 

3月に受けた合気道の昇級審査、お免状をいただいた。

嬉しい! どうしよう、このまま達人になっちゃったら!

…とかすぐ調子のっちゃうヒヨッコ7級のわたしです。

 

でもほんとに嬉しいなあ。

去年9月に私が「ししし塩田剛三の養神館がきたんやでええええ!」って騒ぎながら突如として合気道をはじめたときには、友人・知人・先生・読者、ほぼ全員から「こいつ、続くんかいな…」という生温かい目で見られていたけど、ちゃんと続いてますよっ。

稽古と締め切りがいつもかぶるので、毎週朝7時から原稿スタートという激しさになってるし、森友問題が発生してから原稿のボリュームが多すぎてかなりヒイヒイ来てるけど、いつも「これが終わったら、三カ条やああああ!」とか思いながら猛然と地味にパソコンの前に座っているのだった。

 

審査って受けるほうがいいなとも思った。

最初は、ひとまず週1〜2回体動かす気持ちでやれたらいいだろうというところもあったけど、やっぱり技を覚えていくにも目標があったほうが良いし、実際にお免状を手にすると達成感があるから、また頑張ろうという気持ちになる。

なにより、入った道場の先生が初心者に優しい方だったのがすごく良かったんだろうとも思う。

合気道をぜんぜん知らなかったときは、「袴姿の仙人のような人物に、たびたび竹刀で太ももしばかれるに違いない…」とか勝手に想像してたからね。そもそも合気道で竹刀使わないのにだよ。

 

子どもの頃から徒競走は常にビリ、ハードル走は先に行った子が倒したやつをまたぐ方式でもビリ、100メートル走は20秒ぐらいかかるというドンくささだけど、つづけられる合気道道場があって嬉しい。

 

一緒に稽古していただいている黒帯の男性は、今度「百人取り」の審査を受けるそうだ。

一斉に100人が襲い掛かるイナバの物置方式なのか、それは老若男女100人なのか、百人百色で全員が違う技なのか、いろいろ想像をめぐらしてた上に、ずっと「百人斬りだと思ってたけど、ぜんぶ違ったらしい。

 

私も続けていけば、百人取りできるようになるかなあ。ってか、せっかく合気道はじめたなら、最終的にはむしろ百人取りたいよね。

合気道 | - | -

合気道の昇級審査を受けてきた!

合気道の昇級審査を受けた。
昇級といっても7級だから、初心者中の初心者なんだけど。

 

「(一)の時は相半身、(二)の時は逆半身……?」


「二か条って、はてなマークにやるやつですよね!?」


「四方投げの(一)? えぇっ!? (二)もありました!?」


「っていうか、相半身ってどっち半身!?」

 

審査直前は不安のあまり「相半身」も「逆半身」もゲシュタルト崩壊してしまい、関東のうなぎは背開きだったか腹開きだったか、いーや、なんでもいいからタレつけてうまけりゃいい! ……みたいな混乱状態にもなったけど(まったく意味不明)、S先生から優しいツッコミとともに懇切丁寧に教えていただき、なんとか形は習得した。

 

ところが、師範に審査していただくためにいつもと違う道場で受けたため、受け役をしていただくのが「初めまして」の方ばかり。もちろん誰が相手でも技をやれなきゃ合気道の意味がないのだけど、ぐっと手首を掴まれただけで

「…えっ、そんなに握るん!?」

ハラハラ感につつまれた。

しかも、みなさんずらっと正座して並んで見学されているし…。

 

「ひ力の養成」

 

受けをしてくださった黒帯の方に、今まで経験したことないほどモノスゴイ強さで手首を抑えられて、いきなり動揺する。

「お、重い……。う、うちの先生も、うちの黒帯の人も、こ、こんな思いっきり押さえつけないよお〜!

まるで「お年寄りの気持ち体験」の砂袋を手首に巻きつけられたかのような状態になり、いつもの練習通りに腕があがらず、「臂力」(腕・肘の力)を発揮するどころか、ただの「非力の幼生」になってしまった。

っていうか、どのように押さえられても、ちゃんと前膝を出すようにして正確な姿勢をとれればできるはずなんだけど…。

 

正面打ち。

 

気合を入れて、思いっきり面を打ちにいったら、力いっぱい受けられて、打ち込んだこっちのほうが、キーン!

「尺骨、めっちゃいてえ〜〜〜!」

 

 

……けど、こうして黒帯の方の受けの姿勢を拝見すると、足から背筋への筋の通った姿勢が勉強になるなあ。これが「つっかえ棒」だよね。

 

受けの方の黒帯感が光る。

 

またまた受けの方の巧みな「やられた感」が光る。

 

びっくりしたのが、いきなり「じゃあ膝行をやってください」と。

「し、しっこお!?」

大河ドラマのワンシーンなんかで、お座りになっている殿様の前に、家来が立ち上がらずに膝をつかって進み寄るときの動きですけど、稽古では一度もやったことがなかった。

ただ、たまたま、審査を受ける5分ぐらい前に、こちらの道場のみなさんがその「膝行」の稽古をされていたので、見よう見まねではじめてやってみたばかりだった。

 

やったことない動きで、昔の家臣の大変さに心馳せる。

 

師範から直接丁寧に膝の使い方を教えていただき、なんとかやりこなした。

 

「お許しください」

 

結果は、合格。よ、よかった…。普段かなり懇切丁寧に教わっていながら、7級で落ちてたら、逆に伝説作ってしまうからね。S先生のご指導の結果という意味でもホッと一安心した。

昇級審査受けてよかった。最初は、体を動かす目的のほうが大きかったけど、やっぱり目標がこまかくあるほうがやる気出るし、やる気が出ると理屈も頭に入れようという気持ちになるし。よーし。やっぱり黒帯めざそっと。

 

やはり輝く受けの方の「やられた感」。

 

合気道 | - | -

原稿締め切りはじめ、合気道稽古はじめ

ライジングの締め切りを終わらせてから、合気道の稽古はじめだった。
寒いとケガをしやすいので、暖房を入れてあたたまっているんだけど、おかげで逆に夏場より汗をかいて、最後のほうは扇風機を回してちょうどよかった。

でも、たった二週間あいただけなのに、左肩の関節が凝り固まっているのがわかって驚いた。上達してきたので、先生が今までよりも強く関節をきめるようになったのかと思ったんだけど、
「ちがうよ、あなたが巻き肩になって関節がうっ血してるからだよ」
と。
うっ血した肩は死んでいるも同然だ、と言われたので、あしたから、肩のストレッチをすることにした。

・・・そっか、合気道やってるからかなあ、このごろお酒に弱くなったような気がするんだよね。全体の血流が良くなってるのかもしれん。頭に血が上るのも早くなったよーな気がするけど。

ライジングの連載、明日配信は、小説「わたくしのひとたち」
薄井沙智子の母子家庭支援シリーズ。
貧困家庭が、どういうわけかイタリアンバル化する不思議な現象をお楽しみ下さい。基本的にこのシリーズはすべて実体験です。
縮小社会のなかで、どこにでも「いらない物」が溢れかえってもいるんだよね。スマホでも、テレビCMをやるほど「フリマ」のアプリが流行って、使いかけのブランド化粧品が数百円で取引されているような時代だもんなあ…。

合気道 | - | -

合気道の達人がいっぱいだった

久しぶりにライジングのコメント欄を読んでいたら、
ゴー宣道場って合気道の達人がいっぱいいたんだ!?
17年間もやっているという凄い人もいるし、関西道場の設営隊には、女性の達人が2人もいるんだって。
合気道ブログを楽しみにしてくれている人はいたみたいで、初心者過ぎて恥ずかしかったけど、また書こうっと。

合気道をはじめて一番良かったと思っていることは、
虚弱過ぎた体がすこし鍛えらえてきて、机に向かっているときの腰痛が軽減されたことだ。
どんな技も、まずは正しい姿勢をとらなければならないので、日ごろから意識するようになったんだけど、姿勢を保つには自分の体がいかに硬くて筋力がないかがよくわかり・・・。
さらに、それが腰痛や頭痛やおなかポッコリなど、ありとあらゆる厄災の原因になっていたこともわかり・・・。

これじゃ怪我しそうだなとも思って、毎日、必ずお風呂上りにストレッチと筋トレを15分間やるようになった。
3日坊主で終わらないように、エクセルで表も自作!




マスがあると、〇で埋めたくなる性格なのよねー。
無理すると続かないから、スクワットは20回、腹筋も背筋も20回づつ。
股関節と開脚のストレッチは3分ずつ。
全部で15分。無理な日はやらない。

このぐらいでも、やらないよりはマシみたい。
はじめた頃は、前屈しても、膝や太ももの裏の筋肉がこわばって痛くて足首をつかむのも精一杯だったのが、半月ぐらいで、床に手のひらがつくようになって、現在もぞくぞく記録更新中。

これでもまだ、たまに朝起きた時首が痛い時があるんだけど、それは住んでるアパートが傾いてる影響だから仕方がない。
ベッドの下をのぞいて、傾斜を調整するために脚部6か所に挟んでいる雑誌の位置を戻す。これで翌朝は治る。
挟むには、『WiLL』と『hanada』が一番安定感があってよい(こんな雑誌、寝床の下に挟んでやるぅ! という気持ちになる号が多いのもその理由)。

『文藝春秋』だと芥川賞作品掲載号などが分厚過ぎて使い勝手が悪い。って、なんの話やねん。

 

さーて、今日は締め切りじゃい。

 

 

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合気道の演武大会

土曜日は、私が入門している養神館合気道の演武大会があり、
弁当を持って見学に出かけた。
日本全国と、海外の養神館道場から、師範の方々、門下生の方々が
集合して、次々と演武がくりひろげられていく。



私が会場に入った時は、たまたま若手の有力な有段者の時間帯で、
その動きの速さや激しさ、受けの人がぶんぶん投げ飛ばされていく様子に、
一瞬、
「な、なんちゅうところに入門してしもたんやろ・・・」
とひるんでしまい、お弁当をつつく手まで止まってしまった。
私が指導を受けている先生は、短刀取りの演武をされていた。
毎週、目の前でその稽古を拝見していたけれども、より一層、殺気に近い
気迫が漲っており、前のめりで見入ってしまった。

女性の師範や有段者も、私と体型がほぼ変わらないか、もっと小柄か、
あるいは私の母親よりも上と思われる年齢の方などが、屈強な男性を
どんどん翻弄していく。
思わずスマホでビデオ撮影した。今後の勉強にしようと思う。




弁当を食べ終えて、お茶を飲んでいると、周囲にウオームアップを終えた
らしい元気な袴姿の女性たちが集まりはじめた。
ふと見ると、彼女たち全員道着の腕のところに「ピーポくん」のワッペンを
縫い付けている。



ん? お巡りさん?
よーく周りを見渡したら、私が座っている一帯、ビニールテープで枠が作られ
ていて、「警視庁」というプレートがかけられていた。
養神館は婦人警官、機動隊、要人警護の警官などに技術指導しているので、
その出場枠があるのだ。審査員席にも、元警視総監の姿があるし。


わわわっ、警視庁席のど真ん中でのん気に弁当食べてしまった!
す、すみません。

あわてて移動し、その後、その元気な婦人警官たちの演武を見たのだけど、
これが本当に凄かった。やっぱり常に実戦の可能性に晒されているし、
訓練の内容も激しさもまったく違うのだろう。
こんなに頼りになる女性たちがいるのかと、思っていると、周囲の席からも、
「すげー・・・」という声が漏れ聞こえてきた。

 

合気道は男女混合で稽古するので、女性が男性を、男性が女性を組み伏せ
る姿もあるし、強い男性師範の演武の受け役を女性がやって、遠慮なく投げ
飛ばされたりもしている。
それはつまり、その女性がその技を受けられるだけの実力があるということだ。


私なんてまだ受け身も失敗することがあるほどだから、高度な技なんて全然
無理だからね。子供部門で、小学校低学年ぐらいの女の子が、きれいに型を
披露しているのを見たけど、ぜんぜん追いつけてないもの。

でもますますやる気が出た! ようし、まずは黒帯とるぞ!

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二ヶ条ができない・・・

昨日はライジングの原稿を出して、すぐ合気道の道場へ。
「片手持ち二ヶ条抑え」という技を練習しているんだけど、
なかなかうまくいかない。

腕をつかんできた相手の手首をひねり返してバランスを崩し、
手首の骨を極めたまま、物理の法則で床にひざまずかせ、
そのまま腹這いに引き倒して、後ろ手に腕をきめて制する、
というやつ。

 


暴れる犯人を逮捕するシーンとかでよく出てくる技だけど
うまく手首の骨が極められない。
師範に補助していただくと、たちまち相手が崩れて膝をつくんだけど
自分でやるとなかなか成功しない。
力を抜かないとだめだ、と。
力で制しようとしたら、自分より強い相手に負けるでしょ、と。
頭ではわかるんだけど、相手の手首を握った時点で力んでしまう。
数回に1回ぐらい、こちらが拍子抜けするくらい、ぐわっと成功するん
だけど。

その「拍子抜け」が自分の意識でできない。むずかしい。


合気道の道場に入門したと言ったら、私の知り合いたちは、みんな
「ええ!?」と驚いた顔をしてから、クスッと笑って「技きめてみてよ」
と気軽に腕を差し出してきたりしていたんだけど、
このごろ、たまにその「二ヶ条」がきいちゃうことがあるから、近づくと
「や、やめてよ、あれ痛いから」と言って腕を隠したりする。
なんだよもー。ばかにしたくせにー。
いやいや。私、まだ素人だから、ケガさせたら大変だからね。

でも、型や受け身はひとりでできるんだけど、関節極めるのとかは、
相手がいないと練習できないものなぁ。次回の稽古が待ち遠し。

 

 

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合気道日記「ひりきのようせい」?

きのうは、合気道の稽古で、使わない筋肉使って上半身が痛い。
左の前回り受け身が下手なんだよね。

私の習ってる流派は、「ひりきのようせいという、
青眼の構えから剣を振りかぶって下ろすという型の稽古が
あるんだけど、
最初、言われるままに真似してやりながら、頭のなかで


「ひりきのようせい」=「非力の要請」


と漢字変換していて、
なんで鍛錬しに来てるのに、もともと非力な私がさらに非力を要請

せねばならんのかと不思議だった。

これ以上の非力を私の体のどこへ要請すればいいんだろう、とか。
やっぱ合気道だし、力まないよう脱力を要求されるからかなあ、とか。
それで師範にたずねたら、笑われた。


「臂力の養成
 

だった。
腕力だけを単独で使うのではなく、体の重心を移動しながら、
腕にからだ全体の力を及ぼして相手に伝える練習なのだって。
似たような脳内変換をしてしまう人はいるらしくて、みんな
「非力の陽性」とか「ひじきの妖精」とかいろいろ思うみたいだ。


やってみると、日ごろの身体の動きについての考察があったり、
姿勢維持の理屈もいろいろわかって、なるほどと思うことが
いっぱい。楽しい。

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合気道日記

きょうは稽古休んでおこ。
ゴー宣道場の前日に、もし怪我したら困っちゃうから。
実は最近、合気道の道場に入門したのよ。
ずいぶん昔から「合気道の神様」と呼ばれていた塩田剛三の姿に、
並々ならぬ異常な興味があって、ビデオを借りてきて何度も見たり、
ネットでも、見たことのない動画があると夢中になったりしていて、
一時期は、友達にも塩田剛三の話ばかりするから笑われてたんだけど。

最近になって、近くに合気道の道場があると知り、
これはぜひ見学してみたいと、その場で連絡して、足を運んだ。
その日はたまたま、道着に黒袴を身に着けた有段者の方が何人かいて、
凛と背筋を伸ばして稽古されていて、かなり迫力があり、その姿に
魅了もされた。

終わりごろに、稽古をつけていた師範から
「せっかくだから、見てみたい技があれば実演しますよ」
と言っていただき、じゃあ塩田剛三が、ケネディ大統領のボディガードを、
手首をつかんだだけでバターンと床に組み伏してしまった、有名なあの
映像の技を・・・
とリクエストしたら、
10秒後、私は師範に手首をつかまれて、ぺちゃーんと床にひっくり返り、
呆然とするしかなかったのであった。

なんなの一体。
もう一回お願いします。

「じゃあ、ゆっくりやりますね。
いま、あなたからの力がこの向きに来てるから・・・その力をこっちに
流してやると・・・ほら、これ、あなた自身の力が、バランスを崩して、
あなたに跳ね返って、倒れていってるんですよ、わかります?」


ぺちゃーん。
全然わからないけど、凄いことだけはすごくわかった。
傍らでは、私ぐらいの体格の女の人が、男の人をひゅっと回してひっくり
返しているし。
合気道は、勝ち負けを競うのではなく、相手の向かってくる力に同化して、
相手の力を利用して制する武道だから、女性にも向いてますよ、と。
へー! そういえば塩田剛三も、155cm、45kgと小柄だった!



……というわけで、いま、私の部屋には洗濯した道着と白帯が干して
あるのであります・・・。

だれだ、すぐ辞めそう、と思ったのは。

 

 

 

 

合気道養神館公式技術書 合気道養神館精解技法体系 入門から黒帯への道標

 

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